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オンライン診療というDX

小学生の頃から花粉症と付き合っている。
子供の頃は今とは比べ物にならないくらい症状が重く、春が来るたびに憂鬱な気持ちになっていた。

社会に出た頃から鼻炎の症状が落ち着き、朝食の味が分かるくらいの鼻詰まりで済むようになっていった。
しかしそれと引き換えなのか肌が荒れやすくなった。
花粉症の発症箇所によって体質変化というものをまざまざと実感している。

花粉症歴20年以上。
そんな私が今年になって実感したDXを紹介したい。

まとめ

先に私が今回オンライン診療サービスを使うことで結果的に得られたものをまとめておきたい。

  1. 時間: 1時間半の削減

  2. お金: 700円の節約

  3. DXの実感による感動

  4. 有益なものにお金を払える喜び

なんて素晴らしいんだ。
どれも個人差はあるが、DXによって救われた当事者としてこの記事を書いていきたいと思う。


花粉飛散

ターゲットにしていたフルマラソン前々日くらいからいやに肌が荒れ始めた。

原因はなんだろう。ストレス?
フルマラソン当日に向けて丁寧に過ごしてるからから、普段より感じてないと思うんだけども。
緊張から来るストレスかな?
自分が思っている以上にナーバスなのかもしれない。

と適当にやりすごしていたが、フルマラソン後も酷くなるばかりだ。

そこで気付いた。
あ、花粉のシーズンだ。と。

いつもはくしゃみ・鼻水の方が先に来るが、今年は肌荒れが先に来たらしい。
予測できないから年が明けたあたりに予告してほしい。


苦手な皮膚科

耳鼻科でも皮膚科でも、処方される飲み薬は同じなので、花粉症の時期に皮膚科だけ通っている。

年2回。2月と3月。
30日分を2回。
この時期だけ通院。

地元に引っ越してきてから通っている皮膚科の先生が苦手だ。
なんだか態度はでかいし言葉はかるいし苦手だ。

あとから調べたらGoogleMapの評価は2.9。リアル。

私は薬が欲しいだけなのに、苦手な待合室で苦手な手持ち無沙汰タイムを過ごして苦手な先生の診察を受ける。
そして薬局でまた苦手な手持ち無沙汰タイムを過ごして知ってる説明を受けてようやく薬を受け取ることができる。

約2時間の拘束と3000円ほどの出費。
その対価として得られるまだジェネリック医薬品の出ていない効く薬。
あまりにも、釣り合わない。

出費はまあ仕方ないとしよう。
実費負担3割だし、我慢しようじゃないか。

でもやっぱりこの2時間はもったいない。
2時間あればマラソンペースなら30km走れる。
映画一本観れる。
英語めっちゃ勉強できる。
仕事の調整も最低限で済む。

その先で、苦手な先生のかるい言葉を聞く苦行。
苦しいという文字が2つ重なってる。

ああ、ここにお金を払いたくない。

そうだ、現代にはオンライン診療ってのがあるんだ。

検索してみよう

通院しようと早起きしたベッドの上。
まだ起動中の頭で、あの皮膚科の待合室も先生も嫌だなあと思いオンライン診療について調べてみた。

SOKUYAKUというアプリが一番最初にヒットしたので、とりあえずインストールしてみる。

会員登録はいたって簡単。
他のサービスと異なるのは保険証の登録があるくらいだ。
ただ写真を撮るだけなので何も問題はない。

保険証とクレジットカードがあれば、このアプリを使うことができる。

クリニックを予約

早速会員登録を済ませ、皮膚科を検索する。
地元だけでは考えられない量のクリニックがヒットする。
オンラインのメリット!

  1. 受診したい日時にマッチすること

  2. 初診受診可可能であること

上記2点をおさえつつ、あとはレビューと評価を確認して気に入ったクリニックを選んで予約に進む。
予約も1コマ30分単位で選べるので、2時間枠の中のどこかで連絡がかかってくるので構えておかなくてはいけないといったことは避けられる。

薬局を予約

薬の受け取りについては直接薬局に受け取りに行くか、配送してもらうかを選択できる。

今回私は発熱しているわけでもないので直接薬局に受け取りに行くことにした。
注意点としてはオンラインでの服薬指導を受けてから薬局に行く必要がある点だ。
これも30分単位での予約が可能なので、クリニックのオンライン診療とセットで予約を済ませる。

かかった料金

クリニック: 診察料+システム利用料165円
薬局: 処方料+システム利用料165円

クリニックと薬局でそれぞれSOKUYAKUのシステム利用料がかかるので330円がプラス分となる。
私の場合は、近所の苦手なクリニックの半額ほどの診察料で済んだので結果的には700円近く安く薬に在りつけた。

再診より初診の方が半額近いってどういうことなんだろう。
同じ薬を処方してもらっただけなのに。
もう地元のあの皮膚科には行かないぞ。
行かなくて済む喜び!

これぞデジタルトランスフォーメーション。
ありがとうSOKUYAKU!

振り返り

最初に書いた4つの得られたことについて振り返ってこの記事を終えたい。

1.時間: 1時間半の削減

個人的にはこれが一番嬉しい。
フレックス勤務の方は特に融通をつけやすくなるので時代に即した良いサービスだと思う。
大袈裟な診察の要らない受診の場合は、クリニックにいるほとんどの時間は待ち時間だ。
その不毛な時間を削減できる。素晴らしい。

2.お金: 700円の節約

個人差はあるが、私は今回オンライン診療を受けていなかったら元々通っていたクリニックの診察料が高いことに気付けなかった。
セカンドオピニオンの機会にもなったので良かった。

3.DXの実感による感動

デジタルトランスフォーメーション。
便利なそれっぽい横文字!ディーエックス!

しかしこれは確かにデジタルがトランスフォーメーションされていることを実感できた。(ルー)

これは確実に私の暮らしに変革をもたらしてくれた。

4.より有益なものにお金を払える喜び

苦手な空間へ行かなくていいし、苦手な先生にお伺いを立てる必要もお金を払う必要もなくなる。

有益だと思うサービスを運営するために、そしてそのサービスを取り入れているクリニック・薬局によりお金が分配される。

素晴らしい。ありがとう。
この取り組み、心から乗れるわ。




かかりつけ医による定期的な診察が必要といったオフライン前提の利用には向かないかもしれない。

しかし私のような季節性かつ対処法が明確な症状が出る人への一つの回答として、こうしてオンライン診療が普及していくことを切に願う。


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