見出し画像

シューズ記録: BROOKS | Glycerin 20

とても気に入ったシューズがあるので単発記事として残しておきたい。

シューズについてのスペックや詳細なデータについては他の方のブログでも紹介されているので、ここでは専門性ゼロの一市民ランナーがした買い物記録として書いていく。

興味を持ったきっかけ

初めてBROOKSのランニングシューズを購入した。

興味を持ったきっかけは藤原商会の藤原さんのレビュー動画。
併せてRuntrip MAGAZINEの解説記事も読んだ。


定番モデルであるGhostとの役割・立ち位置の違いについても解説されているため、試し履きをしたい気持ちが高まっていった。

購入に至った理由

ランニングシューズを購入する理由(と書いて口実と読む)はいくらでも湧き出てくる。
興味があるから、無限に思いつく。

しかし今回は明確な理由があって購入に至った。

要約すると、ジョグシューズの交換時期を迎え、今までと性格の異なる履いたことのないブランドのシューズが欲しかったからだ。

(その欲求をダラダラち3ブロックに分けて書いているので、読み飛ばしてもらっても構わない。)

1.ジョグシューズの交換時期を迎えていたから。

シューズの替え時は難しい。

もともとは、

  • HOKA ONE ONE | RINCON 3

  • NIKE | AIR ZOOM PEGASUS 39

上記の2足をレギュラーとして据えて普段のジョグを楽しんでいた。

どちらもとても気に入って履いていたが、走行距離がRINCONは800km、PEGASUSは700kmを超えてしまっており、交換のタイミングを迎えていた。

怪我をしないためにも、見た目に騙されず走行距離ベースでドライな判断をしようと考えている。

シューズと違って自身の脚は替えが利かない。
初心者だからこそ、この辺りは慎重な判断をしていきたい。


オールブラックで無骨な照りが気に入っている。

2.今までと性格の違うシューズを試してみたかったから。

せっかく新調するなら履き心地の違うシューズを試してみたい。

RINCON…とにかく軽量で反発力がある脚がよく回るシューズ。
PEGASUS…万能で総合力の高いシューズ。

共通点としては接地感が硬めであるということが挙げられる。
どちらもキロ5分より速いペースであればたんたんと刻みやすいシューズだが、キロ6分前後のペースでは反発があり余る感覚がある。

私の技量不足がほとんどの要因ではあると思うが、ジョグというよりはペース走のような趣になってしまう節があった。

それよりはもう少し肩の力を抜いて、自然や季節を楽しめるようなペースで走る時に使えるような優しいシューズが欲しかった。


このぽってりとしたソールがとても魅力的に映った。ムチムチのダンゴムシ。

3.今まで履いたことのないブランドを試したかったから。

NIKEならZOOM X INVINCIBLE RUN。
HOKA ONE ONEならBONDI。

今まで履いていたブランドでもクッショニングシューズがそれぞれラインナップされているが、今回は履いたことのないブランドを試したかった。

全米シェアNo.1シューズブランドだと言われたら一度は試してみたくなってしまう。


アウトソールは全面にビッシリと。耐久性は気にしなくてよさそう。

以上3点の理由から、BROOKS Glycerin 20の購入を検討し始めた。

購入したときの感想

初めてのブランドということもあり、フィット感や感触が不安だったので実店舗で試してから購入することにした。
スーパースポーツゼビオ 渋谷公園通り店にて購入した。
BROOKSは他の有名ブランドより取扱店が多くないので、大型店舗に足を運んだ。

Glycerinと共に、同ブランドの定番モデルであるGhostとの違いも知りたかったので両方試させてもらった。

サイズ感はどちらもいつも履いている26cmでジャストフィットだった。
つま先部分はNIKEやADIDASよりゆとりがあり、指先の不快感が少ない。
Ghostの方がフィット感が若干良かったように思える。

踵のホールド感がしっかりしており、安心感を覚えさせてくれる履き心地だった。

重さの違いはほとんど感じなかった。
足入れ時点ではGhostでいいかなと思った。(ちょっと安いし。)

しかし店内を軽く走らせてもらったときにビビッと来たのはGlycerinの方だった。

Ghostは新品状態のPEGASUSに近いものを感じた。
なので、感触はいいが、知っている感覚だった。
新鮮味はない。

一方Glycerinのクッショニングは今まで味わったことのないリッチ感があり、思わずにやけた。


横から見ても分かるこのムッチリ具合。このミッドソールが衝撃を吸収してくれている。

購入後の感想


購入後、70km強走ったので感想を書いておく。

購入時の印象通り、衝撃吸収性に長けていることが素人でも分かる履き心地。

最近はクロスカントリーコースを朝のジョグで走っているのだが、Glycerin + クロカンのフカフカ具合は病みつきになる…!

もともとPEGASUSで走っていた時もクロカンのフカフカ具合が癖になっていたが、Glycerinは体感30%ほどプラスでその着地衝撃が和らいでいるような感覚がした。

また、クロカンからアスファルトに戻った時の感覚にも違いがある。

脚に疲労がある状態でPEGASUSを履いて、クロカンからアスファルトに戻ると得も言われぬ不快感があった。
例えるなら、冬の寝床でいきなり掛け布団をすべて剥がされたような感覚を覚えていた。
快適性が一気に損なわれ、かなしい気持ちになることが少なくなかった。
あんなに心地よかったのに、いきなりこれですか。と寒空の下でひとりでに真顔になっていた。

しかしGlycerinの場合はそこまでの不快感を感じずに済んでいる。
さっきの例えを引っ張ると、毛布を一枚残してくれる優しさを感じる。
まあ、これなら受け入れられます。と敬語で妥協する感じ。

毎朝のジョグでこの体感の違いによる恩恵を受けられるのは大きい。
こういった機微も市民ランナーの私にとっては大きなポイントになる。

敢えてマイナスポイントを上げるとするなら、ソックスとの相性によってはシューズ内で足が滑りやすい気がする。

PEGASUSやRINCONはしっかりホールドしてくれて、靴紐を縛ったらシューズの中で足が前に滑ることはなかったが、Glycerinの場合は若干滑る。
サイズはフィットしているのだが、前足部のゆとりの部分が少し損なわれるケースがたまにある。

ジョグだからと、靴紐をギュッとは締めずに走ることがたまにあるが、Glycerinでそれをやると後で結局締め直すことになる。
これはPEGASUSやRINCONでは起きなかった事象なので若干気になっている。

あまりの履き心地の良さから、普段履きにもガンガン使っているのだが、靴紐は毎回しっかり締めて使おうと思う。


3時間ジョグ(35.17km | 5:07/km)をしたときの写真。後半も脚のダメージが少なく楽しく走ることができた。このシューズを買ってからモノトーンでまとめることが増えた。

おわりに。

慣れないシューズレビュー(?)記事を書いてみた。

せっかく趣味にお金を投じているのだから、という面もあり。
素人目線の感想を書いてみた。

ジョグシューズはもう一足新調予定なので、また購入した際には記事にする予定。
今は春頃に発売が予定されているCLIFTON 9が気になっている。


この記事が参加している募集

よろしければサポートお願いします。励みになります。