ひっこし準備 夫婦で違いを感じたこと
引越しまであと10日、私と夫は家族４人分の荷物を毎日少しずつ段ボールに詰めていました。今回の引越しで間取りは2LDKから6LDK（大きめの倉庫つき）へと倍以上の広さになるものの、賃貸から持ち家への引越しということもあって荷物は減らしていこうと夫と話し合っていました。
次の家にはおじいちゃんおばあちゃんになっても住むつもりで引っ越しをするので、今回の引っ越しで持って行ったものはずっと置いておくであろう、必要のないものとはお別れをしていこう、そう考えて。
引越し準備で人柄が出るなあと感じたことがいろいろあったので、忘れないためにも書き残しておきます。性格が違う夫婦の方や、大掛かりな引っ越し経験のある方には共感いただけると嬉しいです。
「段ボールに服を詰める」ということ
「段ボールに服を詰める」というと皆さんどんな状態を思い浮かべるでしょうか。有無を言わせずグシャリと畳まずに服を入れている様を思い浮かべた方、気が合いそうです。
夫が私の服の入った段ボールを見て目を見開き「信じられない！」とひとこと。その反応で「あ、これは雑なことをしていたんだなあ」と気がつきました。
洗濯物を畳むのは夫の方が格段に綺麗できっちりとしているし、子どもたちの汚れた白い体操服を頼むから洗わせてくれという夫なのでその反応は意外でもないのですが「いいやん！どんなふうに入れても人の自由！」と訴えつつ、後で畳み直して段ボールに詰めました。そしてちょっと雑な自分を恥じました。
そんな風なので、ひっこし準備も夫婦で全然違いました。そもそも物の量が圧倒的に多い私は自分の私物だけでかなり時間を要してしまって「ずっと同じ部屋の荷物を片付けているなぁ」と思われていたようでした。夫の私物が段ボール8箱くらいなのに対して私の私物が段ボール30箱近く…時間がかかることだけは、仕方ないと思ってほしいところです。
物を持つ人持たない人
私の荷物は紙類がとにかく多くて（しかも整理されておらず至る所にある）大変でした。普段から試し刷りしたものなんかも置いてあるし、思いついたアイデアを書き留めたメモなんかもたくさん。見返してみるとこれは後々使えるかもしれないなんて思うと捨てられず。
原画やアートスクールに通っていた時の課題も出てきて自分の過去のモードデッサンや先生からのアドバイスを見返していたら手が止まっていたり。先生からもらったアドバイスは的確で、今でも課題だなと思うところも多いのでとっておくことに。
一方、夫はあまり物を持たない性分で、どんどん荷造りを進めていきます。夫婦でもこんなに違う物だなぁなんて思いましたが、置いて行かれてる感がすごくて私も手を早めました。
わたしの荷造りで時間がかかったものランキング
1位 紙類の整理（郵便物や印刷した紙類、資料）
2位 画材（あちこち置いていた上種類も様々）
3位 文房具（ホチキスやハサミが３個ずつ、シャー芯の替えが10個ほど発掘）
ソファの解体、楽しいと思うことが違う面白さ
引っ越し業者の方に「ソファは足を取っておいてください」と言われていたので夫が解体していました。
解体しながらこのIKEAで買った2人がけのソファ、どうやって組み立てたんだっけ？という話になり夫は知らないよと言うのであれ？と思ったら、どうやら私が一人で組み立てたらしいのです。（すっかり忘れていました）
「組み立てたかったのに仕事から帰ってきたらもう組み立ててあったんだよ」と思い出したように言われ、「組み立てたかったのか」とおかしくなりました。家具の組み立てや解体って私なんかは面倒だと思ってしまうのですが、大工仕事が好きな夫は構造がわかったり組み立て自体が楽しいようでなんだかありがたいなあと思ったりします。
さいごに
引越し準備は夫にひっぱられる形で（どんどん先に片付けていくので）1ヶ月前からコツコツとやってきましたが、それくらい前に始めておいて良かったと心の底から思いました。特に紙類が多い方、早めに仕分けするのをおすすめします。
2人で同じ作業をしているとずいぶん違う物だと感じることが多くて面白かったです。「共通のものがあって楽しい」ということもありますが、「違うところがあっておもしろい」と感じた引っ越し作業でした。
夫とは性格が全然違うなぁと思うことが多いのですが、楽しく仲良く暮らしています。性格が違うからこそ、なのかもしれません。
引越し当日、空っぽになったこの家をまた写真に収めたいと思います。
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