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なかのアセット 全銘柄開示に賭けた想い ~圧倒的な誠実さで向き合いたい~

 「クオリティ・グロース投資入門」(第4回) ここまでのまとめ

 なかのアセットの運用部の山本です。このnote連載も4回目となりました。わたしのnoteは、なかのアセットのnoteの「マガジン」として「クオリティ・グロース投資入門」に「格納」されています。

 マガジンのリンクはこちらになります。↓

https://note.com/nakanoam/m/m42fa600a1080

 noteの初回はクオリティ・グロースという運用スタイルについて名が体を表す運用会社でありたいと書きました。2回目は投資を文化にする挑戦について、投資がもたらすプライスレスな価値を社会と共有したいと書きました。そして、3回目はわたしたちが目指すエンゲージメントについて。基準高く生きること。優れた倫理が優れたビジネスなのだということ。これらは、なかのアセットの運用部長としてのわたしのお客様への「公約」と考えています。

 3回目のnoteに書いた通り、以下の3つのステップで、よりよい社会を目指しています。

 ステップ1 企業の掲げる理念や事業の社会的意義を共有すること。

ステップ2 共感すべき価値観を友達や仲間に伝えて共感の和を広げること。

ステップ3 共感の総和を増やすこと。「結果として」、企業価値が向上していく。

 さて、上記ステップを実行するために、わたしたち運用部は、どうあるべきでしょうか。

もちろん、愛とリスペクトを忘れず、他者に寛容でなければならないでしょう。メンバーひとりひとりが常にベストコンディションを保ち、基準高く自己を律する必要があるでしょう。

 共感の輪を広げるには、それだけでは足りないのです。

note 第4回 継続は力なり

会社のブランドを築くには長い時間が必要です。

 わたしたちひとりひとりの運用者が「この人たち、圧倒的に誠実だよね」と皆様から、いつか認めてもらえるようになること。社会からの信頼をひとりひとりが勝ち取ること。共感の輪に加わってくださった、倫理高い人々から、運用会社も社会に必要だと信頼されるようになること。倫理高い誠実な経済や公平で機会の平等が担保された透明な市場を運用会社の責務として次世代に手渡すことです。

 百里の道も一足からといいます。

 圧倒的に誠実に生きる。たとえば、今日一日。そのぐらいなら、わたしたちにだって、できることです。

それを日々、続ける。これを当たり前にして生きる。

 われわれはベンチャー企業です。歴史あるファンドではありません。トラックレコードもありません。一体、何がわたしたちにあるのでしょうか。投資候補先に対しても、投資先に対しても、顧客に対しても、そして、なによりも自分自身に対しても、圧倒的な誠実さで生きる。それを日々、継続する。そのような、意識の高い集団であって、世間からは、ほんの少しだけ認知が高まるのでしょう。

 わたしたちは、日本で一番、透明な運用でありたい。日本で一番、正直な運用者でありたい。

 投資先を保有してからも、刻々と時は流れ、社会情勢は変化していきます。予期しないことがどうしても起こってしまいます。そのとき、「間違えました」、「すみませんでした」と、お客様に頭を下げることができるアクティブ運用チームでありたい。そう思っています。わたしたちは、企業の社会的価値の重さや事業価値の将来性を短期の株価動向よりも重視しています。しかし、それでも、みなさまにお約束できることは、正直であることや、透明であること、圧倒的に誠実であることに限られます。なによりも自分自身のカネや株価が大事だ、アクティブなのだからインデックスに短期で勝て、という期待には応えることは出来かねます。わたしたちは、あくまで、プライスレスな価値を追い求める集団でありたいからです。 

なかのアセットの挑戦。なぜ全銘柄の開示をするのか

わたしたちは、投資先全銘柄のポジションを開示しています。ポートフォリオこそがわたしたちの商品です。ですから、全部を開示すれば、ファンドを買わずとも、そのポートフォリオを真似することができます。

多くのファンドは、真似されることが価値の毀損になると考えているのでしょう。全銘柄を開示するファンドは多くありません。それでも全銘柄開示に至ったのは、「真似されるなら本望」と思ったからです。

 スタートアップの投資信託会社である、なかのアセット。よちよち歩きの赤ん坊のような会社です。それでもその会社を最初から応援してくださるお客様やこのnoteをわざわざ時間をとって読んでくださる方がいらっしゃる。

わたしたちのアクティブシェアは95%。真のアクティブを目指しています。わたしたちは、それでも、間違えることがあります。正直、長期投資といえども、理想通りには上手くいかないのが現実です。

2024年7月7日楽天証券様25周年イベントにて。なかのアセットのチラシを配る運用部のメンバー

わたしたちは、みなさまと、「価値」を共有したい。個々の投資先とのストーリーを共有したい。失敗からも共に学びたい。わたしたちは価値の共有がしたいのであって、ファンド残高を増やしてお金儲けがしたいわけではありません。わたしたちは、日本の運用業界の在り方を変えたいと思っています。ですから、20代の若手アナリストを育てているのです。次世代につながる圧倒的に誠実な運用を未来に託しているのです。

 わたしたちが、真似されたいのは、保有先銘柄というよりも彼らの企業理念です。企業理念に則った視座高い生き方です。投資とは技術や手段ではなく態度のことです。数多の価値観から自己の生き方を選ぶことであり、生きる態度を決めることだと信じているからです。

 運用チームの誰がどのような思いで、社会的価値をみなさまと共有したがっているのか。わたしたちはなぜ、投資先の企業理念に共感しているのか。人類にとって真に大事だとわたしたちが考えることを圧倒的な誠実さで、みなさまに伝えていく、それが、新しい時代のアクティブ運用の姿であったらいいなとわたしは思っているのです。

 長期投資なのだから、隠し事はなにもないのです。生き方も銘柄も大いに真似をしてください。出来立てほやほやのチームです。真似されるなら本望です。わたしたちは基準高く生きたいと願っています。みなさまに大いに真似されるような生き方をしたいと思っています。

 マンスリーをぜひ、お読みください!

さて、今月のマンスリーも正直に包み隠さずに書いてみました。

 なかの日本成長ファンドのマンスリーはこのリンクを踏めば読むことができます。


 上は、なかのアセットのyou-tube動画です。運用部セミナーも短く編集した動画にしています。ぜひ、ご覧ください。

 わたしが所属する、なかのアセットは、積み立て王子こと、中野晴啓(なかのはるひろ)さんがオーナー兼経営者として率いる長期成長株投資に特化した少数精鋭の資産運用会社です。株式運用を高度化し、国民文化に昇華していくことは、なかのアセットの社会的責務のひとつです。わたしたちは短期の株価動向に一喜一憂する態度から一線を画します。そして、確固たる長期展望に基づき、長期投資の在り方を社会に対して提唱していきたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。みなさまのご指導ご鞭撻、応援をよろしくお願いします。

(山本 潤)

 この記事は情報提供を目的として、なかのアセットマネジメント株式会社によって作成された資料であり、金融商品取引法に基づく開示資料ではありません。投資信託は値動きのある有価証券等に投資しますので基準価額は変動します。その結果、購入時の価額を下回ることもあります。また、投資信託は銘柄ごとに設定された信託報酬等の費用がかかります。各投資信託のリスク、費用については投資信託説明書(交付目論見書)の内容を必ずご確認のうえ、ご自身でご判断ください。

 商号:なかのアセットマネジメント株式会社(設定・運用を行います)金融商品取引業者:関東財務局長(金商)第3406号

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