中野 朱里

大抵のことは体育座りにより帰結する

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春の夜は冷たい

おんがく.13 君の知らない物語/supercell おんがく.シリーズの始まりが「日常」/星野源だったので、なんとなく思い浮かんだこの曲の歌詞を、すべてのタイトルにしてみ…

中野 朱里
1日前
3

見つかったって 届きはしない

おんがく.12 角を曲がる/平手友梨奈(欅坂46) ソロ曲。てち(平手友梨奈)が最後に出たLIVE、アンコールはこの曲で幕を閉じた。満杯の東京ドームから一瞬にして歓声を引き…

中野 朱里
1日前
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「あれがデネブ、アルタイル、ベガ」

おんがく.11 いかれたbaby/Fishmans 1993年。たくさんカバーされている名曲。唯一無二の歌声、作詞作曲を担っていたボーカルが33歳という若さで亡くなってしまったので…

中野 朱里
1日前

どうかお願い 驚かないで聞いてよ

おんがく.10 ノーマルアタマ/ゲスの極み乙女 ファンクラブイベント初回投票第一位曲。サポート演奏を入れてメンバー全員がダンスしながら登場する激アツLIVEもあった。…

中野 朱里
1日前

君の事を

おんがく.9 深夜高速/フラワーカンパニーズ 1989年結成名古屋発THE日本のロックバンド。名古屋っぽい。2004年の曲。名曲。 ずっと聴いていた。ずっと探していた。深夜、…

中野 朱里
1日前

いつからだろう

おんがく.8 よるのあと/adieu THE 有村架純主演映画「ナラタージュ」主題歌を歌った正体不明の歌手adieu。その正体は上白石萌歌でしたとさ。THE FIRST TAKEの1回目を飾…

中野 朱里
1日前

星が降るようで

おんがく.7 夜の踊り子/サカナクション 東京モード学園のCM。衝撃だった。なんだこのかっこいい曲は。 サカナクション・山口一郎のこだわりたるや。音楽に関わる新しい…

中野 朱里
2日前

真っ暗な世界から見上げた夜空は

おんがく.6 ただいま/手嶌葵 唯一無二の歌声シリーズ1人目。ずっと聴いていられる。「テルーの唄」と「黄昏」が大好き。でもこっちの曲にしました。 2021年リリース。高…

中野 朱里
2日前

歩いた

おんがく.5 Drifter/キリンジ まだ兄弟でバンドをしていた頃の歌。いまは弟が脱退して、兄が別のメンバーとキリンジをやっている。 弟が抜けてからの曲はあまり聴いてい…

中野 朱里
3日前
1

バカみたいにはしゃいで

おんがく.4 鴨川/前野健太 前野健太のことはなにも知らない。他の曲も知らない。このMVの踊りはクセになる。踊っているav女優のことも知らない。20代半ば、誰かが教えて…

中野 朱里
3日前
1

明かりもない道を

おんがく.3 ノーワー/リーガルリリー 2016年冬(たぶん)。おそらくはお店の有線か垂れ流されたテレビから、彼女たちの「リッケンバッカー」という曲が流れてきた。偶然だ…

中野 朱里
3日前

たまには良いこと言うんだね

おんがく.2 悪口/aiko 公式の動画がありませんでした。 2000年3月発売の2ndアルバム「桜の木の下」に収録されている曲。「カブトムシ」も入っている名盤。 aikoはいまで…

中野 朱里
4日前

いつも通りのある日のこと

おんがく.1 日常/星野源 音楽大好き星野源。 ドラマに映画に歌にエッセイと大活躍、世の男どもが「全然イケメンじゃねぇじゃん」と騒いでたのもいまは昔。皆の永遠のア…

中野 朱里
5日前
1

晩春の候

日記.3 4月26日(金) いつの間にやら春も半ばをとうに過ぎまして、身体も精神も不調気味の私です。こんばんは。 まるで冷め切ったピザの耳みたいに、無機質で味気のないそ…

中野 朱里
7日前
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恋なんて、あっという間。

日記.2 3月24日(日) ちょろりとアメ チュッパチャップスを食べています。美味しい、というか心が癒されます。こんばんは。 祖母が私を認知できなくなっていました。私だ…

中野 朱里
1か月前
1

飴、夜更け過ぎ

日記を書きます。 日記.1 3月8日(金) 広く言えば午前中、雪が降った。 花粉の飛散が「とても多い」日々だというのに、外は未だとても寒い。冬が去ることを拒んでいるのか…

中野 朱里
1か月前
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春の夜は冷たい

おんがく.13 君の知らない物語/supercell おんがく.シリーズの始まりが「日常」/星野源だったので、なんとなく思い浮かんだこの曲の歌詞を、すべてのタイトルにしてみた。日常=いつも通りのある日のこと、という具合に。 なのでオマケにこの曲も追加。 アニメ「化物語」のテーマソング。アニメは観ていないのでよくわからないが、とてもいい曲だと思う。『あれがデネブ、アルタイル、ベガ』言葉のリズムも気持ちいい。 よく聴くと?MVを観ても、なかなかに切ない。青い春。そういえば

見つかったって 届きはしない

おんがく.12 角を曲がる/平手友梨奈(欅坂46) ソロ曲。てち(平手友梨奈)が最後に出たLIVE、アンコールはこの曲で幕を閉じた。満杯の東京ドームから一瞬にして歓声を引き出す、まさに圧倒的カリスマ。 まだCDデビューもしていない頃、デビュー当時の朗らかな笑顔は数年も経たず消えてしまった。鋭い眼力に目を奪われ、全身で表現される'抵抗'に呑み込まれる。てちのパフォーマンスは伝説になりました。 アンチも多いが、私は大好き。繊細で、傷だらけで、それでも顔を上げて笑ったり怒ったり

「あれがデネブ、アルタイル、ベガ」

おんがく.11 いかれたbaby/Fishmans 1993年。たくさんカバーされている名曲。唯一無二の歌声、作詞作曲を担っていたボーカルが33歳という若さで亡くなってしまったので、いまはもうほぼ活動していない。日本における最高のロックバンドの一組だと思う。思っている。 雨降り。寒い。今週は、ワクチンを打って永眠していた(仕事はした)。死んだひとの夢をみた。現実はいつだって悲しいから、ひとは夢をみるのだと誰かが歌っていた。週末に雨が降っているので、何処かの雨男くんが何処

どうかお願い 驚かないで聞いてよ

おんがく.10 ノーマルアタマ/ゲスの極み乙女 ファンクラブイベント初回投票第一位曲。サポート演奏を入れてメンバー全員がダンスしながら登場する激アツLIVEもあった。今年のライブは普通に演奏していました。 2014年発売のアルバム「みんなノーマル」に収録、というよりもはや表題曲である。ピアノアレンジが秀逸。キーボードのちゃんまりは絶対音感で、名こそ表に出ないが、ゲスのすべての曲はえのぴょんこと川谷絵音がつくり、ちゃんまりが譜面に起こしたりアレンジ案を出している。楽しそうに

君の事を

おんがく.9 深夜高速/フラワーカンパニーズ 1989年結成名古屋発THE日本のロックバンド。名古屋っぽい。2004年の曲。名曲。 ずっと聴いていた。ずっと探していた。深夜、金網越しに高速道路を見下ろしながらいつも考えていた。 『そんな夜はどこだ』 心臓の音がすべて。そんな曲。 2022.12.9

いつからだろう

おんがく.8 よるのあと/adieu THE 有村架純主演映画「ナラタージュ」主題歌を歌った正体不明の歌手adieu。その正体は上白石萌歌でしたとさ。THE FIRST TAKEの1回目を飾ったのは実は彼女。透き通る歌声に力強い眼差し。多くのアーティストから楽曲提供を受け、いまもadieu名義で歌手活動にガッツリ取り組んでいる。 『あなたが嘘をつかなくても生きていけますように』と手を離したことは幾度かありますが、あれは幻だったんでしょうか。 なぜ嘘を吐くのでしょうか。な

星が降るようで

おんがく.7 夜の踊り子/サカナクション 東京モード学園のCM。衝撃だった。なんだこのかっこいい曲は。 サカナクション・山口一郎のこだわりたるや。音楽に関わる新しい取り組みを次々と試す。ライブ会場のスピーカー、暗闇でのライブ、、、突然踊り出す謎。 サカナクションって、一体何人いるんだろう?グッズへのこだわりも他のアーティストとは一線を画す。値段もきちんと一線を画す。 音楽大好きだからこそ作り出す音楽を、音楽大好きな人たちがこぞって聴く。ファンの熱量たるや。 『にわか雨の

真っ暗な世界から見上げた夜空は

おんがく.6 ただいま/手嶌葵 唯一無二の歌声シリーズ1人目。ずっと聴いていられる。「テルーの唄」と「黄昏」が大好き。でもこっちの曲にしました。 2021年リリース。高橋一生と綾瀬はるかのドラマの主題歌だったらしい(観ていない)。噛み合っているところが全然イメージできないけど、観てみると意外といい感じ……らしい。 繊細で、優しくて、儚くて、少し冷たくて。とても好き。忘れ物の腕時計が時を刻むというよくある静と動の描写にあるように、わりとシンプルな歌。手嶌葵の歌声が主役。その

歩いた

おんがく.5 Drifter/キリンジ まだ兄弟でバンドをしていた頃の歌。いまは弟が脱退して、兄が別のメンバーとキリンジをやっている。 弟が抜けてからの曲はあまり聴いていないのでわからない。「エイリアンズ」という曲がある。至高のラブソングだ。この曲もどうやらラブソングらしい。 退廃する世界をテーマにした青年漫画のテーマソングにでもならないかなァ。何の漫画のエンディングだったら似合うかなァ。 さっき初めて知ったけれども、bank bandがカバーしているらしい。今度、聴いて

バカみたいにはしゃいで

おんがく.4 鴨川/前野健太 前野健太のことはなにも知らない。他の曲も知らない。このMVの踊りはクセになる。踊っているav女優のことも知らない。20代半ば、誰かが教えてくれた曲。 京都に行ったとき、鴨川沿いを歩いた。これがあの曲の「鴨川」かぁ。それが感想。確かに等間隔にカップルが並んで座っていたよ。夏の鴨川だった。オオサンショウウオは見つけられなかった。 『ロッカーはいろんな歌を知っている』。高校生か大学生か、「アヒルと鴨のコインロッカー」の小説を読んだ。よくできた小説だ

明かりもない道を

おんがく.3 ノーワー/リーガルリリー 2016年冬(たぶん)。おそらくはお店の有線か垂れ流されたテレビから、彼女たちの「リッケンバッカー」という曲が流れてきた。偶然だった。偶然にして衝撃だった。一瞬にして心奪われ、その時から毎日聴き続けた。『おんがくも人を殺す』。 チャットモンチーの再来か、とも過ったが、それは全然違う。チャットモンチーについてはまたいつの日か。 圧倒的ボーカル。曲をつくっているのもボーカル。スリーピースガールズバンド。そのボーカル・たかはしほのかの世界

たまには良いこと言うんだね

おんがく.2 悪口/aiko 公式の動画がありませんでした。 2000年3月発売の2ndアルバム「桜の木の下」に収録されている曲。「カブトムシ」も入っている名盤。 aikoはいまでも時々聴くけれど、ずっとこの曲がいちばん好き。中学の頃からずっと聴いてる。ずっと共感している。「三国駅」「桜の時」「えりあし」……たくさん聴いた。最近は「ストロー」がお気に入り。『君にいいことがあるように』。 予測のつかない不安定かつ唯一無二のメロディライン。これまでの歴史のなかで不正解とされて

いつも通りのある日のこと

おんがく.1 日常/星野源 音楽大好き星野源。 ドラマに映画に歌にエッセイと大活躍、世の男どもが「全然イケメンじゃねぇじゃん」と騒いでたのもいまは昔。皆の永遠のアイドル・ガッキーと仲良くめでたしめでたし。 「あいつ暗くて、飲みに行っても全然喋んなかったよ」「でも女にはもててた」と、売れる前の星野源を知る先輩は云う。どう考えても根暗じゃんか。小学生時代にトイレ(だい)を漏らしていじめられていたというエピソードは自身で語っており、有名な話だ。自己形成段階での集団環境下におい

晩春の候

日記.3 4月26日(金) いつの間にやら春も半ばをとうに過ぎまして、身体も精神も不調気味の私です。こんばんは。 まるで冷め切ったピザの耳みたいに、無機質で味気のないそんな人間になっている予定だった。それなのに近頃の僕ときたら、半端な情熱を持て余し恥ばかり増やしている。 ある朝突如放り出された道路沿い。車の波を目の前にして、真っ暗闇にひとりでいるようなそんな絶望を感じた。心の中に誰もいないということはこういうことかと、我に返った瞬間だった。それはつまり、いままで何も見よ

恋なんて、あっという間。

日記.2 3月24日(日) ちょろりとアメ チュッパチャップスを食べています。美味しい、というか心が癒されます。こんばんは。 祖母が私を認知できなくなっていました。私だけでなく母(娘)も叔父(息子)もです。果たしてどっちが、幸せなのだろうかと思います。いま幸せならそれでいいかな、と思います。いままでつらいことが多かったのかな、と思います。それすらこちらの、限られた情報でしかないエゴなのだと思います。人間って、なにがいちばんいいんだろうな。 ひと一人の感情なんて、本当に一

飴、夜更け過ぎ

日記を書きます。 日記.1 3月8日(金) 広く言えば午前中、雪が降った。 花粉の飛散が「とても多い」日々だというのに、外は未だとても寒い。冬が去ることを拒んでいるのか、春が訪れることを躊躇っているのか。半端な日々で、半端に過ごしている。今日この頃の私です。 3月も気付けば一週間が過ぎた。年度内に終わらせるはずの業務タスクは、消化せど消化せど増える一方だ。ずっと重いリュックを背負い続けている感じ。こんなんで来年度やっていけるのだろうかと、不安も膨らむばかり。 人事異動の