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【北風じゃなくて太陽を目指そう】

先ほど朝活の場で参加者の1人の方が身内に精神疾患を患っているのでどう対応して良いか悩んでいると話していた。

確かに身近な人が精神疾患を患っているとなかなか対応が難しい。良くなって欲しいと願うあまり、口を出しすぎて相手に不快感を与えたり、「自分は責められている」と感じ苦痛を与えてしまう場合も多い。どうしたら良いのだろうか?

その時わたしの経験上思いつくのは「北風と太陽」という童話。

多くの人は病気を患っている人に「良くなって欲しい」と願うばかり過剰なアドバイスをしてしまいがち。

でも、当事者にとっては正直重く感じてしまう。

要は北風のごとく無理強いしても病はよくならない。

そうではなく、太陽のごとく暖かく見守ることが大切。

まずは、当事者のそばにいるあなたが元気よく生きていることを相手にほんわか伝える。精神疾患患者はただでさえ暗い気分なのに周りまで暗かったら、いつまでも明るくならない。

身近なあなたが太陽のごとく照らしてあげる。

その上でアドバイスしたいことを実際の行動で示してあげる。

口だけでいろいろアドバイスしても精神疾患患者には響かない。思考力は落ちているし、イメージもわかず、患者自身が行動に移せない。

身近にいるあなたが”お手本”を見せてあげる。

例えば、「最近1日の終わりに今日良かったことを3つ思い出して日記にしてて。これが結構楽しいのよ。」と自分の行っている日記帳を見せてあげる。

決して患者に無理強いせず、「自分はこんなことが楽しい。」と伝えるだけでもだいぶ結果は違う。

これらを繰り返すうちに患者の中には興味を持って行動することができるだろう。

できる限りの範囲でいいので行動のお手本を示してあげるのだ。

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