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「自分で決めると道が拓く。“第二の実家”で待ってます!中谷翔」

ショー君(中谷翔さん)との出会いは、中村あっちゃん(中村あつよしさん)が昨年秋から始めた1年間で夢を叶えるオンライン講座「くるまざ大学」。俺はあっちゃんから「くるまざ大学」講師を依頼され、「くるまざ大学」ファシリテーターだったショー君とZOOMイベントで会った。そのZOOMイベントで同じく「くるまざ大学」講師に呼ばれ、今、TV「ガイアの夜明け」などメディアに引っ張りだこの株式会社おてつたび代表取締役CEO永岡里菜ちゃんとショー君にvoicyラジオの出演依頼をした。

京都に生まれ育ったショー君は、新宿の大手旅行会社の就職を機に東京へ。転職して岐阜の白川郷の宿泊施設で働いた後、福井県へ移住し地域おこし協力隊に着任。3年の任期終了後、地域を体感できる宿屋「地域まるっと体感宿 玉村屋」を開業。観光協会、繁忙期の農業お手伝いなど、8個の収入源で生きていく「複業家」でもある。

アースキューブジャパンの活動とは?「くるまざ大学」とは?安宿・相部屋・外国人が多いというゲストハウスの一般的なイメージを変えたくて、あっちゃんが構想した「地域まるごと宿」から名前をもらって「地域まるっと体感宿」とネーミングして開業した。まずは真似る。そこから自分らしさを追求していくのがビジネスの王道だ。だから、どこで働こうともビジネスには吸収力・消化力が鍵になる。いかに自分らしく咀嚼(そしゃく)するか問い続けるのがビジネスだ。地方移住ほど、咀嚼力が大事になると俺は思う。

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対談では今の複数の仕事を持つことに繋がる話も出た。幼稚園の時に「何で仕事って一つじゃないとダメなの?」「大きくなったら作って、遊ぶお兄さんになりたい」と言っていたと母親から聞かされた。そして小学生の時、お小遣いが毎月定額でもらうのが当たり前の中、ショー君の家は年間1万円で、どのように使うかを自分で決めていたという。それで自分で決める力が付いたのではないか。起業後に必要なのは決断力だ。彼は小学生から決断力を身に着けるように育てられたのだ。そして、中2の時に出会ったラグビー日本一になった先生の一言。「なんでもいいから日本一になれ!」を胸に、高校時代は畳の上の格闘技と言われる「百人一首かるた」にハマる。

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高校時代、文系の実行委員長を経験し、「他人目線の日本一でなく自分軸を持った自分目線の日本一」を目指した。そのプロセスでトップに立った時、見える風景が違うことに気づけた。大学では親が学資保険で準備した200万円を「大学に行ってもいいし、世界一周してもいい。好きに使え!」という、自分で選ぶことの大切さを体感させた親御さん、粋だね。日本一周チャリ旅で地域に興味を持った彼は、2年間ずつ旅行会社と観光地・白川郷での宿泊施設経験で送り出す側と受け入れ側両方を経験した。すべてが今に繋がっている。その後、もっと地域に寄り添いたいと福井県で地域おこし協力隊として着任、3年勤めた。

まず自分が体験することを心がけたショー君は、一番大変な夏の暑い盛りの時期、朝5時から9時まで汗だくになってハスの収穫を手伝った。1年で5kgも痩せたらしい。そうやって地域の人と少しずつ良い関係を築いていく。それでも「地域のためと思ったことがない」と断言する。自分のやりたい事と地域で求められ必要とされたことが、たまたま合致しただけ、自分がやりたいから自分のためにやった。人と良い関係を築くには「変な気をつかわない」ことが大事だと思う。

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「地域おこし協力隊」2年目、中村あっちゃんとの出会いが、彼のゲストハウス開業構想を大きく変える。そこで「実家のようにゴロゴロできる場所であり、何かをやろうと思ったら背中を押してもらえる宿」という想いが、「第ニの実家」というコンセプトを生んだ。

宿を開業して2年目、世界が大きく変わっていく中、ショー君が「宿」という概念を超えて、これからやっていきたい2つの事とは?

そんなショー君との去年9月の対談、フォローして聴いてほしい。

明日、今回放送した2回目の、kindle出版記念のvoicyラジオをまとめたい。

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 選ぶという行為は、
 とても贅沢なことだと思う。
 そしてその選んだ何かに、
 その人の豊かさが現れるのだと思う。
  「空の冒険」 吉田修一

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