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「ただのSEから起業!日本とフィリピンの架け橋へ!関根貴寛」

お客さまは
ありとあらゆる方法で
私達がこれまで何をしてきたかを
教えてくださる
福島正伸

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 組織やチームを動かすとき大事なことは、
 アクションを共有するのではなく、
 目的とゴールを共有すること。
 目的とゴールをスタッフ全員で共有することで、
 各々が最適なアクションを決める。
 関根貴寛@アジア好き経営者

隊員ねっちこと関根貴寛さんのこんなTwitterの投稿を読むと嬉しくなる。俺の知っている「ねっち」は20歳の学生だったから。32歳の去年起業して経営者になっていた。俺が起業や雇われない生き方を勧めているのは、成功は約束されていないが、起業すると考えることも経験することも必然的に増えていくから、人間的に成長は約束されているからだ。

初めてネッチに会ったのは12年前。彼の親友シゲが年末のアラスカ・オーロラの旅に誘ったのがきっかけだ。あまりに急な話に、「しげ、絶対騙されてるよ、中村隊長って人に!地球探検隊って、何それ、怪しい!」って、親友を救うつもりで、俺が90分話すイベント「地球探検隊を知る夕べ」に参加したのだ。結果、「隊長、いい人じゃん!」と、ねっち。

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今、一番好きな言葉は、「一期一会」だという。去年、ねっちがワクセルのコラボレーターとして俺を推薦してくれたことがきっかけで、voicyラジオにゲストとして出演することになった。フォローして聴いてほしい。

社会人となって7年、今年4月で8年目。24歳で大学院を卒業し新卒採用された会社は、六本木のIT企業。志望動機は「海外に行きたい!モテそうだから!」。入社して見ると中途採用が多く9割は40歳前後の社員だった。朝から晩まで働いて3年が経った頃、30歳くらいには何か自分でやっていきたいと思うようになる。

ある経営者に平日の夜、羽田空港に呼び出される。そこでの会話が人生の転機となる。
「自分の仕事にやりがいはありますか?」
「では、生きがいはありますか?」
やり甲斐はあっても、生き甲斐はなかったと気づいた。「人生100年だとして、あと70年どうしよう!」と真剣に自分と向き合うことになる。

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32歳になった彼は起業した。IT企業のエンジニア、教育事業として人材育成、オーガニックショップを共同経営している。

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今、自分で仕事を創っていく楽しさを味わっている。なぜ、事業目的が「日本とフィリピンの架け橋へ」なのか?

彼のルーツは、フィリピン人の母と日本人の父のハーフだったからだ。神奈川県生まれ。男3人兄弟の次男。陽気で真面目な母と寡黙だけどお茶目な父だった。いつも食卓は男兄弟3人で大皿料理を奪い合う弱肉強食の世界。気づくとポッチャリ目な体になっていた。ハーフということで小学生時代、虐めにもあった。その頃のイメージはフィリピン=パブ、コンプレックスに悩んでいた。

兄が野球を始めたのを機に、野球少年となり締まった体を手に入れた。スリムになった彼は初恋も経験した。いろんな人の短所を補い合うチームスポーツで学んだ経験は、起業にも役立っている。

高校受験で初めて挫折を経験した。20人受験して落ちたのは3人。その3人の一人となったのだ。私立高校に行くことになった15歳の彼は両親にも自分にも誓う。「大学は必ず国公立に行く!」。学費を稼ごうとスーパーで時給890円のアルバイトをして2年で100万円を貯めた。16歳、父親が癌で他界したからだ。

「お母さんを助けなきゃ!」そんな思いで国公立理系の大学に進学した。大学2年の時、バイト先で出会った彼女ができて、「彼女、学業、バイト」が大学生活の3本柱になる。大学1年の冬、親友しげから、「2週間後、40万円でアラスカ行かないか?」と誘われる。年末のアラスカ行の往復航空券代が直前予約のため格安航空券でも30万円近くに値上がりしていたのだ。同じ参加者の中には早く手配して15万円くらいの人もいた。帰国後、しげから話を聞いて、思っていた受け身的な「旅行」と主体的な「旅」の違いを感じ、大学2年の夏にモンゴルの旅にシゲと2人で参加。今まで出会ったことのない人たちとの旅は大学時代のハイライトで今でも忘れられないという。12年も前の旅なのに、俺も旅の思い出が次々によみがえってきた。結局、思い出に残るのは「人」なんだよね。「同じ場所で同じ体験をする人。出会ったことには理由がある。」と、ねっち。

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  ※「モンゴル騎馬隊結成」の旅。中央が隊員ねっち、右隣が隊員しげ。一番右が日本語通訳ガイド、サラ。モンゴル・テレルジ国立公園にて。

就活中、「別の人を好きになりました!」と4年付き合った彼女から別れ話。23歳、「就活が終わったら留学したい!」と教授と親を説得し2ヵ月間だけフィリピン・セブ留学をした。初めての一人旅、家族旅行との違いが身に染みた。故郷フィリピンを旅して「あんまり知らなかったな、フィリピンっていい国だ!」という思いが今に繋がっている。フィリピン留学で出会った経営者を見て「いろんな働き方があるんだな。」と世界が広がった。

ねっちは、「一期一会」「迷ったらGO!」自分の感情に素直に、自分の強みを活かして、自分の人生を決めていく。彼は起業を選択した。

ねっちのvoicyラジオ放送中、ふとFacebookのタイムラインに水井裕さんクラウドファンディング挑戦中の投稿が目に留まった。以前放送した「人と地球に優しいココナッツ」でセカイを変える! 水井裕さんだ。ねっちと繋げると何か化学反応が起きそうだ。早速、FacebookとTwitterで紹介して繋いだ。良き出会いとなりますように!

 大事な友達は、
 いつもそばにいなくたって、
 ずっと大事な友達だ。
 たとえ会えなくなっても、
 その友達と一緒に過ごした思い出は、
 死ぬまで消えることはない。
  「ウメ子」阿川佐和子


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