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朝の結婚式 #おはようえでぃんぐ ができるまで①

8月31日、無事に結婚式が終わりました。

1秒たりとも悔いがありません。何をとっても幸せで、最高の1日となりました。いま思うだけでも、涙が出てきます。やばいやばい。笑

忘れてしまうのが惜しいし、今回の挙式およびプロセスは、私の人生観を大きく替えてしまうほどのインパクトがあるものだったので、何回かに分けて、経緯や裏話を綴って行きたいと思います。すごく自分ごとな文章になりますが、これから結婚式を考える人はもちろん、大切な人がいる人に届くと、嬉しいです。

昨年の夏、私たちは「公私混同経営」という形で、プライベートと仕事をミックスさせる実験をはじめました。

夢中になって「モニラボ再創業」に奮闘する毎日。目の前のことに必死で、結婚式どころか結婚指輪さえも興味が持てず、どんどん時間が過ぎていきました。もっとも、ダイヤの指輪なんて欲しいと思ったことがないし、結婚式はやりたいけれど、忙殺の中また新しいことを始める余力さえなかったのです。

そんな折、共通の友人でIWAI OMOTESANDO支配人である吉田さん(通称:ほいけるさん)からお誘いをいただき、IWAIのレセプションパーティにお邪魔しました。これがその時の写真。

もともと私は結婚式に出席することが大好き。呼んでもらえただけでも嬉しいし、華やかな披露宴にはワクワクします。

ただ、自分たちが催すとなると、キャラというべきかイメージというべきか、なんだか違和感がありました。恥ずかしいというか、やるならちゃんと良いものをやりたいけれど、腰が重いというか…。そのもやもやが言語化されたのが、IWAIが打ち出すコンセプトに出会った瞬間でした。

結婚式の常識は、本当にゲストのためのことを想っているのか? 着席していなければならない時間が長く、新郎新婦とも自由に話すことができない。主賓の挨拶は長く、形式的に運ばれてくる料理を淡々と食べる。
結婚を広く発表する目的で行われてきた、「二人中心」の披露宴スタイルから、共に時間を楽しむ「ゲスト中心」の設計へ。
当日の何倍も大変だとされる準備。そのプロセスを思い切りシンプルにしました。生まれた余裕で二人が行うのは、手紙を書くという「ゲストを想う行為」だけ。

その後、ほいけるさんと、その奥さんでありIWAI名プランナー・森さんとごはんに行くことに。これも不思議なご縁なのですが、お二人とも私の大学時代からの知人であり、同じ大学の先輩でもあるんです。

高校時代からお付き合いしているお二人は、いま一緒にIWAIで働く仲間。公私混同経営に近い立場にもあり、また住んでいる家も近かったので、地元の定食屋さんに集まりました。

「二人ならどんな式がいいかな〜」と妄想を膨らませていくうちに、私たちのわがままが、出るわ出るわ。その代表的なものが「朝の挙式」でした。

ぶっちゃけると、最初は平日の7:30からやろうとしていました(アホすぎる!)。流石に実現可能性の低さから正気に戻りましたが(笑)、土曜9時からの朝挙式でも、乗り越えるべく課題がたくさんあり、本当に大変でした…(その辺りはまた別のnoteで書きます!)。壁に打ち当たるたびにお二人に支えられながら、当日を迎えることができました。感謝しております。

式を終えて、どんな感情が待っているかは未知でしたが、「出会った人全員に、私は育てられてきたんだなあ」ということを改めて痛感させられました。言葉選びが難しいけれど、自分の人生の輪郭がはっきりしてくる感覚です。

皆さんに受付でお届けしたお手紙風(この話もまた別の回で書きます)にキャッチコピーをつけるなら

計画を持たない、大胆で臆病な冒険家

何かを考えたり「えいっ!」と踏み出すことは大好きだけど、その先で自分に迷いが生まれたり、急に臆病になって右往左往することが多々あります。今はそれを支えてくれるのが皓史をはじめとするモニラボメンバーですが、考えてみればこれまでの人生、その役割を担ってくれていたのが参列者の皆様でした。

たとえば、中学校のときに出会い、偏差値が30以上足りない志望校を合格するまで徹底指導してくれた先生。いくら勉強しても手から水が溢れるように不安になりアタフタする私に、自分を信じる大切さを教えてくれました。勝算がなくても粘る忍耐力、絶対に諦めない心、勝負に向かうメンタルを学びました。学力以上に人生をサバイブする力を叩き込んで下さいました。先生との出会いがなければ、私の起業はあり得なかったと思います。

また、高校時代の少林寺拳法部の恩師。1つひとつ技を習得し、道をあゆむ者の心得は、経営にも通ずるところがあります。どんな華やかな技も基礎の型を正しく習得することが第一歩であること。目標に向かって練習を重ね、先生や先輩に多くのフィードバックを自ら求めながら、成長の肥やしにすること。でも、最後の最後は「気合い」が、運命の扉をこじ開けること。式の最後にいただいた手紙にも「気合い」の言葉がありました。

古くからの友人は、私が道を踏み外しそうになるときは正面から叱咤を、心が折れそうな時には熱く激励してくれました。いつ集まってもグチや噂話は一切せず、どうやったら前向きに乗り越えられるのかを考えられる仲間たちは宝物です。

大学時代の祭仲間も、モニラボチームのみんなも、社外でピザを分かち合う仲間、そして家族…。書き始めればキリがありませんが、いまの自分の毎日は、ほとんど皆様から与えてもらったもので構成されています。自分はいつも飛び込むだけ。その先でいつも、時には多大なる迷惑をかけながらも(ごめんなさい)、人に助けられ、支えられ、ここまでやって来れたのです。

いま世の中では「自分に向き合う」ことの大切さが声高に叫ばれていますが、私は結婚式を通じて、その体験をさせていただきました。誰をお呼びするか(席数から惜しみながらお呼びできなかった方がいることだけが心残りですが)、そして来てくれる人にどんな感謝を伝えるかを考えていると、自分の人生の素晴らしさとありがたさが込み上げてくるのです。自分と向き合う近道は、そばにいる人たち皆様と向き合うことだったんですね。

同じように、皓史がご招待した友人・先輩たちも、皓史という人間を構成する大切な一人ひとり。全ての人との出会いと日々があって、今の皓史がいると思うと、私からもありがとうの思いでいっぱいでした。

プランナーの森さんはいつも、「式はプロセスにこそ価値があるから、一瞬一瞬を楽しんで」と伝えてくれました。いま式を終えて、これこそIWAIの真髄だと体感を持って理解できました。

皓史はその感覚を「過去と今、未来が一直線につながる式だった」と、ポエマー風にぼやいていましたが(笑)、私も本当にその通りだと思います。

素敵な式を終えて、人生の宝物がまた増えました。明日からまた新しい毎日が始まります。これからも皆様への感謝と謙虚の気持ちを忘れず、一歩ずつ人生を歩んでいきたいと思います。

8月31日。

私にとってはこれまで「小学生の頃、絵日記をまとめて書く日」でしかありませんでした。これからは、かけがえのない結婚記念日。そして、新しいスタート地点となります。

私に出会ってくれた全ての皆さんに、感謝をしています。ありがとう。そして、これからもよろしくお願いいたします。(続く)


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