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人生実験レポ | Q.二拠点生活にかかるお金をどう考えるか?

今年から、東京都宮古島と二拠点生活を始めた。こんなツイートをしたところ、思っていたよりも多くの方から「二拠点、実際どう?」「実は興味あって…」と連絡をもらったので、今回は私たちが二拠点を選んだ理由を、noteにまとめてみようと思う。

noteを書こうとすると、どうしても気合いが入ってしまう。今回は書き続けることを大切にしたいから、1問1答スタイルで、短編をちょっとずつ書いていこうと思う。

どうぞ長い目で、お付き合いください。🐠


Q.二拠点生活にかかるお金をどう考えるか?

二拠点生活について、やはり一番のネックになるのは家賃や移動費の問題だろう。特に家賃は、どちらか一方の家でしか過ごせないのに、二箇所分の家賃が発生するとなれば、金銭的な負担も大きい。

おそらく、ここで9割以上の人が、二拠点を諦めてしまうのではないかと思う。よほどの経済的余裕がない限り、踏みとどまるのが合理的だろう。

でも、それでも私たちが二拠点に踏み切ったのは、お金のリスクを取ってでも、タイミングの価値を活かすことに意味があると思ったからだ。

たとえば…

30歳の私が80歳になっても、家賃や交通費がかかる事実は変わらない。でも、80歳になれば、二拠点生活を楽しむための健康や体力が残っているかはわからない。
30歳の私が60歳になる頃には、もう少し経済的余裕があるかもしれない。でも、二拠点生活の楽しみや発見を分かち合いたい娘が、もう新しい家族を築いて、私たち夫婦とは一緒に暮らしていないかもしれない。
30歳の私が50歳になる頃には、コロナも落ち着いているだろう。でも、もし両親らの介護が始まっていたとしたら、それどころではないかもしれない。

そんなふうに考えていくと、「二拠点生活をしようか迷える」ことが、すでにお金には買えないタイミング的価値を手にしていることなのだと思えた。

家族だって、平和だって、明日の日常だって、どうなるかわからない毎日を私たちは生きている。

令和が発表されたその日、万葉集に描かれた美しい風景に希望を抱いたけど、最近のニュースは、心が沈んでしまうような内容ばかりだ。明日は今日の延長線上になくて、私たちの未来はどこにも保証されていないんだと、感じざるを得ない。

だからこそ、選択肢が手の中にある=「迷える贅沢」があるなら、もう行動してしまえ。その方が、絶対あとで後悔しないーそう思って、踏み切った。


だから、最初の質問に答えると、

Q.二拠点生活にかかるお金をどう考えるか?


A.お金があっても、未来にその選択肢が残っているかわからない。迷える贅沢や、タイミング・状況的価値を考えて、お金の躊躇を振り払うことにした。


が、私の回答。

たしかに目先では大きな出費だけど、長い目でみれば、かけがえのない経験を得られて、それが未来の生き方を変えうるという点で、このお金は投資とも捉えられる。

その選択に行き着くまでに人生を真剣に考えたり、現地で生まれるエピソードや経験値、それをおもしろがってくれる人たちと繋がれたら、もう家賃以上の価値があるのではないか。お金はわかりやすい価値だけど、お金だけが価値じゃないのだ。


幸い、子どもがまだ小さいから飛行機代の負担がないし、二拠点目の家は広くなくて良いと割り切れる。またここ数年、コロナ禍で旅行や外食など他の娯楽費が浮いていることなども、私たち家族にとっては決断の後押しになった。

(続く)

二拠点生活が投資たるワケ、やりくりのリアルについては、次のnoteで。ぜひフォローして、続けて読んでいただけたら嬉しいです。

(どんな切り口で書こうか迷うので、質問も大歓迎…!)


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