中村尚裕

非商業作家です。SFを始め小説、エッセイなどを書いています。『小説家になろう』( ht…

中村尚裕

非商業作家です。SFを始め小説、エッセイなどを書いています。『小説家になろう』( http://mypage.syosetu.com/725494/ )、ホームページ( https://nakamuranaohiro.wixsite.com/n-naohiro )で投稿中です。

マガジン

  • 【自分】の【文体】を振り返ってみる

    私の【文体】は比較的特殊、という自覚はあります。 この【文体】はどう成立したのか、この経緯を整理します。

  • 【言葉】の【意味】、【体験】の【重み】

    同じ言葉でも、説教には反発、物語には説得力を感じがち。 その違いから説得力の在処を考察します。

  • 【考察】:『期待』と『予想』

    『期待を裏切るな、予想を裏切れ』とはよく言われます。 ではこれに作者としてどう向き合うか。 私なりの考察を。

  • 【属性】→【エモさ】、その【行間】

    【エモさ】で語られる魅力と、そこに紐付けて捉えられる【属性】。 『記号の羅列』に終わらない関係性、そこにある気付きへ想いを馳せます。 よろしくお付き合いのほどを。

  • 【興味】を【拡張】する【効能】

    強制されるまでもなく、興味の赴くままは強いもので。 ではその興味を拡張していけば――という強さの考察。よろしくお付き合いのほどを。

最近の記事

押す【表現】、引く【理解】(第1回)

 いつもご覧いただきまして、誠にありがとうございます。中村尚裕です。  私、よく眼に(耳に)する【お悩み】があります。 ・【お悩み】:【表現】が【意図】した通りに【理解】されない……  実はこの【お悩み】、【作者】の【心理】としては私にも【理解】できるところです。ただし【観客】の【立場】になってみれば、『【思考】を操ろうと仕掛けられる』のは【不愉快】――という【事実】もまたあるもので。  であれば【表現】と【理解】について、【作者】と【観客】の間に生まれがちな【心理】

    • 【自己満足】と【シラケ性】(第9回・完結)

       いつもご覧いただきまして、誠にありがとうございます。中村尚裕です。  私、ここのところ以下のような【心の声】について考えております。 『それって単なる【自己満足】じゃない?』  この【心の声】、私は【シラケ性】と称しております。要は『何事に対してもノレない、醒めた【心理】』というところ。【自己満足】とともに、【ニュアンス】としては必ずしもいい【印象】と結び付いてはおりません。  ですが、【絶対悪】というわけでもありません。さらには【作者】としての【自分】の【心理】に湧

      • 【自己満足】と【シラケ性】(第8回)

         いつもご覧いただきまして、誠にありがとうございます。中村尚裕です。  私、ここのところ以下のような【心の声】について考えております。 『それって単なる【自己満足】じゃない?』  この【心の声】、私は【シラケ性】と称しております。要は『何事に対してもノレない、醒めた【心理】』というところ。【自己満足】とともに、【ニュアンス】としては必ずしもいい【印象】と結び付いてはおりません。  ですが、【絶対悪】というわけでもありません。さらには【作者】としての【自分】の【心理】に湧

        • 【自己満足】と【シラケ性】(第7回)

           いつもご覧いただきまして、誠にありがとうございます。中村尚裕です。  私、ここのところ以下のような【心の声】について考えております。 『それって単なる【自己満足】じゃない?』  この【心の声】、私は【シラケ性】と称しております。要は『何事に対してもノレない、醒めた【心理】』というところ。【自己満足】とともに、【ニュアンス】としては必ずしもいい【印象】と結び付いてはおりません。  ですが、【絶対悪】というわけでもありません。さらには【作者】としての【自分】の【心理】に湧

        押す【表現】、引く【理解】(第1回)

        マガジン

        • 【自分】の【文体】を振り返ってみる
          5本
        • 【言葉】の【意味】、【体験】の【重み】
          13本
        • 【考察】:『期待』と『予想』
          1本
        • 【属性】→【エモさ】、その【行間】
          10本
        • 【興味】を【拡張】する【効能】
          2本
        • 【描写】と【芝居】と【n題噺】
          4本

        記事

          【自己満足】と【シラケ性】(第6回)

           いつもご覧いただきまして、誠にありがとうございます。中村尚裕です。  私、ここのところ以下のような【心の声】について考えております。 『それって単なる【自己満足】じゃない?』  この【心の声】、私は【シラケ性】と称しております。要は『何事に対してもノレない、醒めた【心理】』というところ。【自己満足】とともに、【ニュアンス】としては必ずしもいい【印象】と結び付いてはおりません。  ですが、【絶対悪】というわけでもありません。さらには【作者】としての【自分】の【心理】に湧

          【自己満足】と【シラケ性】(第6回)

          【自己満足】と【シラケ性】(第5回)

           いつもご覧いただきまして、誠にありがとうございます。中村尚裕です。  私、ここのところ以下のような【心の声】について考えております。 『それって単なる【自己満足】じゃない?』  この【心の声】、私は【シラケ性】と称しております。要は『何事に対してもノレない、醒めた【心理】』というところ。【自己満足】とともに、【ニュアンス】としては必ずしもいい【印象】と結び付いてはおりません。  ですが、【絶対悪】というわけでもありません。さらには【作者】としての【自分】の【心理】に湧

          【自己満足】と【シラケ性】(第5回)

          【自己満足】と【シラケ性】(第4回)

           いつもご覧いただきまして、誠にありがとうございます。中村尚裕です。  私、ここのところ以下のような【心の声】について考えております。 『それって単なる【自己満足】じゃない?』  この【心の声】、私は【シラケ性】と称しております。要は『何事に対してもノレない、醒めた【心理】』というところ。【自己満足】とともに、【ニュアンス】としては必ずしもいい【印象】と結び付いてはおりません。  ですが、【絶対悪】というわけでもありません。さらには【作者】としての【自分】の【心理】に湧

          【自己満足】と【シラケ性】(第4回)

          【自己満足】と【シラケ性】(第3回)

           いつもご覧いただきまして、誠にありがとうございます。中村尚裕です。  私、ここのところ以下のような【心の声】について考えております。 『それって単なる【自己満足】じゃない?』  この【心の声】、私は【シラケ性】と称しております。要は『何事に対してもノレない、醒めた【心理】』というところ。【自己満足】とともに、【ニュアンス】としては必ずしもいい【印象】と結び付いてはおりませんが。  ただし【絶対悪】というわけでもありません。さらには【作者】としての【自分】の【心理】に

          【自己満足】と【シラケ性】(第3回)

          【自己満足】と【シラケ性】(第2回)

           いつもご覧いただきまして、誠にありがとうございます。中村尚裕です。  私、ここのところ以下のような【心の声】について考えております。 『それって単なる【自己満足】じゃない?』  【我流】なりにこの【心の声】に向き合うに。  まずはこの【心の声】、私は【シラケ性】と称しております。要は『何事に対してもノレない、醒めた【心理】』というところ。  【自己満足】も【シラケ性】も、【ニュアンス】としては必ずしもいい【印象】と結び付いてはおりませんが。  ただし【絶対悪】とい

          【自己満足】と【シラケ性】(第2回)

          【自己満足】と【シラケ性】(第1回)

           いつもご覧いただきまして。誠にありがとうございます。中村尚裕です。  私、【作者】として常に【内在】する【心の声】があります。 『それって単なる【自己満足】じゃない?』  今回はこの【心の声】について、【我流】で向き合い方を考えてみます。よろしくお付き合いのほどを。  ◇ ○【心の声】『それって単なる【自己満足】じゃない?』  私の場合、この【心の声】は“【作者】としての【自分】”の中で絶えたことはありません。それこそ【初心者】の時分から【現在】に至るまで。

          【自己満足】と【シラケ性】(第1回)

          【芝居】の【描写】、その【効能】(第15回・完結)

           いつもご覧いただきまして、誠にありがとうございます。中村尚裕です。  私、ここのところ“広義の【芝居】”、つまり私が好んでよく用いる【描写】について、【我流】なりに【考察】を巡らせております。  私の【認識】するところ、“広義の【芝居】”の【役割】は、「全部【理解】して欲しい!」という【心理】から生じる【問題点】、この数々から【作品】を守る――というものです。  その【問題点】の少なくとも一つは、『【作者自身】が【作品】を“心に響かない【説教】”に仕立て、さらには【作

          【芝居】の【描写】、その【効能】(第15回・完結)

          【芝居】の【描写】、その【効能】(第14回)

           いつもご覧いただきまして、誠にありがとうございます。中村尚裕です。  私、ここのところ“広義の【芝居】”、つまり私が好んでよく用いる【描写】について、【我流】なりに【考察】を巡らせております。  私の【認識】するところ、“広義の【芝居】”の【役割】は、「全部【理解】して欲しい!」という【心理】から生じる【問題点】、この数々から【作品】を守る――というものです。  その【問題点】の少なくとも一つは、『【作者自身】が【作品】を“心に響かない【説教】”に仕立て、さらには【作

          【芝居】の【描写】、その【効能】(第14回)

          【芝居】の【描写】、その【効能】(第13回)

           いつもご覧いただきまして、誠にありがとうございます。中村尚裕です。  私、ここのところ“広義の【芝居】”、つまり私が好んでよく用いる【描写】について、【我流】なりに【考察】を巡らせております。  私の【認識】するところ、“広義の【芝居】”の【役割】は、「全部【理解】して欲しい!」という【心理】から生じる【問題点】、この数々から【作品】を守る――というものです。  その【問題点】の少なくとも一つは、私の【認識】するところ『【作者自身】が【作品】を“心に響かない【説教】”

          【芝居】の【描写】、その【効能】(第13回)

          【芝居】の【描写】、その【効能】(第12回)

           いつもご覧いただきまして、誠にありがとうございます。中村尚裕です。  私、ここのところ“広義の【芝居】”、つまり私が好んでよく用いる【描写】について、【我流】なりに【考察】を巡らせております。  私の【認識】するところ、“広義の【芝居】”の【役割】は、「全部【理解】して欲しい!」という【心理】から生じる【問題点】、この数々から【作品】を守る――というものです。  その【問題点】の少なくとも一つは、私の【認識】するところ『【作者自身】が【作品】を“心に響かない【説教】”

          【芝居】の【描写】、その【効能】(第12回)

          【芝居】の【描写】、その【効能】(第11回)

           いつもご覧いただきまして、誠にありがとうございます。中村尚裕です。  私、ここのところ“広義の【芝居】”、つまり私が好んでよく用いる【描写】について、【我流】なりに【考察】を巡らせております。  私の【認識】するところ、“広義の【芝居】”の【役割】は、「全部【理解】して欲しい!」という【心理】から生じる【問題点】、この数々から【作品】を守る――というものです。  その【問題点】の少なくとも一つは、私の【認識】するところ『【作者自身】が【作品】を“心に響かない【説教】”

          【芝居】の【描写】、その【効能】(第11回)

          【芝居】の【描写】、その【効能】(第10回)

           いつもご覧いただきまして、誠にありがとうございます。中村尚裕です。  私、ここのところ“広義の【芝居】”、つまり私が好んでよく用いる【描写】について、【我流】なりに【考察】を巡らせております。  私の【認識】するところ、“広義の【芝居】”の【役割】は、「全部【理解】して欲しい!」という【心理】から生じる【問題点】、この数々から【作品】を守る――というものです。  その【問題点】の少なくとも一つは、私の【認識】するところ『【作者自身】が【作品】を“心に響かない【説教】”

          【芝居】の【描写】、その【効能】(第10回)