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ギャラリーの袖から感じたこと

ご縁から機会をいただいて、3/16にオープンしたPW/GALLERYのオープニングイベントを数日お手伝いに。

今回、長崎出身の画家ツジモトコウキさんと辻本健輝さんの企画展が行われた。

前者が日本画でありながら、現代的なキャラクター性を持たせた新鮮さを感じさせる日本画。
後者が落ち着いたトーンで大人のおとぎ話のような世界観のある味わい深い洋画である。

お二方、双子でありながら対比的な作品を描かれるが、展示の仕方も作風によって異なる。

ビル2Fの入り口から入ると、外光差し込む明るい部屋でコウキさんの日本画が展示され、細い通路を経て奥の照明を暗くした部屋で健輝さんの作品が展示。

お茶出しやお客さんへのビラ渡しなどのお手伝いしながら、人がはけた時間に作品をじっくり見ることができた。
何度か見てモチーフの配置や色作りや筆捌きなどが、少しばかり理解が進んできて、作品に魅了される。

たくさんの方々が訪れては、じっくり鑑賞したり、作家のお二人と話が弾んだりと整然としたギャラリーが活気があふれた。

主宰である辻本健輝さんはこのギャラリーの開設にあたって、「長崎では身近ではないアートの鑑賞を持てる場を作りたかった」と。

ちなみにPW/GALLERYの「PW」は「Plow(耕す)」と「Art(芸術)」を組み合わせた造語。
長崎のアートシーンを耕したいという思いが反映されている。

すでに浜口にあるTol. Gallery含め耕しが始まっている。

会期の一番最後に訪れたご夫婦が印象的だった。
特に旦那さんが、熱心に作家の話を聞き、作品に顔を近づけて記憶に焼き付けるように見ていった。
帰り際に「本当に来てよかった」と行って帰られた。

画家って素敵な職業だなと思った。

…で、デザイナーでこんな満足感を与えられることって我に立ち返る。

そしてプロってなんだろう。

人生の曲がり角の年で、人のお手伝いの傍ら、刺激を受けられたのはラッキーだと思った。

これからいろんな作家の、いろんな作品が長崎のアートシーンを耕していく。

@kouki.tsujimoto
@kenkitsujimoto
@pwgallery_nagasaki

@tol.gallery
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@yusuke_toki_art

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