听写レビュー:HSK6級トレーニングブック・リスニング問題編
あくまで听写の材料としてレビューするぞ!
合格奪取! 新HSK6級トレーニングブック リスニング問題編/アスク出版、3300円(税込)
レベルは高め。
「HSK6級が6割取れてて、8割や789級を目指す」とか、或いは、「本当はリスニング全然わかんないけど6割取れちゃった人」が听写するといいと思う。
「これから6級を目指す人」が「書く」にはハードル高いんじゃないかしら。
盛りだくさんすぎる
全25課。
1課は①単語→②「フレーズ音読トレーニング」(単語とは無関係の例文)→③単語復習→④HSK形式の問題で構成。
全部を听写するなら、25日でやるのはなかむらも無理。①例文、②第1,2部分、③第3部分で、計75日楽しめる。単語書き取りまでやったら100日な。
まぁ音は綺麗だよね。
なんしょ、発音が标准すぎる。雑音もないし。
つまんな…いや、まぁそうあるべきなんだけどさ。HSKだし。
...听写以外で使うとしたら
HSK6級を目指すなら、普通にオススメ。
25課を毎日こつこつ25日。単語覚えて、例文聞けるかな、って確認して、問題解いて、っていう構成がとっつきやすいし、何より完全準拠だもの。近道だと思うよ。
「単語書き取りトレーニング」パートは、単語と単語の間の「間(ま)」をしっかり取ってくれるので、書きとらないにしても、頭の中で思い出す時間がもらえて優しい。すき。
听写を組み込みたいなら、「フレーズ音読トレーニング」のとこだけ听写すればいい。
あとの「実践練習」は問題演習として使う。
とは言え
ただ正直、この本を勧めるのは悔しいのだ…試験直行・特化型のテキストってさ、試験には向いてるけど、中国語のレベルの向上とはズレる気がして。
中国語の向上ってのはもっとコツコツと、効いてるのか効いてないのかわからない勉強を繰り返すうちに、いつのまにか潜在能力が上がっているような、そういうものであってほしい。という願望が、どうしてもある。
…でもたぶん効くんだなこれ。
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