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行動のきっかけを見つけること
無意識の内に行動することがあります。
人はあるルールに沿って一貫した行動を示すことがあるんですよね。
例えば誰かにお願いをされる時に「○○してくれませんか」と言われるよりも「○○なので○○してくれませんか」と言ったほうがお願いを聞きやすくなるんですよ。
人は無意識の内に行動する
お願いの仕方で相手の反応が大きく違ってくるんです。
「急いでいるので先に行かしてもらえませんか?」と言うほうが「先に行かしてもらえませんか?」というよりもお願いが通りやすいんです。何かしらの理由がある方が聞いてもらいやすいということですね。
ここまでの話では「そんなのは当たり前だ」と思う人もいるでしょう。
しかしこの話しはもう少し奥が深いんですよ。
なぜなら必要なのは理由のあるお願いではないという説があるからです。お願いするときに「○○なので・・・」と理由を付けるとそのお願いを聞き入れてもらいやすいのは確かなのですが、実は「○○なので・・・」という言葉自体に意味があるのではないかという説があるんですよ。
つまり重要なのは理由ではないということです。
大事なのは「○○なので」という言葉の方なんですよね。
実際にある実験では「急いでいるのでコピーさせてください」というほうがお願いは聞いてもらいやすいことがわかったそうですが、この言葉を「コピーしたいのでコピーさせてください」と言っても、同じくらいの人が優先的にコピーさせてくれたそうです。
このように多少言葉が変わるだけも効果が違うんです。
「コピーさせてください」とだけ言えば断る人は一定数出ます。しかし「○○なので」と言えばほとんどが同意してくれるのです。
比較で良い・悪いを決めている
このようにルールを見つけることで、人が行動を起こすきっかけを作ることが出来ます。
なのでどういうルールで人が動くのか?
そういう着眼点も必要ではないかと思うんですよね。
例えば人は何かと比較する傾向があります。
比較することで良い・悪いを決めることがあり、物事を単体だけでは判断しないんですよ。
例えばドライブレコーダーが3万円で売っていたら高いと思って辞める人もいるでしょう。しかしこれが200万円する車を買ったときならオプションで3万円のドライブレコーダーを買うことはよくあるんですよ。
ドライブレコーダーだけの時は値段だけに注目します。
なので3万円が高いように感じるんです。
しかし200万円の買い物をするとその200万と比較するので、3万円は安い買い物のような気がしてつい買ってしまうんですよね。1000円のハンカチを買うのをためらったとしても、それが5万円のスーツを買う時にセットでなら買いやすくなるのと同じです。
より高価なモノを買う時は気が大きくなるんですよ。
悪い報告はさらに悪い報告の後にする
こういう原理を知っていれば色々と使えます。
例えば買い物をおねだりするときに低価な商品単体だけを買ってもらうのではなく、たまに高価な商品を買ってもらい、その時に低価な商品も買ってもらうほうがより得できるかもしれないわけです。
頻繁に2000円の服を1着買ってもらうことを考えるよりも、たまに3万円くらい出してもらって10着~15着買ってもらうほうが得かも知れないということです。
高価な買い物では気が大きくなりますからね。
つい多めに買ってしまうこともあるんです。
なので頻繁に小さなお願いをするのではなく普段は我慢して、相手への信用を蓄えておきながらたまに大きなお願いをして、その時にガッツリ言うことを聞いてもらうのが良いかもしれません。
このように比較で考えるというのはよくありますから。
なのでもし悪い結果を報告するなら上手く比較を使うと、相手への印象をもう少しマシなモノに出来たりします。
例えばテストで40点しか取れなかった時に、「テストで10点しか取れなかった・・・」と深刻そうな顔で言えば40点と言う結果がまだ良いモノに感じます。それこそ「もう学校は辞める」と言えば親も心配して、40点のテストなんて気にもしなくなるでしょう。
悪い報告をするときはもっと悪い報告をした後にする。
これも一つのテクニックです。
こうやって人が動くルールを知ることで、他人を動かすきっかけを作ることが出来るんです。
何者でもない僕をサポートしてくれるならあなたの気持ちに答えれるように、これからもコツコツ頑張っていきます。