2021年　今年も終わるんだってさ

2021年12月31日。22:00を過ぎました。
今年は紅白を見ながら大晦日の夜を過ごしています。

活動を始めて3年目。まだ「声の仕事をしてます。」という状態で、
この日を迎えられてほっと一息ついています。
日付が変わるまで、そんな1年をつらつらと
ふりかえっていきたいなと思います。

永遠と「うーん」って言ってた冬

まだコロナの色も濃かった2021年の冬。
アニメ「シキザクラ」の収録が佳境を迎えていました。
制作チームもコロナの影響を受け、収録の日程は決まったり、
決まらなかったり。

いつ出番が来るのかもわからない中、本読みをキャストみんなでするたびに
吉平が絶対しないような渋い顔をして稽古場で永遠とうなっていました。
そんな中でもスポーツ関係はシーズン中。
土日はスポーツMCがあってその準備も…と
バタバタしていた記憶があります。

そして、なにもなくなった春

季節が進んで春。
急に決まったラジオのアシスタント卒業。
シキザクラも収録はほぼ落ち着き、スポーツシーズンも過ぎ。
「すぽーーん」とタレントとしての仕事がなくなりました。

今スケジュールを見返してもひどい有様(笑)
僕はスケジュール帳に「仕事」の予定は好きな緑色で入れているのですが、
4~6月にかけてはその緑色がどこにもない。
1件だけしかありませんでした。

暇だけど暇じゃない

芸人さんの下積み時代の話とか、M-1グランプリがあるこの時期には
よく話題に上ったりしますが、それほどでないにしろ下積み話って「盛ってない」よなぁと実感したのもこのころ。

しかも、「暇だけど暇じゃない」んです。この状態って。

生きるためには何かしら働かなければならぬ。
働かざる者食うべからず。
そうやって動いているうちに、タレントとしては暇だけど、僕個人としては暇じゃない、「暇だけど暇じゃない」状態に陥ります。
けどこれってエンタメ人としては死んでますよね。
そこが恐ろしいところで、まだまだ下積みもいいとこの自分でさえ、
この悪循環に気が付かず、やめていく人をたくさん見ました。

ここからは気持ちとの勝負。
オープンになっている数少ないラジオ系のオーディションを探し出し(ラジオは事務所に直接声がかかったり、人づてに声がかかったりするクローズドオーディションが多い?気がしてます。)、順に受けていきます。
ただでさえ見つけるのも難しいのに、「模擬ラジオ音源を5~10分間作って提出」みたいな激重課題が割と普通にある。
もう無理！ってならないように、ゆっくり時間をかけながらチャレンジしていきました。

風向きが変わり始めた、夏

コロナの色が少し薄まり、イベントが戻り始めた今年の夏。
オーディションは良い結果が出なかったものの、
イベントの仕事が0から1へと変わりだしました。
そして9月、ついに新しいラジオの話がやってきます。

秋の発表・冬の疾走

9月の中頃にやってきたラジオの話は、いつのまにか増え2件に。
とんとん拍子に話は進み、10月クールからエフエムななみ、RADIO LOVEATの2局でラジオをやらせていただけることになりました。

しかし、ここからが大変でした。
既に10月からアニメ「シキザクラ」の放映が決まっており、
自分たちでのPR活動も始まっていました。
名古屋市中を飛び回り、事務所では発送に追われる毎日です。
さらにスポーツもこの時期から本格的に有観客試合が戻ってきていました。
まだまだ駆け出しの僕は、食べるためにも動かないといけません。
「暇じゃないけど暇じゃなく」なりました。

正直、一つ一つを細かく覚えているわけではなく、ここからの3か月間はひたすらに駆け抜けたといった感じでした。
今年のどの時期よりも書くことができる出来事でいっぱいのはずなのに、
どの時期よりも短くなってしまいます。

でも、MC・ラジオパーソナリティーとしてはどの時期よりも未来に向けて種を蒔けたと思っています。(一方で、声優・ナレーターとしてはボイスサンプルを作る時間もなく、何もできませんでした。。。反省。)

そんなこんなで12月31日23時50分を迎えました。
今年は頑張れたかな。
来年はもっといい年になりますように。