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え!こんな味がするの⁈僕がコーヒーを好きになったわけ 中元珈琲店 vol.1
ラジオ「ボイスクリーム」(RADIO LOVEAT 水曜19:30~)内でおとどけしているコーヒーコーナー「中元珈琲店」でのお話をもうちょっとだけ深く語っていきます。
今日は第1回放送から「僕がコーヒーを好きになったわけ」
最初から好きなわけじゃなかった
今でこそ「コーヒー!コーヒー!」と言いまわってコーヒーを飲みまくり、事務所の仲間にもう飲むなと止められている僕ですが(実話)、はじめてコーヒーを飲んだ時から大好きだったわけではありません。
記憶にのこっている中ではじめて飲んだコーヒーはまだ幼稚園か小学校低学年のとき、親といっしょに行っていた美容院ででてきたものでした。
真っ黒でいい香りのする液体。これをズズッとおいしそうにすする親をみて欲しくなったんでしょう。1杯分だしてもらいました。
しかし当然ながら苦くて、とてもじゃないけど飲めなくて、ミルクと砂糖をじゃぶじゃぶつかってようやく飲み込めました。これ飲める大人はすげぇなぁ…と思った覚えがあります。(それ以来、かたいプラスチックの持ち手に、やわらかめの半透明カップをはめ込むタイプのコーヒーにはなんだかあこがれがあります。)
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必要だったから飲み始めたコーヒー
そんな僕がよくコーヒーを飲むようになったのはそれからおよそ十数年。大学生の時でした。
当時の僕は関東で就活の真っ最中。朝から街にでてセミナーやら面接やらをこなし、時間になったら講義かバイトへという生活を続けていました。
現在はどうかわかりませんが、当時はまだまだ就活サイト全盛期。
「大量に応募して、大量に受ける」がスタンダードでした。しかもインターンなるものもわりと普及しはじめており、大学2年から就活というのもめずらしくなくなってきていました。
そんな生活だと困るのが、ES(エントリーシート)の作成。
じっくり考えて書きたいけど、なかなかまとまった時間が取れません。
でも締め切りはせまってくるし、なんとかしないといけない…
そうやって悩んでいたときの救世主が「スターバックスコーヒー」でした。
関東には「こんなにいる⁉」と思うくらいの店舗数がありながら、ほぼすべての店舗でフリーWI-FIを設置。
「書くスペース・考える時間・送る手段」のすべてを満たす理想の場所がコーヒー1杯で利用できる。(くれぐれも常識の範囲内でね💦)
それに気づいてから、僕はすぐにスタバのヘビーユーザーになり、同時にコーヒーにもなれていったのです。
その当時よく飲んでいたのは「カフェミスト」。いわゆる「カフェオレ」で特にこだわりもありませんでした。ですが、ほぼ毎日通っているとあることに気がつきます。ドリップコーヒーが日替わりになっていたんです。そして季節のブレンドなるものもまででている。。。
この時はじめて、コーヒーは1種類じゃないんだと実感しました。
しかしこの時でもまだコーヒーにドはまりしたわけではなかったんです。
コーヒーにはまるきっかけとなったのはとあるコーヒー豆との出会いでした。
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グレープフレーバーのコーヒー
就活でスタバに行きまくっていた影響か、大学4年生のころには、喫茶店やコーヒーショップをめぐるようになっていた僕は、家でもコーヒーを飲むくらいにはなっていました。となると、淹れるためのコーヒー粉が必要です。近所にあったカルディなどで粉がなくなるたびに買ったりする毎日でした。
しかし、ある日。ちょっと違う道で家に帰る途中、コーヒー豆専門店を見つけたんです。聞けば最近できたお店で、少量で様々な国のコーヒー豆を取り扱う店とのこと。少し高価でしたが、店員さんのススメにのって「グレープのような味」がするというコーヒーを買って帰りました。
お店で香りをかいだ時は、確かに「ザ・コーヒー」という香りではなく、どことなくフルーツのような香りだったので気になって、おためしのつもりでした。
家について、いつものようにお湯を沸かし、コーヒーを淹れます。
冷蔵庫を見るとなにもなかったので、コーヒーだけでいただくしかないなぁなんて少ししょんぼりしながら口をつけたとき
「!?」
めちゃめちゃびっくりしたんです。確かにコーヒーではあるけれど、今まで飲んでたものとは違う。甘酸っぱいフルーツ感。そしてすっきりとしたあと味。さらには冷めてもその味が変わらない。
コーヒーってこんな味があるんだ!と衝撃を受けた1杯でした。
それからというもの、コーヒー専門店や喫茶店を見つけるたびに行って、飲んで、もしくは買ってためして、変化を楽しむ毎日が始まったのでした。
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