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60、2020年8月23日(日)バカンスの終わりのはじまり

スペイン人のバカンスが終わろうとしている。「今年はへんな夏だね」と、みな口をそろえて言う。

カタルーニャ州政府は、8月2日から実施している、リェイダ県NogueraおよびSegriaの2地域に対する「公衆衛生に関する特別措置」を延長した。8月17日付で、15日間有効なため、実質8月末までだ。なお、実施地域及び措置内容は、これまでと変更はなく、外出は通勤、医療機関の受診や医薬品を薬局に買いに行くこと、食料品や生活必需品の買い出しのみOKとなる。「ロックダウン」とは言わないものの、実質は「ロックダウン」のような内容だ。

また、8月2日から実施している、バルセロナ市及び周辺の15市での「公衆衛生に関する特別措置」も8月17日付けで15日間延長され、8月末までとなった。

バレアレス州でも8月18日からディスコやレストランの営業規制が厳しくなったり、ビルバオ市でも8月20日から Emergencia Sanitaria(医療緊急宣言)が発令。ただ、ブルゴス県のアランダ・デ・ドゥエロ市のロックダウンは、8月21日(金)で終了となり、地元住人の間に安堵が広がったが、まだまだこれからも注意が必要だ。

Vanguardia紙によると、今日8月23日(日)のカタルーニャ州厚生省によると過去24時間の新規感染者数は、1,125名で、亡くなったのが16名。確実にその数は増えてきている。この急増にともない、集団感染が増えている地域であるコルネジャ市やレウス市などの地域住民に向けて、大規模なPCR検査を行う予定である。

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スペイン人のバカンスは来週末で終わる人が多い。学校も9月12日から再開予定だが、どうなるか。筆者も近場でマタロ近くの海に行ったが、例年より人は少なかった。また週末に行ったヌリア渓谷でも人は少なく、緑の中を人々がマスクをして歩いていくのは異様な光景だった。

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