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論文誌のカメラレディ提出(文系博士課程)

こんにちは。前回の大幅改訂を経て、大変な思いをして出した論文のカメラレディ版を本日提出できました。(大幅改訂後、若干軽微な修正も入り、なんとか出版にこぎつけることになりました。)

「カメラレディ」というのは、論文誌が出版されるための最終版の原稿のことを言います。カメラレディが受け付けられると、その後の修正依頼は一切できません。

「カメラレディ」の一歩手前の段階では、論文誌の編集者が、私たちの原稿を論文誌のテンプレートに全てフォーマットしたもの(「プルーフ (proof)」って呼ばれるもの)を事前に共有してくれるので、タイポとか、フォーマットしたことにより崩れたところとかの修正依頼を伝えることができます。

修正依頼をするのは、オンラインのエディタ上なので割と便利なのですが、編集者の方によるのか、あるいは、自動で変換されるソフトウェアの関係なのか、かなりのフォーマット崩れがあります・・。私は、論文はwordではなく、latexという文書のエディタで書いていて、論文誌の推奨するlatexのテンプレートを使っているにも関わらず、めっちゃフォーマット崩れてやってきます。表組とか、参考文献のスタイルとか、文中で相互参照されているスタイルとか(教育工学系だとAPA (American Psychological Association))注意しながら、タイポをしらみつぶしに探します。

そして、latex民もword民も忘れてはいけないのが「wordの文書校正」です!!!

間違い探しもう疲れた・・・もういいかな・・?って自分で思った時に、最後に、「wordの文書校正」を使います。まさかないでしょ、、ってミスがたまに見つかります・・。私の場合は、編集者の方のコピペミスだったのか、「of」が「o」になっている箇所を発見しました。(出した段階では、「of」だったのですが、こんなの人間の目では見過ごしてしまいます)

この論文のストーリーを練って執筆を始めた時は、2020年春頃のスターバックスで作業している時だったので、とても感慨深いです。この論文が出版されるまでには、3年かかりました(実際にアイデアを練ったり、システムを作ったり、実験・評価の期間とか含めると、もっとかかっています)。手間ひまかけて書いた大切な論文なので、そういうタイポは未然に防ぎたいですよね。





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