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最近の僕のこと

緊急事態宣言、解除された。
皆が一斉に外出したら意味ないんじゃないのとか給付金どうなるのとかいろいろ気になることはあるけれど、まぁ状況が良くなったことは素直に嬉しいことだと思う。うん、嬉しい。

僕は勤めている会社から指示があったので政府の緊急事態宣言の発令より少し早い3月23日から自宅勤務をはじめた。そして2ヶ月以上経った今も自宅でしっかり定時で働いている。一人暮らし、恋人・配偶者無し、完全リモートワーク、という状態だったのでもし『日本ひとりぼっちランキング』とかがあったらかなり上位だったと思う。

この期間で自分という存在について、いろいろなことがわかった。まず僕はやっぱり寂しがり屋で、誰とも会えないと思ったら普段そこまで頻繁に会わない人のことも恋しく思えてきて、大学時代の同期とか、地元の友人とか、いろんな人がずーっと頭の中をぐるぐるしていた。
でも、その一方で僕は意外と独立していて、ひとりでも出来ることは思いのほか多くて、もっと言うとひとりでしか出来ないことも沢山あった。例えば今みたいにゆっくりとnoteを書く時間を取ることがそうだ。映画やゲームに没頭することだったり、新しい趣味を開拓してみたりすることも、きっとこのタイミングだから出来たことだ。

自分の心が少しぶあつくなったんだ、と自画自賛してあげたい。きっと空っぽでぺらぺらなままで生きてたら、寂しさややるせなさみたいなものを外に外に求めるようになってた。僕がひとりなままでもいられたのは少し僕が大人になって、そういう「心のすきま」を自分の手の届くところで処理出来るようになったからなのかもな、なんてちょっと思っている。
なんでもない日々だからこそ悲しいとか辛いとかそういうマイナスの感情が油断すると簡単に出てくる。でも僕はちゃんと僕のことを僕の手で喜ばせてやりたいし、それができることが自分の未来を明るくする一つの方法だと信じてる。

幸か不幸か僕の会社の方針は6月になってもしばらくは続きそうで、プライベートとそれ以外のものの境界が曖昧になったこの不思議な生活はまだ終わらないみたいだ。2020年は人との繋がりを強くしていこうと思っていたので、今すぐ部屋から飛び出したい気持ちも勿論ある。いろんな人と飲みに行こうだの旅行しようだの約束したしね。でも、もしこれが今だけの特別な時間なら、僕はあともう少しだけこのゆるやかな暮らしを味わっててもいいかも、と危ういことを考え始めてしまっている。

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