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春、激闘の記録~vs花粉戦(四連敗)を振返る~

ご時世的に、外でくしゃみをすると条件反射で周りから若干の距離をとられてしまう昨今なのに、今年もあいつがやってきましたね。
あいつ、そう、スギ&ヒノキ連合軍の花粉勢が。

私が人生の経験値として、唯一これだけは人より勝っているだろうといえるのが花粉症の重篤さと治療経験の多さなのですが、あらゆる治療法を試しても、いっこうに改善の傾向が見えなかったので、ある時から、まったく何もしない=人間あるがまま対処法を自主選択し、毎年2月末~4月中旬くらいまで、朦朧としながら生きながらえています。

それゆえ、シーズン中は顔がくしゃおじさん状態なもので
「薬飲めばいいのにさ~」って周りの人達たちからは言われるのです。が、
そのたびに、
『やれることはやり切ったんだよ!!でもダメなの。
だから花粉症と共に歩んでく人生を選んだの!もう一寸の悔いはないの!!』と、売れない舞台女優のように心の声で叫んでいます。くしゃおじさんの顔で。

くしゃ

そこで今回は、花粉症との激闘(治療)記録をご紹介し、あるがまま対処法への理解を得たいと思っております。

初回戦「薬(錠剤)を飲む」

花粉症といえば、まずは飲み薬の処方です。
長年飲んでた銘柄は
・セレスタミン(+いろいろ)
というお薬なんですが・・・
これがもう、眠いのなんの!!!
薬のせいでなのか、なんなのか、しばらく相当な無気力具合になるので、
花粉症のせいだと知らない人たちとの関係性が険悪になりそうでした。

しかもこのお薬、副作用も効き目も最高峰なはずのに、
くしゃみも鼻水も目のかゆみも止まらなかったんです。

デメリットに対してメリットなさすぎだったので、止めました(1敗目)。

くすり

(並べてみると、花粉症の薬って聖闘士星矢のキャラクターにでてきそうな名前にみえます。花粉宮・タリオン、みたいな。)

第二回戦「注射@鼻穴の奥の方」

これは人生2番目に苦痛を伴う治療でした。
注射針をですね、鼻の奥の粘膜にぶっ挿して、抗ヒスタミン薬を直で注入するんです。
始める前、後ろから看護婦さんが患者(わたし)の頭を抱えてくれるので、痛がって暴れるリスクがある前提の治療です。
とにかく「1回の注射でそのシーズンの花粉症が改善する」
という説明を信じ、鼻の奥に響き渡る痛みにひたすら耐えたのですが。。。

これもわたしには、全然効きませんでした(2敗目)。

第三回戦「レーザー照射・鼻の粘膜を焼き払う」

これは、鼻づまりの原因となっている粘膜部分を焼いて、空気(鼻呼吸)の通り道をつくってあげる目的の治療です。
ある意味この体験が私の治療ジプシー生活にピリオドを打ってくれました。
治ったから、ではありません。
とにかく、めちゃめちゃに痛くて怖かったです。

ざっと手順を話しますと
1:麻酔液がひたひたにしみ込んだティッシュを、鼻の奥までぎゅーぎゅーに詰め込まれる(この時点ですでにめちゃ痛い)
2:30分くらいそのまま放置される(ぜったい誰にもみられたくない)
3:手術椅子みたいなのに座らされ、備え付けヘルメットで頭を固定され、腕と足は椅子に縛られる(不安度120%)
4:頭にライトをつけた、悪の組織の研究者みたいな恰好のお医者さんがレーザー機器を鼻に突っ込んでくる(恐怖度MAX)
5:すごい音で鼻の奥の粘膜をレーザーで焼かれる(もう何も考えられない)
6:術後、寝るまで鼻血が止まらなかった

(イメージ図)

無題

・・・二度とやるもんか、と誓いました(3敗目)。

第四回戦「ネブライザー」

ネブライザーは、薬液を霧化して気管支や肺におくるための医療機器です。
薬液を細かい霧状にすることで、薬剤を呼吸と一緒に気管や肺、鼻の奥へ送り込むことができます(オムロン公式サイトより引用)。
こうゆうやつです↓

ネブライザー

・・・もちろん、全然効きませんでした(4敗目)。
二回戦と三回戦の経験値からすると、これはシーシャか?ってくらいのライトな感覚です。試しにやってみましたが、やっぱり効かないよなー、という想定内の着地でした。

あとは漢方薬も試してみましたが、身体に合わなく吐きそうになったくらいですかね。
甜茶とか、鼻の周りにワセリン塗るのも(以下省略)。

これだけ花粉症との戦いを長年経てきたのですから、
「もういいよ、お前はよくやった。」
と、だれか背中をポンポンしてくれないでしょうか。

ちなみに、花粉症同志だった店長のはなちゃんは、病院でアレルギー検査をした結果、まったくスギもヒノキもアレルゲンではないことが判明し、その日からはまったく別人かのようにくしゃみも鼻水も出なくなりました。
同じ敵を憎んでいたはずの同志の、戦線離脱を知った武将の気持ちがなんとなくわかった気がしました。

とはいえ、春の到来は嬉しい限りですね♪
これからも同盟を組んだくらいの気持ちで、花粉と共存していきたいと思います。

そして、くしゃみがとまらない憂鬱な時は、せめてマスクで気分上げてこうー。

みなさま、楽しい春をお迎えください♪

中目黒土産店/くま

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