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チェコ放浪記2 特急の乗り方・Plzeň・食事とお酒

 ヨーロッパなので拠点間の移動は鉄道が便利!
 特急のチケットは駅で買うか、omioという確かドイツのアプリで購入できる。特にomioは日本語対応でクレカ支払いもできて乗換検索みたいな感覚でできるので使いやすい。ちなみに同じ経路で複数の鉄道会社が出てくるのだけど、高い方が指定席でどこに座ればいいかわかりやすいので初心者にはおすすめ。1~2時間乗ると2500円くらい。逆に安いところ(REGIOJET)は半分の値段くらいなのだけど、指定席自由席があってどこの席なら座ってokなのか全然わからない。そして年配の車掌には英語が全く通じない。

 しかしそもそも今回の目的地であるプルゼニへ行く特急はomio対象外。プラハ本駅内の『i』という標識を頼りにみどりの窓口的な場所へ行き英語で切符を購入した。
私「プルゼン(行き先。読み方は合ってるかわからない)。One man(指で1を示す)」「with card(クレカタッチ決済しますの意)」「わったいむ?(次の電車いつ?」的な。ちなみにプラハへ向かう場合は駅名に『プラハ』を含むものがいくつかあるので『Prague main station(プラハ本駅(Praha hl. st.))』と言った方がいい。
 地球の歩き方にも書いてあるけど車内では車掌が切符をチェックしに来るので必ず準備しておくこと!!!切符がなくても乗れてしまうけど、切符がなくて途中駅で下ろされたおじさんを見た。
 どうしても困ったらそこら辺の大学生くらいの人に聞くとなんと英語が通じる。英語の表記が全く無いからもはやそれだけで感動した。

 日本で最も多く飲まれているビールは醸造方法の分類で言うとピルスナーに分類される。そのピルスナー発祥の地がここPlzeňなのである。Plzeňの読み方はプルゼニ、プルゼーニュ、ピルゼンがある。(つまり切符を買う時に言った「プルゼン」は不正解。)
 街の規模としては、プラハは日本で言うと仙台くらい。Plzeňはうーん、、越後湯沢くらい?
 ちなみに宿泊ホテルは行きの特急内でagodaというアプリを使い予約。数年前にカンボジア一人旅で使った以来だけど助かった。
 駅から15分くらい歩くと街の中心地へ到着。古めかしい建物や芸術的なオブジェがある。市内の移動手段としては路面電車があるのだけど、使い方を学ぶ時間がなかったので今回は歩ける範囲で行動した。もし路面電車の使い方を事前に習得できてたら動物園に行ってみたかった。一番人気はプラハの動物園だけど、Zoo Plzeňにはニッチな動物が多いらしくチェコ内で2位だった。(そもそも中心街に到着してから動物園の存在を知った。)

もっと早く存在を知りたかった。
広場にある建物。劇場?

 宿泊は中心地からさらに20分くらい歩いた閑静な住宅街の中にあった。小さなホテルだったけどこの日は結婚式も行われていて賑わっていた。部屋も綺麗で満足。食料調達は最寄の小さなショッピングモールが歩いて15分くらい。

宿泊先の近くにある閑静な住宅街

 この街に来た目的はPilsner Urquellの工場見学ツアー。私が行った日にはチェコ語での説明しかなく他の言語はダウンロードして聴きながら見学してくださいとのこと。(日によっては英語ガイドもあるらしい...?)しかし英語版のダウンロードがうまくできず結局2時間チェコ語の説明と共に見て回りました。ここで知ったのだけど、Pilsner Urquellは今はアサヒビールの傘下らしい。(工場内の説明に日本語もあった)
 水を貯めておくところや製造ラインなどがあるので広大な敷地をバス等使って建物を移動しながら見ていくのだけど、事前にもやしもんを読んでおいて本当によかった!!!!ビール発酵では有名なあのドラクエのスライムみたいなアレとかがあります。

敷地でかい!
ビール醸造といえばこれ

 そして2時間にわたる見学ツアーの最後には地下の涼しい熟成・保管倉庫では樽から注いだ至高の一杯を飲むことができます。

 ちなみにピルスナーはホップの香りが強く苦味とドライが特徴的で、これに対しエールはフルーティー感のあるビール。発酵方法も異なっていて、ピルスナーは下面、エールは上面というように麦汁のどこから発酵させているかが違う。
 チェコのビールは値段がかなり安くて、スーパーに売っているビールの中で高いやつが500 mLで180円くらい。Pilsner Urquellの他にKozelやMustangも日本のビールと似ていて美味しかった。

もやしもんビール回

お酒をもう一つ紹介。
 スーパーで何かお土産になる蒸留酒を探していると、日本で言うところの黒霧島みたいな存在感を放つSLIVOVICEというプルーンの絵が書いてあるラベルのお酒を発見。ラベルにČeská republika(チェコ共和国(たぶん))と書いてあったので買ってみた。

香り:小学校の給食ででたプルーン
ロック:甘さの他に酸っぱさが混ざっていてそこが普段馴染みのある焼酎(芋)やウイスキー(麦)との大きな違い。ただジンと比べると酸っぱさよりも甘さがかなり際立つ。
度数の高さとこの甘酸っぱさを組み合わせた後味が自分はちょっと苦手だったからロックやソーダだけじゃなくトニック、ジンジャーエール、コーラ割りなど色々試した。
 特にドライジンジャーエール割りだと酸っぱさはほぼ無くなってほんとに程よい甘さになるし、コーラやトニックは果物な酸っぱさがとてもいい感じになる。特にトニックは元のお酒の味を生かしたかなり独特な感じでおすすめ。

右のやつ。左のチェコワインも美味しい。

食事を紹介
 まずはメインの肉料理。ビーフ、ポーク、チキンなんでもござれ。大体ステーキかハンバーガーとしての提供が多い印象。個人的には輪切りフランスパンににんにくを擦り付けて牛肉ユッケを乗せた「タルタル」という料理が一番気に入った。ドイツが近いせいかスーパーにはソーセージの種類がめちゃくちゃ豊富。けど安いソーセージは買って失敗したと思った。
 次に野菜や果物の話。曇り空が多いせいか、どの野菜や果物も小さく硬そうで全然美味しそうに見えない。色味も綺麗な緑色は少なく、紫キャベツや濁ったオレンジ色のパプリカなどが多い。鶏ガラを持参していたので鍋を作ったら悲惨な色になった。
 最もメジャーな主食は米でもパンでもなくじゃがいもだと思う。
 ファーストフードはマクドナルドが美味しい。またバーガーキングも多い印象。大きい駅にはsubwayもある。あとはドトール的なカフェやスタバ。

 その他面白かったこと
・夜9時くらいまで日が沈まない割には寒いので体感おかしくなる。
・チェコ語はドイツ語と英語とロシア語が混ざったような感じなので単語そのものとしてはたまに意味がわかる。
・高速道路は走行車線は140 km/hくらいで流れてて追い越しは+20~30くらいでタクシーがアトラクションだった。
・クレカのタッチ決済をここで初めて使ったけどチェコではポピュラーみたい。

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