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新時代の働き方を模索する-わたし、定時で帰ります-

珍しく、私の職種である「ウェブディレクター(Webディレクター)」が主人公のドラマが最終話を迎えた。

わたし、定時で帰ります。
https://www.tbs.co.jp/watatei/

ドラマ内の監修は制作会社のLIG。
私がデザイン会社で働いていたことを思い出させる場面が多くてなつかしかった。

本当によくある出来事すぎて、クライアントの描写もかなりリアルだった。

ころころ変わる担当者。

「なんかしっくりこない」ってだけで、却下される企画案。

無理な工数での発注確定。

低予算なのに追い打ちをかける納期前倒し。

昔、いまみたいに残業規制なんてかかってなかった頃、ウェブ制作会社、全盛期とも言える時代に私は東京で働いていた。

一日中会社で過ごす日々。納期前は必ず徹夜。
定時なんてあってないようなもの。ぐったりして終電にのりこむ。

7年前のfbの書き込み。定時で帰ったことなんてほとんどなかった。

でもあのときは、ひたすら走り続けていても、いまのような、「働き方改革」の風潮はあまり大きく扱われなかった気がする。

そんな中で30代を過ごしたから、私もこのドラマの種田さんのように「仕事しかない」時間を過ごしていた。

「仕事があれば誰でも幸せになれる」

そんなユースケ・サンタマリアの言葉は、なんだか少し寂しくも感じた。

このドラマの色々な人生模様を見ながら、働く人の姿を客観的に見て、
「働く」ってなんだろう?「働く」ってなんのため?
と思ったし、その回答は簡単そうで難しい。

残業規制が厳しくなった、令和の時代。
働くことだけで、時間を費やすよりも、効率のいい働き方で、もっと仕事以外の時間を充実させて、自由に働くことができるようにする「働き方改革」推進はいまどこの職場でも掲げられている目標なのではと思う。

移動する時間がもったいないから、リモートワークで通勤時間を短縮。

会社で働いているけど、空き時間に他の仕事をしたりするダブルワーク。

いまは色々な働き方の可能性があるから、パラレルワーク推進の会社も少なくはない。雇用形態を選ばない人が多くなったのもその一つ。

今は色々な働き方があるし、仕事に対する価値観も人それぞれ。
結衣みたいに、定時で帰るために効率よく仕事をする人もいれば、種田さんみたいにがむしゃらに仕事する人もいる。

働き方なんて変えられる

だからもっと自由に仕事していいと思うんだよね。
遅刻にこだわる社風なくせに、残業は強いられる会社だとか、残業代を稼ぐために無駄残業するとかって、なんかもっと時間を自由にに使えるんじゃない?と思う。
そもそも残業代は稼ぐものではないしね。

効率よくタスクをこなし、自分の時間を作れば、新たななにかが得られる時間もあるだろうし、そういう働き方も悪くないと思う。

もっとそういう職場が増えるといいな。
そして一度しかない人生だから、他の仕事もやれるような環境があるともっといいなと思う。

それにしても今回のドラマは「働く」という一番身近なものを再度考えされた。自分の職種についても「あーこういうときはこうするんだ」という他の会社やり方を見ることができて新鮮でした。
ディレクションのやり方が、「あぁなつかしいな」って思うようなやり方だったし、やっぱりいまはどこでもこういうやり方なんだよねって再認識できた。(九州は分業制じゃないことが多かった)

働き方をもっと変えたい。

このドラマを見てそう思った人も多いのでは。
そういう環境を自ら作り出すには、ちょうどいい時代です。
早く仕事を終わらせて、一杯ビールでも飲みに行きましょうよ。

#余談
一番、心に残ったのは「ネットヒーローズ」の社長が、残業をしていた社員のために、クライアントに掛け合い、しかもさらに費用を請求するという光景。これはさすがに見たことがない。。。すばらしい。


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