中久保昭人

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  • ダメおやじの北海道自転車旅(釧路>稚内)

    これは、定年退職直前のダメおやじが体験した、2024年6月12日-22日の北海道自転車旅の顛末です。いろんなことがありました。

  • ダメおやじの自転車旅行記

    50代後半のダメおやじが、時間をかけて自転車で旅する様を記事としてアップしていきます。  第一弾は、2020年9月9日~15日の北海道の旅を掲載します。

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ダメおやじの北海道自転車旅(前段階)

これは、50代後半のオヤジが体験した本当の話です。  「北海道を自転車で一周したい」――。漠然と思っていた。  2017年7月、北海道新幹線で輪行し、函館北斗駅から太平洋側に出て、長万部、室蘭、苫小牧と走った。苫小牧から札幌に入りJRを乗り継いで帰京するルート。「次は新千歳空港に入って苫小牧から海沿いを走ろう」  翌2018年、膝を怪我して1年間膝に金属を入れたまま過ごした。軽いサイクリングイベントには参加していたものの本格的に自転車を乗る感じではなかった。2019年秋、金

    • ダメおやじの北海道自転車旅(釧路>稚内) その11:最終話<10日目11日目>

      これは、定年退職直前のダメおやじが体験した自転車旅の顛末です。  10日目は朝から本降りの雨です。ああ、気が滅入るなあ。なかなか走り出す気にならない。朝食は前日に買ってあったパンとコーヒー。パンを一つ残してリュックに入れる。外は寒いかな? Tシャツの上に根室で購入した長袖のTシャツを着て、その上にサイクルジャージを着込む。さらにその上にジャンパーとレインコートを重ね着するという重装備(なのに下半身はパンツにサイクルジャージのみ)。  この日の行程は、海沿いに北へ向かって宗谷

      • ダメおやじの北海道自転車旅(釧路>稚内) その10<9日目>

        これは、定年退職直前のダメおやじが体験した自転車旅の顛末です。  9日目に入る前にタネ明かし。こういう記録を残せるワケは、旅の最中に手書きのメモを残しているから。その日の就寝前もしくは翌日の起床後、忘れないうちにA6サイズのCampusノートに覚えていることを雑に書き込んでいて、そのメモとその日に撮影した写真や動画を参照しつつ、この自転車旅の記録を書き込んでいます。  なので、会話の細かいところは正確ではないにしろ、ニュアンスはさほど間違いがないんじゃないかな、と思ってい

        • ダメおやじの北海道自転車旅(釧路>稚内) その9<8日目>

          これは、定年退職直前のダメおやじが体験した自転車旅の顛末です。  昨晩は「夜泣きそば」目当てに急いでホテルまで戻ったので、朝食の用意がない。ドーミーインだから朝食だけでも付ければよかったかな? そうは思ったもののすでに後の祭り。仕方がないのでちょっと外出してコンビニで朝食用のパンと飲み物ほかを調達してきました。  この日はこの旅一番の長丁場となる予定。網走から紋別までの144kmです。出発の準備を済ませ、7時30分くらいにスタートです。 サロマ湖、何も見えない・・・ 天気

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        ダメおやじの北海道自転車旅(前段階)

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          ダメおやじの北海道自転車旅(釧路>稚内) その8<7日目>

          これは、定年退職直前のダメおやじが体験した自転車旅の顛末です。  朝6時過ぎ。起床して準備を進めていると、あれれ、短パンに黒い靴下の片方、パンツ1枚なんかが足りないのに気づく。どこでなくしたんだろう。ボケているのかな? ということでウトロから網走に向けてスタートします。 サイクリング繋がり、貴重です 前日の飲み屋「ピリカデリック」で再会したIくんと7時30分に「知床サイクリングサポート」で待ち合わせの約束をしています。それに間に合うようにホテルを出発。ちょっと早く着いたけ

          ダメおやじの北海道自転車旅(釧路>稚内) その8<7日目>

          ダメおやじの北海道自転車旅(釧路>稚内) その7<6日目>

          これは、定年退職直前のダメおやじが体験した自転車旅の顛末です。  朝5時前に目がさめました。隣の部屋から3人娘の会話が漏れ聞こえてきます。「7時より早い時刻のバスに乗る」って言っていたなあ。大変ですね。こちらは7時から朝食の予定なのでまだまだ時間はあります。この日の行程は、知床横断道路でウトロへ抜ける30kmのみです。この旅唯一の峠道で、知床の自然もできるだけ観光してみたいので距離を短めに設定しました。ただ、本当に走り切れるのかな。若干心配です。 ヤビツ峠と知床峠を比較し

          ダメおやじの北海道自転車旅(釧路>稚内) その7<6日目>

          ダメおやじの北海道自転車旅(釧路>稚内) その6<5日目>

          これは、定年退職直前のダメおやじが体験した自転車旅の顛末です。  朝、早く目が醒める。窓の外を見ると一面漕い霧が立ち込めていた。ああ、これじゃ見晴らしは良くないなあ。と言うことで、昨晩スナックでオススメされた開陽台に行っても絶景は望めないと判断し、今回はナシにしましょう。  となると、知床羅臼で何かできないか、ネットで調べます。当日なんだけど、12時30分集合のホエールウォッチングクルーズに空きがあるよう。これ、いいじゃないですか。早速オンラインで予約を入れます。さて、どう

          ダメおやじの北海道自転車旅(釧路>稚内) その6<5日目>

          ダメおやじの北海道自転車旅(釧路>稚内) その5<4日目>

          これは、定年退職直前のダメおやじが体験した自転車旅の顛末です。  根室でした。朝食はコンビニで買った巻き寿司+おにぎり+お茶。おにぎり残り一つはペットボトルの水と一緒にリュックに入れて今日もスタートです。 北海道といえば乳製品でしょ? 国道44号を釧路方面に進み、厚床まで33km。100kmの行程と見積もるとおよそ3分の1を午前10時頃にクリアしました。なかなか順調です。朝は足が厳しいかなと思ったけど、道がかなり平坦だったこともあり、気持ちよく走れます。  厚床から左に外

          ダメおやじの北海道自転車旅(釧路>稚内) その5<4日目>

          ダメおやじの北海道自転車旅(釧路>稚内) その4<3日目>

          これは、定年退職直前のダメおやじが体験した自転車旅の顛末です。  うつらうつらしつつ変な夢を見ていたところ、スマートフォンの6時30分のアラームで起こされる。前日の夜に購入したおにぎりと巻き寿司を食べてお茶を飲んで、歯を磨いて着替えて準備万端整。あっという間の7時30分。ようやくこの日もスタートです。  ワークマンハウス、箱に鍵を入れるだけでチェックアウトだそう。大丈夫ですか。 札幌麺 or 釧路麺? この日はとりあえず根室を目指す。道道142号/北太平洋シーサイドライン

          ダメおやじの北海道自転車旅(釧路>稚内) その4<3日目>

          ダメおやじの北海道自転車旅(釧路>稚内) その3<2日目>

          これは、定年退職直前のダメおやじが体験した自転車旅の顛末です。  本格的にサイクリングを始める初日。早朝起きて前日コンビニで購入したパンを食べて準備を進め、ホテルをチェックアウトして8時前に自転車で走り出します。曇り。道を確認せずにスタートしてしまったせいで、途中まで国道44号を走ってしまう。海岸線に出るより距離は短くなるが、上り下りの坂がキツイ。これから海岸線に出ようにも、かなりの遠回りになってしまいます。このまま進みましょう。 濃い霧が行く手をはばむ? 走り始めて2時

          ダメおやじの北海道自転車旅(釧路>稚内) その3<2日目>

          ダメおやじの北海道自転車旅(釧路>稚内) その2<初日>

          これは、定年退職直前のダメおやじが体験した自転車旅の顛末です。  準備万端整えて迎えた初日の朝。いきなり気がついてしまった。「どうやって羽田空港まで行くのか?」ーー。 出だしでつまづく(ああ、やってしまった) 飛行機は10時30分羽田空港第二ターミナル発。普通ならもちろんバスと電車を乗り継いで行くのだけど、今日は6月12日(水)。平日だ。10時30分羽田空港第二ターミナル発の飛行機に乗るには、8時くらいに最寄り駅にいなくちゃならない。でもその時間帯はまさにラッシュアワーど

          ダメおやじの北海道自転車旅(釧路>稚内) その2<初日>

          ダメおやじの北海道自転車旅(釧路>稚内) その1<準備編>

           これは、定年退職直前のダメおやじが体験した自転車旅の顛末です。  人物の固有名詞については一部ボカす部分もあるけど、店名などについては正確に記していきたいと思っています。更に、筆者の記憶違いや明確な意図によって一部事実と異なる部分がありますが、その点はご容赦ください。  定年退職まで一月ちょっとのおじさんの、有給休暇消化中の身に起こった11日間の記録になります。では、どうぞ。 ☆️ ☆️ ☆️ ☆️ ☆  コロナ禍で動けない時期が長く続いた結果、北海道の自転車旅行も2

          ダメおやじの北海道自転車旅(釧路>稚内) その1<準備編>

          ダメおやじの北海道自転車旅(最終日)

          これは、50代後半のオヤジが体験した本当の話です。  この旅の最終日です。天気は曇り(雨が降っていないだけマシ)。あまり熟睡できなかったけど、気づいたら7時前。行動を起こします。 圧巻! 鮭の親子丼 朝食は予定通り「喰い処 鮭番屋」にしよう。昨日の「TAKKE」のシェフもお勧めしてくれたし。開店は7時30分。ホテルから3km程度の距離なので、そんなにかからないだろうと、準備をして出発。開店直後に到着するつもりだったのに道に迷ってしまい、7時50分ころにようやく着きました。

          ダメおやじの北海道自転車旅(最終日)

          ダメおやじの北海道自転車旅(5日目)

          これは、50代後半のオヤジが体験した本当の話です。  5日目。帯広は雨。また雨です。ホテルを7時30分ちょっと前にチェックアウト。後輪タイヤの空気圧を見るとちょっと心もとないなあ。で、小型ポンプでがんばりました。何も食べないで5日目スタートです。  今日は単に釧路までの移動日。途中観光名所的なものはなさそう。走り出してすぐにセブンイレブンを発見したのでここで朝食。おにぎり2個(エビマヨとすじこ)とお茶。そのほか「いろはす」を2本購入し、1本をボトルに、もう1本をリュックに入

          ダメおやじの北海道自転車旅(5日目)

          ダメおやじの北海道自転車旅(4日目)

          これは、50代後半のオヤジが体験した本当の話です。   襟裳岬。曇天。強風。朝早く目覚める。睡眠不足とまでは言わないけど、疲れが取れた感じはしない。出発の準備を進めます。  7時朝食と聞いていたけど「なるべく早く出発したい」と伝えてあったので、6時45分に「朝食の準備ができました」と電話があった。助かります。夕食と同じ食堂に行くと、やはり一番乗りです。  これぞ「ザ・旅館の朝食」です。焼き鮭、味付け海苔、生卵、味噌汁(後で来ました)のほか、イカの刺身、イクラなどなど豪華な

          ダメおやじの北海道自転車旅(4日目)

          ダメおやじの北海道自転車旅(3日目)

          これは、50代後半のオヤジが体験した本当の話です。   3日目。朝、晴天。前日購入したサンドイッチを食べて7時30分ころにチェックアウトしてゆっくりと出発です。今日の目的地は襟裳岬。距離は95km程度あるはずなのに、道路標識では「えりも町:80km」だって。 気候が良いなか出発です 途中、橋の上で写真を撮ったり、道の駅の高台に登ってみたり、休憩をはさみつつゆっくりと自転車を進める。北海道らしい風景を見つけては写真を撮っていきます。  新ひだか・静内から浦河を通り、国道2

          ダメおやじの北海道自転車旅(3日目)