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感想:映画「来る」(最恐エンタメホラー映画)

アマプラで無料だったので映画「来る」を見ました。
Twitterで、

・柴田理恵がかっこいい
・霊能力者オールスターフェスが最高

と話題でしたが、確かにそう。特に柴田理恵が良い。人生で初めて柴田理恵で泣きそうになりました。柴田理恵は感動VTRを見て泣く側の人間だと思ってたけど、しばらく見ないうちに泣かせる側の人間になってたんですね。

ホラー映画としては、エンタメ味が強かったのでそんなに怖くはなかった。虫に耐えられるなら大丈夫そう。

むしろ前半部分での妻夫木くんの、崩壊に向かうしかないダメ男の演技がハマってて怖かった。冷たい熱帯魚とかクリーピーとかの、気が付いたら後戻りできないくらいに日常が崩壊していく、「その日常が崩壊しつつある過程の描写」が一番怖いのかもしれない。怖いというか直視できないというか。

妻夫木くんは絶妙に自分のことしか考えてない感じの男の演技が上手ですね。サマージャンボ宝くじの壁張り広告の妻夫木くんも、「俺は絶対に宝くじを当てる!」という意思を感じる。

「来る」の後半は、エンタメホラー映画の本領発揮という感じで非常に楽しかったです。

ホラー映画、ほかにはコクソンくらいしか見たことないけどオチがフワッてしてること多くないですか?ホラーゲームもそんなイメージある。
富士急ハイランドが、ディズニーランドくらいの強度のあるフィクションを求められてないみたいな感じなのかな。ストーリー以外を味わうエンターテイメント。

そんなジェットコースター映画「来る」、大変良かったです。

定期的に更新したいという気持ちはほんもの