【ミドル教員のマネージメント】学校での後進育成を考える
先日、Twitterのspaceで「ミドル教員のマネージメント」と題た対談を行い、合計で89人の方にご視聴いただきました。
昨年度は「ミドル教員のマネージメント(仮)」と題して半年以上多くの先生方と対談していたのですが、今年度から「いじめと不登校をなくす安全基地学級」にシフトしていました。
でもやっぱり、ミドル教員のマネージメントって大切ですよね。
どれだけ担任の先生が成長しても、そもそも先生方の成長には学校自体が先生方にとっての安全基地になる必要があり、それにはより適切で効果的なマネージメントを行う必要がありますから。
先日のzoomで色々な全国の先生と話して、今年度も再開しよう!と考え、今回からタイトルの(仮)を取って、再開しました。
何か決まったマネージメント手法があるわけではなく、色々な先生方と話す事で、帰納的に答えを探求していこうと考えています。
今回の対談では色々な気付きがあったのですが、一部を抜粋しました。
・ミドル教員の定義は人により異なる
→この定義の違いも知りたいと考えています。
こちらから定義するのではなく、ゲストの方がどう捉えているのか?そこがスタートラインですね。
・マネージメントに必要なのは、学校の外側の視点
→まさにまさに!
自分の所属している場所だけ見ていては、スタッフを振り回すことになりますからね。
学級経営や授業、管理職や学校の内側だけでなく、地域や教委や行政機関や医療福祉との連携も必要になります。
その大枠の中で、どう自分達が振る舞えば良いのか?と視座を高める必要がありますよね。
・多重化と多層化が重要
→自分の中にどのくらいの振り幅があるか?無敵の若者と無能な老害との二つの軸を持てるか?さらに、感情と理性の二つの軸の振り幅を広げられる必要があります。
その振り幅があるからこ、今の環境に合わせた適切な振る舞いを選択する事ができますからね。
・若い時にこそチャレンジして、チャレンジに慣れる事が大切
→「若いうちに苦労した方がいい」とよく言われますが、苦労とは未知への挑戦であり「若いうちから挑戦慣れしておかないと、歳取ってから挑戦できなくなっちゃうよ」って事だと思ってます。
でも、「若い」とは歳ではなく「今」という事です。
経験を重ねるほど、失敗を恐れて新しいことへのチャレンジに対する心理的ブレーキがかかります。
でも、マネージメント自体が新しいことですから、未来のために、今からチャレンジに慣れる必要があります。
そのためには、安心して失敗できる安全基地となる環境が必要ですから、整えていきたいですね。
対談を通して、新しい知識を得られただけでなく、中島の思考を言語化していただきました。
そこから思考がつむがれて、さらに広げることができました。
話すからこそ、自分の思考が言語化されて、見えてくるものがあります。
やっぱり対話するのって大切です。
そして、やっぱり後進育成をやりたい。
スペシャルの人を育成するのではなく、フツーの先生がフツーに仕事ができる、そんなしくみを作っていきたいですね。
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