ゲームと現実の、同じ部分と違う部分

「ゲームでは始まりの町に留まっている人はいないのに、なぜ現実では留まり続けているのか?」

といった話は自己啓発界隈ではよく言われるフレーズです。
一見すると、「確かに!冒険に出なければ!」と感じる人も多いと思いますが、そもそも前提が異なっているので、チャレンジできない事に気付き凹む人の方が多いですよね。

そんなツイートがタイムラインに流れてきたので、反論というか補足というかでツイートしました。

このnoteでは、ツイートでは書ききれなかった部分について書きました。

5月は五月病と言われるくらい、現状に不満が湧きやすいですし、怪しい誘いも増えますので、それらから自分自身を守る一助になれば嬉しいです。

実は、ゲームと現実は類似点が多いです。
私自身過去に「人生をゲームのように冒険しよう」といった本を書いています。

「あれ?同じこと言ってない?」

と思う方もいると思いますが、視点が異なります。界隈の方々はゲームから現実を見見ていて、中島は現実からゲームを見ています。

ゲームには、製作者がいて、システムが存在します。システムとは、RPGやアクションといったジャンルから、敵や仲間やアイテムの存在や、勝ち負けやレベルが上がるといった事まで多岐にわたります。

ですが、現実にはそんなシステムは存在しません。もちろん生物としてのシステムや地球の天候や色々な環境システムはあるでしょうが、そのシステムの多くはゲームのようには明確になっていませんよね。

「始まりの街で弱い敵を倒し続けてもレベルは上がらない。」

一見正しそうなフレーズですが、現実はそう簡単ではありません。弱い敵というのはゲームのようにわかりやすくないですし、そもそもレベルってなんでしょうか?自分自身のステータスも数値化されたものは、現実にはありません。

何より、現実ではゲームのように「誰かが考えたクリアー条件」なんて存在しないのです。

ですが、現実をゲームのように捉える事はできます。
漠然と日々の生活を過ごすよりも、自分なりに定義付けして目標設定した方が成長できますし成果も出せるし、日々の満足感は高まります。

学生で言えば、強制スクロールの課題解決し続けるゲームといえます。限られた期間の中で、勉強という課題をクリアし続けるゲームです。さらにクラスや先生方との関係をうまく立ち回るアドベンチャー要素もありますよね。

勉強という課題をどうクリアするか?ゲームでのプレイヤースキルを高めるように、自分の特性を知り、自分に合った技術を高めるべく試行錯誤を繰り返していく事が大切です。

「人生はゲームのようだが、一人一人プレイしているゲームは異なる。」

とも考えています。
誰かの攻略法が、自分の人生の攻略法になる事はほとんどありません。もちろん「行動する事が大事」なんて抽象度が高く万人に共通する事もありますが、でも実際にどう行動するのか?は自分で考えなくては行けませんからね。

この人生というゲームは生きている限り続いていきますし、ゲームのルールも変わっていきますから、他の人達の攻略法を参考にしながら、自分なりの攻略法を探し続けていきたいですね。

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