見出し画像

ノリで生きるのもうやめた

僕は実家にそれはそれは可愛い犬を飼っている。玄関を開けると飛びついてきたり、「撫でて!」と言わんばかりにお腹を見せてひっくり返ったり、行ってきますと家を出ると悲しそうに見送りにきたりと、一挙一同全てが愛おしい。まるで娘のように可愛がっている。そんな愛犬も家に来た当初は怯えて言うことを聞かなかったりで苦労したのだが、いつしか家族にも慣れ、決められた場所でトイレをし、ご飯をあげるときに「待て」ができるようになった。

ご飯が入ったお皿を持っていき、「お座り」と言う。お皿を目の前に置いて、「待て」。食べたい気持ちを抑えながらお利口に座る犬。「よし」の一言で勢いよく食べるその姿を見ては、日々癒されていた。

そんなある日、ふと我にかえって考えた。あれ、僕にとっても「待て」って大切なんじゃないかって。

何かいいアイデアを思いつくと、どうしてもすぐにTwitterに呟いたり記事にして投稿したくなってしまう。アイデアがわくこと自体は素晴らしいことだし、どんどん発信すべきなんだけど、その精度を上げるには「待て」が大切なのだ。

「よし!これいいな!投稿しよう!」とノリで5秒くらいで投稿してしまうと、思ったより伸びなかったりする。「あれ、渾身のいいアイデアだったのに、なんでだ!?」ちょっと残念な気持ちになる。

そんなときこそ、「待て」が大事だ。「いいぞ!」と思ったアイデアを、「もうちょっと考えてみようか」と一呼吸おき、「もっといい時間に投稿したらいいんじゃないかな」「ここの日本語変えてみようか」「もっと調べたらよりいい情報が得られるかもしれない!」と、考えてみる。それだけでいいなと思ったアイデアが、もっとよくなって、もっとたくさんの人に見てもらえる可能性が高くなる。

僕自身、ブログを始めて1年は割とノリで生きていた。何を書いても勢いに任せればそれなりにウケたし、イベントを開いても結構な人が来てくれた。でも今は、ノリでなんとかなる時期はとっくに終わった。いつもと同じじゃマンネリ化してしまう。新しい風を吹き込みながら、もっとたくさんの人が面白い!と思ってくれるアイデアを出さないと、飽きられ、忘れられ、消えてしまう。

だから、ノリで生きるのもうやめた。

これだ!ってアイデアが降ってきても、ちょっと一呼吸おいて考える。そのちょっとの考える時間で、もっといいものができるなら、ノリで生きるのもうやめて、僕はしっかり考える。

勢いだけじゃニッチもサッチもいかなくなったら、ちょっと一呼吸おいてみよう。

それでは素敵な1日を。


最強になるために生きています。大学4年生です。年間400万PVのブログからnoteに移行しました。InstagramもTwitterも毎日更新中!