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非モテを発揮して隣の女子校の美女にフラれた話

それなりに今でこそモテている中島ですが、もちろん僕も過去にいろんな失敗を経験してきました。これは僕に限らず、どんなにモテてる男も絶対に失敗を経験しています。

これは裏を返せば、恋愛で失敗した経験がなければモテないと解釈することもできます。今まで一度も彼女がいたことがないような絶望的なモテない男たちの相談に1000件以上のってきた僕は、それを身に染みて実感しました。「彼女が欲しいけどモテない」そう相談してくるほとんどの人がビビって何も行動せず、失敗すらしないまま0戦0勝0敗でただ歳だけを重ねています。

そこで今回は僕が体を張って、過去の恋愛の失敗を暴露していきます。モテるためには失敗から学ばなくてはいけません。失敗すらしたことがない人、デートに誘って断られたり、告白してフラれた経験すらない人は、スタートラインにすら立てていないのです。ぜひこのnoteを読んで「そうか!俺も失敗していいんだ!」というマインドを手に入れてください。

1. 隣の女子校No.1の美女と仲良くなる

これは高校時代の話です。僕は男子校に通っていまして、女の子との出会いの場といえば文化祭だけでした。人生で一番キラッキラした青春を謳歌すべき3年間を、汗くさい男どもに囲まれて過ごすわけですからみんなこの文化祭に文字通り命をかけてました。狩人のごとく女子に声をかけては、次々に連絡先を交換していくわけです。

入学したての僕は見ず知らずの女子に声をかけるなんて恥ずかしいこと無理だ!と思ってましたが、汗臭い男どもに囲まれるうちに僕の中の眠れる野性が目を覚ましました。祖先の狩猟本能が蘇ったのでしょうか。今ままでの奥手だった性格から一変、文化祭当日はちょっとでも気になった子がいれば片っ端から声をかけ、連絡先を交換しまくったのです。僕は決してイケメンというわけではありません。ここで大切なのは顔ではなくノリです。文化祭という非日常。迎える方も来る方もいつもとは違うテンションで舞い上がってるわけです。

ええい、こうなったらやるしかない。まさに踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らにゃ損損。当然断れることもありましたが、一度経験すればなんのその、所構わず片っ端から声をかけまくりました。その中でとりわけアツくなったのが、隣の女子校No.1の美女と仲良くなれたことです。その子は僕のクラスメイトと中学が一緒ということで文化祭に来てました。すかさずノリで声をかけて連絡先を交換したのですが、後から聞くと隣の女子校でも噂の美女らしく、中学時代からも圧倒的にモテていたとのことでした。

実はそのとき、本当に片っ端から声をかけていたのであまり顔を覚えていなかったのです。LINEのアイコンを見てみると確かに可愛い。なんと、これはビッグチャンスじゃないか。テンションが爆上がりした僕はその日のうちに「今度映画に行こう!」と誘いました。そしてすぐに「OK!」と返信が。「これはいける!」と勝利を確信しました。

2. ノリノリで映画に行くも…あれ!?

そして次の週に、彼女と2人で映画に行きました。たしかディズニーの映画を見た気がします。待ち合わせで初めて彼女の顔をよく見ましたが、超絶美しい。これはまたとないチャンスです。なんとしてもこのデートを成功させよう。その日は予定通り映画を見て、近くの雑貨屋を覗いて、ファミレスでご飯を食べて解散しました。

「うん、悪くないんじゃないか…!?」改札で彼女を見送りながら、今日の反省をしました。予約した通りに映画も観れたし、次何する?とか気まずい沈黙もなくいけた。よかったんじゃないか!? そのまま高揚した気分で電車に乗り、ウキウキしながら帰宅しました。しかしこのときまだ、中島少年は自分が犯した過ちに気付いていなかったのです…


3. 来ない返信。そして犯した過ち。

デートした当日も、次の日も、その次の日も、他愛もないやりとりを彼女とLINEでしました。「授業どうだったー?」「部活頑張ってね!」とかとか。うん、とりとめないトークもできてるし、悪くないぞ。そろそろ2回目のデートに誘うか…と思っていた矢先、返信が来なくなったのです…

正確に言えば、返信の間隔が明らかに長くなっていました。今までは1時間に1回だったのが、3時間に1回になり、そこから半日に1回、1日に1回、3日に1回と、どんどん遅くなっていったのです。「あれ?なんでだ?なんで遅いんだ!?」中島少年の焦りは募るばかり。こっちが「今日もお疲れ!」「部活頑張ってね!」「今何してるの?」「テストどうだった?」と送っても、「頑張る!」とか「OK!」など短い返事しか来ません。これじゃとても次のデートには誘えません。今誘っても「ちょっと忙しい!」とか適当に断られてしまいそうです。

しかし中島少年は我慢できませんでした。そして悲しいくらいに心が童貞でした

「ヤバイ!なんかまずい!でも何かしら行動しないと!いや、まだ待った方がいいのか!?」

来ないとわかっているのに、5分に1回スマホを見ては嘆いていました。部活の練習中もトイレに行くフリをしてスマホをこっそり覗いてたこともありました。しかし、待てど暮らせど返信はありません。

「ええーい!こうなったらどうにでもなれ!」そして中島少年は黒歴史に残る過ちを犯しました。

「今度また遊ぼう!」でもなく「ちょっと電話しない?」でもなく、なんの脈絡もなく「俺と付き合ってくれ!」とストレートに送ってしまったのです。もろもろの過程をすっ飛ばし、「結論から話すと…」と語り出す意識高い系就活生のように、結論を直球ど真ん中に投げ込んでしまったのです。そして彼女から、いつもより早く、一件の返信が来ました。

「うーん、友達のままの方がいいと思う!」

な、なんだよそのテンプレみたいなセリフ…お、俺はフラれたのか…!?

現実を受け入れられないまま、僕は部屋のベッドで絶望に打ちひしがれていました。中島少年の淡い恋は、ここで幕を下ろしたのです。

4. おれのしかばねを超えてゆけ

あれから7年以上の歳月が流れた今、当時の僕の何が悪かったのかがハッキリと説明できます。このnoteの目的は、なかなか一歩を踏み出せない皆さんに僕の恥ずかしい失敗談を読んで勇気を出してもらうことです。俺のしかばねを超えてゆけ。僕の失敗から得た反省を、皆さんの恋愛に役立てて欲しいのです。

まずこの大失敗1番の原因は「相手の理想と現実があまりにかけ離れていた」ということです。僕が文化祭で仲良くなった彼女は、間違いなくスクールカースト永久上位の爆モテ女子でした。(今は何も関わりはないですが、2年前に大学のミスコンで優勝してたのをたまたま見かけました。)

一方僕はどうでしょう。当時、僕は今まで彼女がいたことすらなかった心も体もバッキバキの童貞でした。文化祭テンションに浮かれて声をかけまくっていたものの、それは偽りの姿だったのです。しかし彼女はそんなことを知りません。おそらく「この私に声をかけるくらいだからよほど面白いイケてるやつなんだろう」くらいに思っていたはずです。

たしかに文化祭のノリで威勢よく話しかけてきた僕の姿は、スクールカースト上位の陽キャラに見えたことでしょう。しかし実際に会ってみるとどうでしょう。当たり障りのない会話しかできない、つまらないそこらへんにいる男と何も変わらないフツメンだったわけです。映画デートのとき、大きなミスがなかったことはたしかです。予約もしたし、気まずい沈黙が流れたこともありませんでした。しかしずっとモテまくってきた彼女にとっては、それでは物足りないわけです。

「なんだこいつ。あんなに元気よかったのに、こんなもんか」と。しかし非モテを発揮し童貞100%だった僕はろくにデートをしたこともなかったので、減点されなければそれで良しと勘違いをしてました。本当のところは減点を気にするのではなく、いかに加点できるかが重要だったわけです。

そしてLINEも童貞がすぎました。本来ならデートしたその日か、翌日中には次の約束をすべきだったのです。仮に相手が「ちょっと違うかも?」と思っていても、頻繁に会っていればその印象を変えることもできたはずです。しかし中島少年は様子を伺ってどうでもいいLINEに何日も費やしてしまいました。

恋愛はタイミングが命です。女の子の心は山の天気のように変わりやすい。ついこの間までいい感じだったのに、数日タイミングが遅れるだけで気持ちが変わるなんてことはザラにあります。鉄は熱いうちに打て!待ってもいいことなんてありません。直接会わないことには関係性は深まらないのです。

最後の「付き合ってくれLINE」はもはや触れなくてもいいでしょう。世には過程をすっ飛ばしてゴールに行きたい男がなんと多いことか。LINEの返信が丸一日空くようになったらそれは脈なしです。LINEを返せないほど忙しい人間なんてこの世にいません。総理大臣だって、大統領だってLINEをペッと返すくらいの暇はあるはずです。というか、少しでも相手に好意があればパパッと返すはずなんです。それがない時点で既にゲームセット。潔く撤退すべきです。しかし引き際を弁えず、追撃LINEをして起死回生を試みる男性があまりにも多い。

残念ですが、そのLINEはスクショされて晒されてるかもしれません。今まで何度もインスタで、女友達が男から送られてきた追撃LINEを「しつこい〜」と言いながら晒すのを見てきました。僕はLINEを送った彼らの気持ちが痛いほど分かります。「もしかしたらこのLINEを見たら気持ちが変わるかもしれない!」一縷の望みにかけてメッセージを送っているのです。どんな内容なら興味を持ってくれるんだろうと工夫を凝らしながら、さらには句読点の位置にまで気をつけながら、必死にスマホと格闘していたことでしょう。

しかしそんな愛の結晶も、ろくに読まれずキモチワルいメッセージとして公開処刑されるのです。あまりに残酷な世界に、キンタマが縮み上がってる男子諸君も多いことでしょう。

しかし恋愛の世界では失敗をすることが大事なんです。ビビって一歩を踏み出さず、0戦0勝0敗のままでは何も変われません。僕のように恥をさらし、鼻水を垂らしながら咽び泣き、涙で枕を濡らす夜を過ごす必要があるのです。

僕はたしかにフラれました。僕の好意は跡形もなく粉々に砕けました。しかしその砕けた心の破片を泣きながら集め、今度は決して割れない、ダイアモンドのような強さを手に入れたのです。

さあ。俺のしかばねを超えてゆけ。次はみんなの出番だ。失敗を乗り越え、強くなろう。君はモテる。一歩を踏み出す、勇気さえあれば。大丈夫だ。僕がついている。皆さんの恋愛を、心から応援しています。それでは素敵な1日を。

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最強になるために生きています。大学4年生です。年間400万PVのブログからnoteに移行しました。InstagramもTwitterも毎日更新中!