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日本がダメな国になろうとあなたにはほとんど関係ないどころかチャンスである

質問箱にこんな質問が来ました。

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質問者が日本がダメそうだと感じてるのが具体的にどんなポイントなのかは記載がないので分かりませんが、日本がダメな理由について心当たりのある方は多いでしょう。

新しい首相は頑張って商売をしてお金を稼いだ人・投資で頑張って稼いだ人からも税金をさらに巻き上げるよう税制を改悪し、優秀な人たちはどんどん国外に拠点を移していきます。英語教育に力を入れていたはずが未だに道を聞かれても教えられる日本人はごく僅かしかいません。身近なモノやサービスの値上げが相次ぐ一方、日本の平均賃金は低迷しており、お隣の韓国に抜かれ経済協力開発機構(OECD)平均を大幅に下回っています。ネットでは親ガチャという言葉が流行り、裕福な家庭に生まれなかった時点で人生は無理ゲーだからと戦うことを諦める若者も多数います。

頑張っても頑張らなくてもどっちにしろ地獄が待ってるなら、もうどっちでもいいやと自暴自棄な人が増えています。そんな現状を見て日本はダメな国でもう終わりだと思うのは至極真っ当な感想だと思います。

もう終わりかは分かりませんが、私としても日本人は海外の人と比べてガッツが足りないと感じることは多々あります。ここでいうガッツとは、自分の現状を打破するために嗅覚鋭く周りを見渡し、ここだというポイントでグイッとアクセルを踏む力です。

昔放送されたNHKの「インドの衝撃」というドキュメンタリーには、電気も水道もない農家の貧しい家庭が登場します。世帯年収は5万円。(月収じゃありません。年収です)この家庭が一家総出で息子のインド工科大の受験料3,000円を工面しようと奮闘し、もし受かれば初任給1000万円という状況で命を削って勉強していました。

この話を聞いた私の感想は「こんな奴らに勝てるわけがない」です。置かれている環境が全く違う。文字通りインドの彼らは受験に命がかかっているわけです。そんな究極のプレッシャーに打ち勝つようなモンスターたちに、働かなくてもゆるゆる生きられる日本で暮らす私たちが勝てるわけがありません。

しかしながらそれはインドの話で、日本で戦う限り関係はありません。生活保護も手厚く、無職になっても行政が守ってくれる日本。セーフティーネットは盤石です。受験戦争が激化しているとは言え、ある程度のお金さえあれば紙さえ書けば入れる大学はいくらでもあります。仮に年収が200万円でも、贅沢はできずとも友達と慎ましく遊びNetflixでエンタメを楽しむくらいの生活は誰でも営むことができます。こんな環境で命を削って戦えと尻を叩く方が異常と言えるでしょう。

日本経済を分析できるほど私に学がないので断言はできませんが、こうした環境に甘んじでヌクヌク働く人が増えた結果、生産性が落ち日本の経済全体が成長しなくなったというのは一理あるかと思います。

ただ一方で日本がダメな国になろうとあなたにはほとんど関係ないどころかチャンスだと私は考えています。なぜなら

日本がダメ
=日本人のほとんどがゆるゆる働いてガッツがない
=ライバルが少ない
=あなたがちょっと頑張れば簡単に勝てる

からです。強敵が少ないということは勝率が上がることと同義です。むしろチャンスと言えるでしょう。

いや、そんなこと言ってもグローバルで戦ったらそれこそインド人みたいな過酷な環境で戦ってきた人たちに勝てないじゃないかと思う方もいるでしょう。ご指摘はごもっともで、世界に出て勝つには日本で勝つとき以上の並々ならぬ頑張りが必要だと思います。ただそれは世界に出る場合の話で、私としてはそもそも日本で勝つことが簡単なのにわざわざ競争の激しい世界に足を広げる必要があるのかと思ってしまいます。意識が低い発言かもしれませんが、勝率に高いフィールドでまず勝利を収めることが賢い戦略と私は考えます。

私は中華系の友達が多いのですが、彼らは海外の大学を出た後に母国に帰って商売を始めるのではなく、あえて日本を選んで商売をしに来ています。その理由は単純に日本で勝つのが楽だからです。人件費も安く、安価に仕事を依頼できます。その上、日本人はリスクを恐れるあまりチャンスに飛びつくのが遅く、そこを彼らがかっさらってるわけです。1番勝ちやすいフィールド=1番勝ちやすい国に飛び込んで最短経路で勝つ、という中華系らしい効率重視の考え方が私はとても好きなのですが、少々厳しい言い方をすると日本人はちょろいと思われてるということです。

ただし、裏を返せば私たちも商売をする側になれば勝率が高いと言えます。安く人を雇うことができ、競合も少ないわけです。リスクを取って勝機に食らいつけば莫大なリターンを得られる可能性があります。

最も割りに合わないのは雇われて働く労働者でしょう。

賃金が上がらない
=ずっと年収は変わらない
=莫大なリターンが得られる可能性がゼロ

のなかひたすら働き、時間とエネルギーを失うわけです。リスクはありませんが、その分希望もありません。ワクワクのワの字もない選択肢です。もちろん企業で雇われて働く経験も大切ですが、ただ脳死で働いても安月給で酷使されるだけなので、ここで学んだことを使い倒して稼いでやるくらいの気概がないと徒労に終わります。

実際、私も企業で働く社会人一年目ですが、どうしたらここで得た知識をお金にできるかを考えて日々業務に当たっています。与えられた仕事は当然こなしますが、会社の利益に貢献することなんか頭にありません。最優先すべきは自分の利益です。それくらいがめつく労働に当たるべきなのです。

日本がダメな国になろうとあなたにはほとんど関係ないどころかチャンスです。ライバルが少ないということは勝率が上がります。みんなサボっているときに地道に頑張る人にチャンスは訪れます。易きに流れず、自分を律し、一歩一歩着実に前進できる人が最後は報われます。私もそうだと信じています。最強になる、そのために努力を怠らない。

シンプルに粘り強く、精進あるのみ。


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最強になるために生きています。大学4年生です。年間400万PVのブログからnoteに移行しました。InstagramもTwitterも毎日更新中!