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バストイレ別という宗教

僕は今一人暮らしをしていて、バストイレ一緒のユニットバスの部屋に住んでいる。しかし周りには「バストイレ別じゃないと無理!」と感じている人があまりにも多い。僕も部屋を決める際、最初の頃は「絶対にバストイレ別がいい」と思っていた。しかし実際に住んでみると全く問題ないどころかむしろ合理的と感じるほど快適に過ごせている。そこで今回はバストイレ別にそこまでこだわる必要はないという僕の意見を実体験と共に書いていく。

このバストイレ別論争についてnoteを書くにあたり、試しにTwitterインスタでアンケートを取ってみた。すると実に80%近い人がバストイレ別を希望していることが分かった。

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そのうち何名かからメッセージをいただいたのだが、多くの人が「お風呂と同じ空間にトイレがあるのが汚い」「カビが生えそう」という清潔さを心配していることが分かった。

実は僕も同じように清潔な方がいいという理由からバストイレ別の物件を最初の頃は探していた。しかしここで問題が生じてしまう。バストイレ別の物件はバストイレ一緒の物件よりも、1万円ほど家賃が高いのだ。僕はまだ大学生で、学費を払った上で一人暮らしの家賃も払うため、できる限り安く済ませる必要がある。今年の2月から一人暮らしを始めたのだが、大学卒業まであと14ヶ月もあった。バストイレ別のためにプラス1万円を毎月払うと考えると、14ヶ月で14万円。バカにできない金額である。

このとき家賃の予算はMAXで7.5万円を想定していて、バストイレ別という条件を崩さないまま予算の範囲内で物件を探すと、駅からとんでもなく遠いか、めちゃめちゃボロくてエレベーターもない木造かのどっちかしかなかった。

僕は実家が最寄り駅から徒歩40分という最寄りとは一体なんなのか問い詰めたくなるような遠いところにあったので、どうしても駅近が良かった。そして上の方の階に住みたいのでエレベーターも外せない。防音性も高い方がいいので木造より鉄筋コンクリートを希望していた。というわけで色々考えた結果、バストイレ別を諦め、その代わりに駅徒歩1分・鉄筋コンクリート造り・エレベーターあり・オートロック付き・宅配ボックスあり・5階で家賃7万円という神物件を死ぬほどググって見つけ出し、今はそこに住んでいる。(実は都内ではないのだが徒歩ですぐ東京23区に行ける距離にある。)

僕が住んでいる家のバストイレはこんな感じだ。

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【イメージ図(実際の僕の家とは異なります)】

どこにでもあるワンルームのユニットバスだ。多くの人がお風呂とトイレが一緒にあると汚いと考えているらしいが、それは全くの勘違いである。まず皆さんが心配しているカビについてだが、しっかり乾燥させれば確実に防ぐことができる。僕は常にバスルームの扉を全開にしているので24時間換気ができており、換気扇を回さなくても夜シャワーを浴びて朝起きる頃にはお風呂場は完璧に乾いている。

「そんなこと言ってもカビが生えやすいものとか置いてたら汚いじゃん」と思う人もいるかもしれないが、だったらカビが生えるものを置かなければいいだけだ。僕はバスルームに絶対に布製品を置かない。足拭きマットは珪藻土マットを使い、トイレットペーパーホルダーにも余計な布をかけない。シャンプー、リンス、ボディソープ、洗顔フォームなど最低限のものを置くだけなので絶対にカビは生えてこない。

とにかく布を置かなければ大丈夫だ。ちなみにお風呂洗剤はシュッとかけて流すだけで掃除できる大人気のルックプラスを使っている。

そしてトイレの掃除用品も最低限のものしか置かない。僕はスクラビングバブルの流せるトイレブラシを使っているので、バスルームの隅っこの方にハンドル本体を置いているだけだ。

ブラシをずっと置いていたら汚いが、これなら使ったらそのままトイレに流せるので清潔だ。ハンドル本体も定期的に消毒しているので全くもって不潔ではない。

「そうは言ってもカーテンはどうするんだ。さすがにカビが湧くだろう。」と思うかもしれないが、それはご指摘の通りどうしても少しだけカビが生えることがある。が、そんなときはカビキラーをかけて一瞬で駆逐することができるので全く手間にならない。

そしてこのカーテンに生えるカビも、常にドアを開けて24時間換気しているので滅多に生えることはない。だいたいバストイレ別のお風呂場にだってカビの一つや二つは生えるだろう。バストイレ一緒だから生えるわけではないのだ。一緒でも別でもどちらにせよカビが生えるなら、定期的にカビキラーで根絶やしにするのにかかる手間は変わらないのだ。ちなみにカーテンはこれを使っている。丈夫な素材で非常に便利だ。

以上ここまで書いたように、バストイレ一緒だからといって不潔なわけではなく、工夫次第で極めて清潔で快適に使うことができる。むしろ掃除の手間はバストイレ別よりも少ないくらいで、極めて合理的な空間だと思う。

ただここまで書いても「うーん。それでもバストイレがいい!」と思う人もいるだろう。今まで何度も何度も「バストイレ一緒はありえない!」という意見を聞きすぎて、まるで宗教のように洗脳されてしまったのかもしれない。

ここでちょっと視点を変えてみよう。実はこのバストイレ別というスタイルは日本でこそ一般的だが、海外ではほとんど見かけない日本特有の文化なのだ。海外旅行を思い出して欲しい。今まで泊まったホテルにバストイレ別の部屋があっただろうか。僕の場合はほとんどなかった。2月に行ったアメリカ旅行ではマリオットやウェスティン、シェラトンと行ったグレードの高いホテルに泊まったが、それも全部バストイレ一緒だった。つまりバストイレ別がいい!と狂ったようにこだわっているのは日本人だけで、海外はバストイレ一緒が当たり前なのだ。

このようにバストイレは一緒でも特に困ることはないし、他の国ではそもそも一緒が当たり前なので狂ったようにバストイレ別にこだわるのは合理的ではない。もちろんお金に余裕があるならバストイレ別を選べばいいと思うが、もし一緒か別かで悩んでる人がいたらぜひこのnoteをきっかけに「バストイレ一緒でも問題ないんだ!」と気づいてもらえると嬉しい。

周りが「これは常識だ!」と言ってることが常に正しいとは限らない。自分にとって何を優先すべきか比較検討した上で、ベストな方を選ぼう。些細なことだと思うかもしれないが、これこそが僕が日頃大切だと説いている「自分の頭で考える力」である。周りに流されず自分の頭で考える習慣がつけば他人に騙されてカモにされる心配もなくなる。

これからも自分の頭で考え、合理的な選択をしていきたい。それでは素敵な1日を。

一人暮らしで買ってよかったものはこちらのブログでも紹介しているのでぜひ覗いてみてください。




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