今からクリぼっちを回避する裏ワザを伝授しよう
もしこのnoteを読んでいる人の中に、恋人が欲しかったのに力及ばず、涙を流し、孤独なクリスマスイブを迎えた人がいたら、僕が今からでも間に合うクリぼっち回避の裏ワザを伝授しようと思う。
答えは簡単。
今すぐLINEの友達全員に
『暇だったら一緒にご飯食べに行かない?』
と送る。以上だ。
間違いなく上の文章を読んだほとんどの人が「は?何言ってんだお前。」と激怒しているに違いないが、僕は至って本気だ。
真っ赤なお鼻のトナカイさん級に顔を赤くしてブチギレる前に、今から僕が伝えるメッセージを、偏見なしに読み込んでほしい。僕は論理的でないことは嫌いだ。理詰めで考えて、合理的な判断を下せる人間でありたいと思っている。では参ろう。
『クリスマスをひとりぼっちで過ごす』通称"クリぼっち"を回避するために、先ほど書いたように今すぐLINEの友達全員に『暇だったら一緒にご飯食べに行かない?』と送ってみてほしい。
しかし多くの人がきっと「できない」と言うだろう。そんなの無理に決まってんだろ。何ふざけたこと言ってんだと、そう思うはずだ。しかしクリぼっちを回避するための第一歩はこの「できない」を分解していくことから始まる。
なぜみなさんは、LINEの友達に『暇だったら一緒にご飯食べに行かない?』と送ることが「できない」のだろうか。
『恥ずかしい』『変な噂が立ったらどうすんだよ』『そもそも異性の友達がいない』などなど、言い訳がたくさん出てくる。
しかしそれは結局『自分に自信がない』の一言に集約される。
自分に自信があれば、噂が立とうが構わない。一緒にご飯に行けば相手を楽しませることができる。
『暇だったら一緒にご飯食べに行かない?』と言う簡単な誘いすらできない皆さんは、誘う以前に自分に自信がない。そして、それ以上に万が一ご飯に行くことになった場合、どう振る舞えばいいのか全く分からず不安になっている。
「ご飯に行ってからの心配は、デートの約束ができてからにしろ」というのが本音だが、気になる相手とご飯に行く経験がなければオシャレな店も全く知らず、適当に良さげな店を回ってみてもどこも満席で結局空いてるファミレスに入り、会話が続かず微妙な空気で撃沈する未来は目に見えている。
とにかく何が言いたいかと言うと、『暇だったら一緒にご飯食べに行かない?』と誘えない人は自信がない。
この問題は当然、自信をつければ解決できるわけだが、では自信をつけるには一体どうすればいいのだろうか。
逆説的になるが、その答えこそが『暇だったら一緒にご飯食べに行かない?』と今すぐLINEを送ることなのだ。
まず皆さんには『失うものは何もない』というマインドを持ってほしい。
皆さんは『暇だったら一緒にご飯食べに行かない?』と知り合い全員にLINEを送ったところで、何か失うものはあるだろうか?
『あいつからLINE来たって変な噂が立つ』『送った相手に嫌われそう』
大丈夫、噂なんて立たないし、嫌われもしない。すぐに忘れられる。
僕はいつも何か不安になったとき『自分が相手だったらどう思うだろう』と考える。例えば自分が大して仲良くもない人から『暇だったら一緒にご飯食べに行かない?』と誘われたとしよう。
『ごめん。予定あって無理。』と返信するだけだ。以上。これを誰か知り合いに『ねえ、聞いてよ。こんなことあったんだけどw』と噂なんかするわけない。逆にするやつ、どんだけ暇なんだよ。心狭すぎるだろ。そんな人とは関わらない方が正解だ。
そして『暇だったら一緒にご飯食べに行かない?』と送られたところで、相手のことを嫌いになるわけがない。少しでも興味があって予定が合えば行く、興味なかったら行かない。以上だ。
送る時点での好き嫌いで返答が変わるので、送ったあとのことはもう関係がない。
要するに『暇だったら一緒にご飯食べに行かない?』と誘うことで何か未来の関係に悪影響が出るわけじゃないし、送ったところで向こうの好感度は変わらないのだ。
君のことが気になっていて予定が空いてたら来る。
気になってるけど予定があったら別の日時で調整する。
興味なかったら適当な理由で断られるか無視される。
以上だ。誘う以前に結果は決まっているのだ。
と言うわけで今すぐ『暇だったら一緒にご飯食べに行かない?』と送れない理由はない。逆にあるなら教えてほしい。
そして『暇だったら一緒にご飯食べに行かない?』とLINEを送れたとき、君は今より強くなれる。
今まで人の目を気にして何もできずにいたことだろう。しかし今、君は『暇だったら一緒にご飯食べに行かない?』というLINEを送ることができた。
0が1になった瞬間だ。人類にとっての大きな一歩だ。
僕が思うに、モテない人は失敗の数が圧倒的に少ない。
傷つきたくない一心に勇気を出して一歩を踏み出さない。
0戦0勝0敗の状態なのだ。
バッターボックスにすら立とうとしない。これじゃあ何も改善できない。
一度でも打席に立って、特大の空振り三振をしてみてほしい。そこで初めて気がつくはずだ。
「そうか、これが本当の試合なのか。」と。
『暇だったら一緒にご飯食べに行かない?』と送ったはいいけど、断れれる、無視される。
「そうか、この子は僕に興味がないのか」そこで初めて分かるのだ。
逆に興味を持たれていないのに片思いし続けるのは時間の無駄だ。人生の時間は限られている。投資の言葉に『損切り』というものがあるが、恋愛においても同じ。無理だと分かったらさっさと次に行くのが賢明だ。損切りをするためにも思い切って一石を投じるしかない。
運よくご飯に行くことになっても、うまくいかない場合がほとんどだろう。イケてる店も知らなければ、会話を盛り上げることもできない。
くやしい。
くやしい。
だが、それでいい。
知ってる人はカイジのあのナレーションで再生してほしい。
だが、それでいいのだ。
何度も何度も言うように、打席に立たないと何も始まらない。
0に何をかけても0なように、一度でも0を1にする経験がなければ、一向に前に進めない。いい感じの店が全然分からなくてデッカい水槽がある飯がめちゃめちゃ不味い居酒屋に行ってもいいじゃないか。予約を忘れ店を探し回るも、どこも満席で寒空の下を延々と歩いてもいいじゃないか。いざ店に入っても会話が続かず、割り箸の袋を複雑な形に折るくらいしかすることがなくてもいいじゃないか。
0を1にすることができれば、あとはその1を大きくしていくだけだ。失敗をして、はじめて改善ができるんだ。
失敗→改善→実践
これを繰り返すことで、自信がついていく。そのためには、まず一歩を踏み出さなくちゃいけないんだ。
クリボッチを回避する裏ワザなんて書いたが、裏も表もねえ。
気になるあの子のSNSを見て『何かつぶやいてないかな』とかコソコソ裏で女々しく詮索しても意味ねえ。そんな時間がもったいねえ。
ド直球で行くしかないんだ。
ここまで読んだ皆さんならきっと『暇だったら一緒にご飯食べに行かない?』と、LINEを送ることができるはずだ。
『暇だったら一緒にご飯食べに行かない?』と送れないのは、皆さんの自信のなさによるものだ。
その自信のなさは、一朝一夕に手に入るものではない。一歩を踏み出して失敗し、改善を積み重ねていくことでついていく。
そして失敗をしたところで、何も失わない。頭に思い浮かべる心配はみんな取るに足りないどうでもいいことだ。断言しよう。もし自分の失敗を笑うような人がいるのだとしたら、そんなしょうもない人とは付き合う必要がない。思いっきりブン殴れ。
『暇だったら一緒にご飯食べに行かない?』と送れば、クリボッチを回避できる。
それは直近のクリスマスでは叶わないかもしれないが、『暇だったら一緒にご飯食べに行かない?』と送って0を1にすることができれば、必ず来年のクリボッチは回避できる。僕が約束しよう。
それでは素敵なクリスマスを。
(こちらのnoteは昨年書いたブログに書いた記事をnote版にアップデートしたものです。)
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