【旅の記憶】メルボルンの台所(Melbourne 4)
昨夜早く寝たので、たっぷり睡眠をとって起きる。
朝食付きなので当然という感じで共同キッチンに向かうと、驚いたことに誰もいない。
そんなに朝早いわけでもないのに、まだ他の宿泊客は寝ているのだろうかと訝りながら、冷蔵庫を開ける。
ミルクもオレンジジュースも新しい物に変えられた気配はなかった。
ひと月前のミルクをシリアルにかける気は起こらず、食パンをトースターに入れる。パンも一体いつのものか見当もつかなかったが、何とかジャムを塗って食べた。
紅茶カップを棚から取り出して紅茶を入れる