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「自分ってどんな人?」~自分を知ることの重要性~

こんにちは!
株式会社なかい予備校グループ なかいLaboの趙です!
年末に向けてまっしぐらですね。
時間が経つのが早くて驚いています。

今年一年を振り返ってみると、私自身は楽しく過ごせた一年だったなと思います。
中井と二人でYouTubeもやってみて、色々学びが多かった一年でした。

さて2021年最後のブログは、「自己認知」の話をしようと思います。
私自身、「自己認知」というものは、人間が成長していく上でとても重要だと思っているからです。

「自分を知る」ということ

自己認知とは「自分で自分のことを知る」ということです。
みなさんは、自分がどんな人間かつかめていますか?

私は普段の仕事で様々なお子様や保護者の方と接していますが、面談や直接子どもと関わる中で、相手がどんな人かを捉えていきます。
同じように「自分ってどんな人?」という視点で自分を「客観的」に捉えていくことを「自己認知」と言います。

自己認知ができるようになるには

自己認知ができるようになってくるのは、だいたい小学校高学年以降だと思います。子どもの発達を考える時に、自己認知に関することで言えば、まず5歳くらいの時期に「心の理論の獲得」が来ます。

これは、自分が知っていることでも、相手が知らないことがあるということに気づく年齢です。
相手の立場に立って物事を考えることができはじめます。
そして。「9歳の壁」という言葉があり、この年齢の頃に、抽象的な概念を獲得したり、自分以外の人間の心情理解ができるようになったり、状況を把握したりして、メタ認知が育っていきます。

メタ認知とは、「今自分はこんなことを考えているなー…」と自分から幽体離脱したように自分を外から見て捉える力のことです。
メタ認知の力が弱いと、自分を客観的にとらえることが難しくなります。

自己認知の育ち

では、自己認知の力はどうやって育っていくのでしょうか?
それは、あくまでも自分自身の経験の中から見出していきます。

自分でやってみてできたこと、できなかったこと、苦手なこと、得意なこと、楽しいこと、嫌なこと、ずーっとやっていたいこと、もう絶対やりたくないこと…そんな自分の要素を見つけていくことから始まります。

でもそれを最初から自分自身で見つけることは難しいです。
なので、周りからのフィードバックを貰いながら自分で自分を組み立てていくのです。

私は、小学生の子どもたちを相手に「ソーシャルスキルトレーニング」をしていたこともあります。
社会で他者と関わりながら生きていくためのスキルを学ぶプログラムです。

その中で私が指導者として意識していたのは、子どもに事実を伝えるということです。できていたこと、できていなかったこと、楽しそうにしていたこと、嫌そうにしていたことなどを直接本人に伝えます。

また、自分たち自身で自分の行動を振り返ることもしてもらいます。
自分が頑張ったこと、楽しかったこと、もっと頑張ればよかったこと、反省点など。
もちろん、自分の経験の中で「失敗」と「成功」を繰り返すことも重要です。その中で自分自身に気づくことも多いからです。

そういう経験を積み上げていくことで、「自分という人間を知っていく」力をつけていきます。
「自分ってどんな人間!?」と知ることで、他者との関わりの中で、自分がどうすればいいのか、どういう助けが必要なのか、どんな役割ならできるのかを自分で見出すことができるようになります。

そこから最終的には、「自己選択」や「自己決定」の力に繋がっていきます。

自己認知の力はいきなりつくものではなく、日々の中で少しずつ育っていくものです。
子どものチャレンジや、子どもの選択、子どもの行動へのフィードバックを大切にしながら、子どもの「自己認知の力」を育てて行けるといいなと思います。

子ども発達Laboでは、水泳だけではなく子どもたちが将来自分らしく生きていくための力を身につけてもらうことを目的としています。

お客様のニーズに合わせて、お子様の「自己認知」を育てていきたいと思っています。
また、お子様の成長と発達に関する相談も受け付けています。
お気軽にご相談下さいね!

今年も一年ありがとうございました!!
来年も何卒宜しくお願い致します!
皆様、よいお年をお過ごしくださいね!!


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