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【後編】海外生活を計画されている方の参考に、私が7歳で飛び込んだ海外生活

私は7歳~12歳までのイタリア生活を満喫した。
未だに思い出されるのは楽しかった思い出ばかり。

海外生活を考えている子持ちの方は、「子供がちゃんとやっていけるだろうか?」と心配されていないだろうか。

私の経験上は、自分(大人)のことを心配したほうがよいと思う。
子供は勝手に順応していく。
むしろ大人の方が苦戦する可能性が高いので、自分がやっていけるかどうかを考えたほうが良い。

海外生活に一番重要なのは順応性だと思う。
もっと具体的に言うなら「郷に入っては郷に従え」ができるか。

語学もそんなに大事ではないと思う。
私の母は6年間イタリアに住んでいながら、信じられないぐらいイタリア語が下手なまま帰国した。
一方で、イタリア生活を一番楽しんでいたのは母ではないだろうか、という印象。
前回書いたように、私自身もアメリカンスクールで2,3年英語が話せない子供用のクラスに入っていた。
それだけ語学には壁があったが、2,3年経った時には彼女がいたし、完全にフィットしていた。

自分の生活環境に全く日本語が話せない外国人が入ってきたことを考えてみると想像できると思う。
言葉が通じないからといって突き放しはしないはず。
見るのはその人の行動、態度だ。

例えば男尊女卑が未だ残っているような国から来ている外国人が、それを我々に主張してきたとすれば、なんだこいつ?となる。
しかし、日本のやり方を教えてほしいとくれば、丁寧に教えてあげようとするし、受け入れようとする。

国・地域ごとに文化・考え方などは異なる。
なので、海外で生活するなら、そこに自分をはめていくことから。
歴史の違いによって環境が変わり、環境に合わせて地域ごとに文化が育っている。
それぞれで違う歴史的背景を持つので、時には極端なほどに価値観や考え方が異なることもある。
それを良し悪しで考えるのではなく、ましてや自分がそっちの国にいっているのであれば、それを受け入れるの一択。

子供が海外に行ってもすぐにうまくやれるのは、価値観がまだ確立していないために、柔軟に物事を受け入れられるためだと思う。
親がイチイチ子供に口を出さなければ、子供は勝手に順応していくだろう。

どちからというと苦戦するのは日本に戻ってきてからかもしれない。
海外生活によって、その地域に合わせて価値観が子供の中で確立されていくので、日本にある程度大きくなってから戻ると違和感が相当にあるはず。
私は12歳で帰ってきたが、たった6年でもそう感じることは少なくなかった。

何れ日本に帰ってくることが前提なら、例えば家の中では日本的に生活するなんていうような準備はあった方が良いかもしれない。

何にせよ、海外生活に子供を連れていくというのは、何も心配いらないと思う。

最後に、私の初キスの相手はブロンド美人なスウェーデン人だ。
TRUTH or DAREの指令だったけど、初キスには違いない。
そんな楽しかった海外生活編でした。

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