他人と比較する意味
今回は自分自身のことではなく、他の人と比較することについて書いていきます。
まず、自分は「自分は自分、他人は他人」と考えているので、あまり周りの人の泳ぎなどは気になりません。
もちろん水泳指導が仕事なので、他の人の泳ぎを見て分析するのは職業病のようなものなのですが、自分自身の練習の時は基本的に自分の泳ぎしか考えていません。
よくグループレッスンをしている時に、
後ろに追いつかれそう(前に追いつきそう)
遅いから前に行きたくない
ゆっくり泳ぎたいから後ろに行きたい
他の人の泳ぎを見たいから後ろに行きたい
などと言われます。
自分からするとちょっと意味不明な発言なのです(;´д`)
まず皆さんはどうなりたいですか?
きれいに泳ぎたい
楽に泳ぎたい
速く泳ぎたい
などいろいろ目的があると思いますが、そこに他の人の泳ぎを考慮する必要はあるのでしょうか?
上達するためには、
現状を把握し、それに対して対策(練習)して、結果を確認する
という流れを繰り返していきます。
それができるようになるスピードは個人差がありますし、できるようになるまで練習できるかどうか?が大きな差だと思います。
それに、例えば
前の人においていかれる
後ろの人に追いつかれる
という事態が発生したとして、その原因は確実に自分にあるのでしょうか?
前の人や後ろの人が調子がよかったり、上達してたりすることはないでしょうか?
自分にも好調、不調があるので、前後の人たちにも好調、不調があるはずです。
その不確定要素で上達の目安を測ると、正しい判断は難しいと思います。
これは自分の考えですが、
自分のペースで泳ぐために先頭(もしくは自分より速い、もしくは上手な人の後ろ)で泳ぐ
ことは、自分の練習を有意義なものにする必要最低条件だと思います。
自分だったら、後ろから追いついてくる人には「速く泳ぎたいなら前に行きなさい」と思っちゃいますし、前に追いついて自分の泳ぎたいペースで泳げないのも割と嫌ですね。
まあ、これは自分の考えなので、なかなか実行するのは難しいとは思いますが、考え方の一つとして参考にしていただけたらと思います。
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