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歩行に対する重要な考え方

今回は、“歩き”について書きたいと思います。

理学療法学生向けですが、場合によっては、一般の方にも役に立つかもしれません。


ここでは、歩行の運動学的、運動力学的内容などではありませんが、必要な考えだと思います。



歩行は目的なのか?

冒頭ですが、この記事の核。

歩行が目的なのか、それとも手段なのか。

それを、しっかりと理解する必要があります。


リハビリテーションを進めていく中で、自宅復帰の退院支援や在宅の場では特に大事になってくると思います。


医療者に限らず、私たちは、
歩くことに固着しているのかもしれない。


よく患者さんからはこう言われます。
「歩けるようになりたい」


しかし、「歩けることが目的なのか?」


例えば

よくよく、話を聞いていくと。

「買い物に行きたい」
「孫や子供と遊びたい」
「スポーツを楽しみたい」
だったとします。


これらは、場合によっては歩かなくてもできることかもしれません。


歩きが目的なのか。それとも手段なのか。


「歩いて買い物に行く」
「孫や子供とかけっこをする」
「サッカーをしたい」
というわけではない。

それが、歩かなくてもできることなら。


歩行は手段となるのです。



最後に

かなり、極端なことを言いました。
もし、この記事で、お気分を害された方がいらっしゃれば、申し訳ありません。

しかし、これは、退院支援に向けて考える上で、頭の隅に置いておくべきことだと思います。


歩行が目的なのか手段なのか


歩くことについてこだわることも理解できます。しかし、限られた時間で最善の選択をする上で、目的と手段をしっかりと確認する必要があります。


今日もお立ち寄りありがとうございました! ではまた(^^)/!

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