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属人的な広告の是非

数年前からデータから広告をつくるというサービスが増えはじめた。スマホの普及によってデータがとりやすくなり、ABテストなんてやってみたりして、どちらが効果があるかなどを調べているらしい。そりゃいいと思いますよね。ぼくもすこし興味をもって話をきいたりしたのだけど、すぐに興味がなくなりました。だってつまらないから。つくっててつまらないことがカンタンに想像できたし、その話をしてくれた人もたのしそうに話してるわけじゃなかった。業務的な感じで話していることに違和感を覚えました。
そりゃみんな結果をだしたいんです。広告はそれなりにお金がかかるし、なにかを売りたいという希望があるから。でもね、やっぱりなんでもかんでも売れる世の中にはならないんですよ。いくらデータを駆使したからといって、その広告を利用したモノが、すべて売れました!なんてことにはならない。だってそれができるんだったらサービスや商品開発に取り入れるべきでしょ。広告の良し悪しよりもサービスや商品の良し悪しを調べたほうがよっぽどいい世の中になりますよ。
ぼくはそのような広告が生んだのはつまらない広告たちだと思っています。みても感情が動かない。必要としてそうな人たちしかみない。しかもその人たちも、その瞬間しか覚えていない。そんな広告たちが増えたおかげで、ずいぶんつまらない表現が浸透してしまいました。
最近はまた懲りずに、属人的にならない広告などと謳うサービスがでてきたようです。属人的のなにがわるいのか。昔はもちろん、いまだって効果がでている広告の大半は属人的です。だって広告って相対的な価値もあるから。いまの世の中だからこうしてみよう。という人の感覚で企画って変わるんですよ。いかに優秀な企画者と出会うか。それも大切なことになっている。広告代理店でなくてもいまは優秀な人がたくさんいます。なんとかデータばかり追いかける世の中ではなくなりますように。人の感覚って案外アテになります。


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