クヮンガクッ「ヒマだからドキュメント」

先日『私のバカせまい史』で旅番組を研究していた。旅番組が流行ってさまざまな演出が加えられているという内容だったのだが、ぼくはMBSで放送されていた『クヮンガクッ』を思いだした。
ぼくの家は自営業で共働きだったため、家でひとりで過ごす時間が他の子に比べて多かったのだと思う。姉が２人いるが家にいたし、毎日のようにサッカーをしていた気もするし、どのような生活をしていたかはいまでは思い出せないのだが。母はさみしい思いをさせないように衛星放送でたくさんのテレビを見られるようにしてくれていた。なので小学生のころからMTV、WOWOWなどを見ていて、海外サッカーや映画にくわしくなった。その中にGAORAというチャンネルがあり、そこで関西のお笑い番組が見られた。ぼくがよく見ていたのは『2CHO-KENのガオラGAオーラ』。関西の劇場でやっているお笑いを放送していて、ネタをやってゲームをやってというテレビとはまったく違うお笑いをそこではじめて触れた。シェイクダウンが好きになって録画しては何度も見返したものだ。
おっと、話を戻して『クヮンガクッ』。GAORAでこの番組も見ることができた。当時まだ売れてるとは言えなかった陣内智則さん、サバンナさん、チュートリアルさんなどが出演していた。人気コーナーになったのが陣内さんの「レシートすごろく」。街で声をかけて見せてもらったレシートの場所に行ってゴール地点を目指すというもの。梅田がスタートで難波の百貨店がゴールだったと思う。だけどレシートに書かれた場所に行かなければならないので沖縄に行ったりもしていたと思う。企画というものをここまで意識したことははじめてだったかもなぁ。あと「ヒマだからドキュメント」というコンセプト。いまでもすばらしいコンセプトだなと思う。時代も場所も関係なく、すばらしいものは生まれる。ぼくもまだまだがんばるぞ！

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