大切なことは大体めんどくさい

めんどくさいなぁと思うときぼくはいつも、宮崎駿さんのことを思いだす。宮崎さんは「大切なことは大体めんどくさい」と、「めんどくさい」と言いながら仕事をしている。鳥山明さんもめんどくさがりな人だったらしい。アラレちゃんのメガネは「ロボットが近眼だったらおもしろい」というちょっとしたギャグのつもりが定着してしまって外すきっかけがなくなったらしい。メガネを毎回描くのは面倒だと後悔していたそうだ。
おふたりに共通するのは、めんどくさがりな割にとてもていねいに描きこむ画風であること。とても繊細で緻密な絵をみていて、めんどくさがりな人だなとは思えない。だけど、

という「だけど」が大切だ。仕事ってだいたいめんどくさいことの連続で、ぼくも苦手なことばかりだけど、宮崎駿さんの仕事ぶりを知ってから変わったところがある。企画をかんがえるのだって、すぐに考えはじめれば早くおわる。だけど１回、その周辺のことを考えてみる。そうするとこで思わぬ価値に気づけることがある。撮影だって最低限の機材と毎回おなじスタッフでやってればまちがいはない。だけど、おなじことをくり返すことで失われることが大きい。ぼくの場合はとくに飽き性だから新鮮みのなさからクオリティもさがってしまうだろう。編集もテンプレート化されたやり方のほうが早くおわると思う。だけど毎回なにかしら考えてちがうことをしようとする。
そしてどの工程でも「見直す」ということが本当に大切だと思う。なんてあたりまえのことを言ってるんだ。と思われるかもしれないが、これ、怠る人がかなり多いと思う。見直すとなにか見つかります。必ずといっていいほど。毎日のこの投稿は見直しておらず、一筆書きの要領で書いているので誤字脱字があると思われます。悪しからず。
めんどくさいんです。でもそんなときは宮崎駿さんと鳥山明さんのことを思いだしましょう。
「大切なことは大体めんどくさい」だけどやるのです。

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