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洗濯機を4台買ったはなし。

もりです。

先日のコチラの記事が、『note公式』
『「家電・インテリア」記事まとめ』に掲載!🎉


『#インテリアではない』ですね。

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なんとかしましょう。



『横型ドラム型洗濯機』がトラウマになったわけではないのですが、『縦型ドラム』というものを買ってみました。

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日立『タテ型洗濯乾燥機 BW-D11XWV』です。

この洗濯機は我が家では4代目になります。


キャプチャ

初代 『シャープ 新乾洗ES-E62』1997年発売。
(E61?だったかも。)
シャープがElectrolux社のOEMを受けてまで日本に導入したモデルで、まだ「Made in Itary」だった気がする。
のっぺりしていますが、1997グッドデザイン賞。

シャープも嬉しかったのか、商品名に『乾!』って入っています。ーVW-**ーとかじゃなくて漢字ですよ。
(未来が現実になったみたいで私も嬉しかった。)

キャプチャ

商標も取られていますが、何故か検索登録は「親乾洗」になってます。
親を乾かしてどうする。

登録番号  第3347906号
登録日  平成9(1997)年 9月 19日

メチャメチャ高かった記憶があります。
「乾燥まで全てが可能という夢の生活」に目がくらみ、あまりランニングコストは考えませんでした。
『温水洗い』が可能で、『ヒーター乾燥水冷除湿の乾燥方式』

5年くらいして壊れました。

 当時シャープはElectrolux社との提携を終了していて、「部品がない」と言われます。ところが「本来の修理価格の金額で最新機種に交換できますがどうされますか?」という耳を疑うような提案をうけます。

3万円程度で、2代目と交換。


キャプチャ

2代目 『シャープ ES-WD741』2002年4月発売。
『C-14』という「洗濯槽の回転センサー不良」を出して暴れまわる。
2002グッドデザイン賞。

ピントの甘い画像はネットからの拾い物ですが、記憶もおぼろげです。
何故ならすぐに壊れたからです。

初代と比較するとドアハッチがすごく大きくなり、楽しくなり毛布とかを洗っていました。(取説通りにネットに入れて)

キャプチャ

「衣類のかたよりエラー」の頻度がとても多く、「脱水が終わるまでは一瞬たりとも油断できない『全自動洗濯機』」「ただ脱水が出来ただけなのに、うまく出来た時はなんだかほめてあげたくなる『全自動洗濯機』」でした。


『C-**』のエラーが出て、保証期間中に一度修理依頼。

キャプチャ

暫く動いていたのですが、再修理保証(無償)の期間中にまたエラーが解除できなくなり、お金は掛からないけどうんざりしながら再修理依頼。

どちらの場合も、洗濯槽を横から支えているシャフトの曲がりと、軸受け部分のガタだったのですが、「修理されても良いですが、追い金数万円で最新機種に交換できますがどうされます?」の提案。

神なの?


だんだん「わらしべ長者」みたいな気持ちになってきますが、お支払して承諾。
(金額覚えていないのですが、「3万以下だった。」の配偶者証言あり)

3代目と交代。


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3代目 『シャープ ES-DG703』2003年4月発売
『E-01』という「給水バルブの異常」で持ち主に壊される。

 2代目の修理をしていただいている際、軸が曲がる原因となった、分解された洗濯ドラムの重さに衝撃をうけます。
 このモデルは「衣類のかたよりエラー」を回避するために(多分東芝が考案した)『液体バランサー』を装備していて、洗濯ドラムの中に液体が入っており、衣類の偏りがあっても反対側に液体が回りバランスをとることで、『E-09』エラーを回避してくれます。

でもドラムは更に重くなるはずで、「ますます壊れるのではないのか?」と思いましたが、3万だったので黙っていました。

実際『E-04』『E-09』は皆無とはいえないまでも激減しましたが、「激オモのドラム」と「絶対に曲がらない軸」のホコタテ効果は素晴らしく、脱水中に『ゴトガタガタ!』と『頑張って洗ってます!』アピールすごいです。

「うちの子だけなのか?」不安になり、ネットで検索すると他のお宅でも同じく「徘徊する」となっており安心する。


よく働いてくれていましたが、今回別の原因(人災)で交代となりました。


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当代 『日立 BW-D11XWV』2015年6月発売

静か。

武蔵野線から地下鉄に乗り換えたくらいモータ音が静かです。
(『SL列車』から『テスラ』かもしれない。どちらも乗ったことないけど。)

乾く。

先代が壊れるまで、「乾燥機能のついた縦型」があることを知りませんでした。(あっても補助的な機能だと思っていました)

乾きます。『TourbillonCafe』さんの動画で導入決意。

厚手のバスタオルなども、ガス乾燥機張りにふわふわになります。

ドラム(バカ)デカい。

機種名にもなっていますが、洗濯容量11kgです。
初代機から比較すると、同じキカイの大きさで洗濯量が倍になっています。
昔はキカイの中にドラムが入っていたのに、今はドラムをキカイが覆っている感じ?
汚れものは洗濯カゴに投げ込んで、それを横型のドラムに移し替えていましたが、このモデルだとドラムの径が洗濯カゴより大きいのです。
直接バンバン投げ込めます。

洗濯ものを出し入れする際に、ひざまずく必要がないのも嬉しい。

ナイアガラ?

洗浄力はどうでしょう。横ドラム方式日本語の『叩き洗い。』よりも、『ナイアガラ!』『ビートウォッシュ!』の方が数倍強そうですが、洗浄力は横型の方があったような気がします。(冷水での比較)



でも満足しています。

機能からすると価格のバランスが良いです。

 最高機能をもつ機種は「メーカのフラッグシップ」なので、現在の『横型ドラム洗濯機』はこれにあたり、どうしても設定価格は高額になります。
 高級車も家電も同じですが、『フル装備モデル』には「そこまでいらんやろ」の装備もたくさんあります。
 勿論、購買力に問題が無ければ「いつでも何でもできる」ものが最高ですが、毎日タバコを買いに行くだけなら、原付の方が早くて高級車は必要ありません。
A.『横型ドラム洗濯機だと、全ての機能を持つ高額機種から「機能を捨てていって、安いモデルをさがす↓」。
B.『縦型ドラム洗濯機だと、全く余計な機能を持たない、最安機種から「必要な装備をつけていって、高いモデルをさがす↑」。
『BW-D11XWV』は、機能的には上記ABの中間よりもかなり上。なのに設定価格は中間点より低い。

「乾燥まで出来る洗濯機が欲しい。」とお考えの方は、『縦型』も候補に加えられてみてはいかがでしょうか。


(「動作中の音」も、構造上縦型の方が静かになると思います)


20年で白物家電4台目って、呪われているような気もしますが、経緯を思いなおすと結局2台しか買っていない。そして頑張って買った『ES-E62』ですが、修理費6万円で20年使えた計算になる。あまりお金もかかっていないので、良いことにします。





2021/09/02追記。
 2代目の時、部品が出るのに追い金で機種交換していただいた件ですが、3代目をドンガラになるまで分解した経験して理解出来ました。
原因は偏芯してまわるドラムの為のシャフト曲がりですが、現地でサービスマンが対応できるのはモータユニットの交換程度です。
(それも70㎏の筐体をほぼドンガラまで分解して二転三転させて交換する必要があります。)
音も出ていたのでベアリングもおそらく焼き付いていたのでしょう。
 だってモータユニットとドラムと軸廻りをすべて交換したら、残っている部品って配線とケースとトビラぐらいです。

「モータユニットを交換しても、恐らく近日中に再発する。そうするとずっと無償対応することになる。ベアリング部分含む大型部品代金、サービスマン2名の半日(ほぼ全日)の工賃と出張費の持ち出し*2回程度。=+3万程度で交換する機械の値段(販売価ではなく工場原価)を超える。」という判断だったのかと思います。

 見方を変えれば、「新機種ならこの症状は出ない(改善されている)」ということをサービスマンの方はご存じだったのかもしれません。
 このあたりの判断ができるのは、「製造メーカ直結のサービス部隊」を持っている大手メーカの商品を購入するメリットと考えることもできます。
 サービスマンの方も自分たちの人件費と部品原価に加え、新製品の原価と裏情報までを把握しているので、修理の予測をしたときに「どちらの提案がメーカ全体にとってメリットがあるのか。」が計算できます。

「販売から1年はメーカ保証」はどこでも同じですが、修理部門がメーカ直結ではなく、メーカから修理の委託だけをうけている別の会社なら、顧客満足度も何も考えずに修理を繰り返して(というかそれしか出来ない)、工賃と部品代を委託先のメーカに請求し続ける方が儲かるわけです。


2021/09/07編集。
見出しなどを、一部読みやすいように変更しました。
2021/09/12編集。
文面を一部読みやすいように”引用表記”に変更しました。

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