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ビールサーバを作るはなし。(前)

もりです。

暑いですね。
イライラしがちですが、現実を前向きにとらえましょう。
暑ければ暑いほど、おいしくなる飲み物だってあります。

『生ビール』ですね。

どんなに暑くても、コレがあればプラマイゼロです。

普通はお店とかに行って呑みますが、その場合だとお店にいる時しか正常な精神状態にならないので、自宅でもどこでもプラマイゼロにしようとすると、『ビールサーバー』を購入かレンタルする必要があります。


こんなやつですね。

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写真は『ホシザキ 生ビールディスペンサー DBF-T20SA』『水冷式』です。

小料理屋さんとかに置かれているモデルですね。
1日の販売量目安は25L。とあります。
https://www.hoshizaki.co.jp/p/draftbeer/manual/dbf-t20sa.html

もしくは縁日とかでよく見るこのタイプ。

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写真は『ニットク ビールサーバー A03243』『氷冷式』です。

 知らない方には、『写真同じじゃないの?』となりますが、両者には違いがあって、上のモデルは中が水槽になっていて貯めた水を電気で冷やしておき、その中の管にビールを通すことによって冷やす『水冷式』
下のモデルは電源不要で中に氷を入れ、氷に接したラジエータの中の管にビールを通すことによって瞬間的に冷やす『氷冷式』と呼ばれるものです。
(他にビール樽ごと冷蔵庫に入れて冷やす『冷蔵式』もあります)

『氷冷式』はキャンプやBBQなどでレンタルされ、使ったことがある方も多いかもしれません。

そして中を見て思ったはずです。「意外に簡単な作りだな。」(作れるんじゃないの?)


作れるのか試してみました。


キャプチャ

フタを開けてみたところ。
 ものすごく簡素な作りです。ビール樽から来たビールはホースで『コールドプレート』と呼ばれる熱交換器に入り、白の実線を通るうちに氷によって冷やされ、蛇口から出てくる。

『コールドプレート』には氷が当たり続けていないと冷却効率が落ちるため、溶けた水を排出するドレン口が付き、氷を保冷するための断熱材に包まれているだけです。


そしてこの『コールドプレート』さえ何とか出来れば何とかできそう。


『コールドプレート』は株式会社ニットクの商標のようです。
意匠類似0807231-001
http://www.nittoku-inc.jp/products/coldplate/coldplate.html


キャプチャ

意匠に引っ掛かるまでもなく、同じものは作れませんが、中の管長は調べておく必要があります。

商品説明に図面がありました。

キャプチャ

図面右上に備考欄があり、管長の記載があります。

キャプチャ

6m!

およそ20cm四方の中に6mの配管(ステンレス)。


ホームセンターに行って、5Φのステン管を購入。1,820mmで778円。

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硬い。とても腕力では曲げられない(1点集中だと曲がらずに折れて流量が確保できない)ので、エアコン配管用のパイプベンダをパイプで延長して曲げてみました。

パイプベンダ自体の器具幅があり、密集状態に曲げることができません。


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なんじゃこりゃ。(ゴミ?)

でも何かをつかめたような気がするので、更に2本買いに行きます。


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なにかをつかめたような気がした2本目。

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いろいろ試してみた3本目。

2,3本目がタイラップで縛ってあるのは、バネのように「びよーん」となるからです。

この3つを有機的に組み合わせます。


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ゴミ?

楽器みたいでカッコイイ。と思うことにします。

1,820㎜のパイプを3本つないだので、長さ的には6m弱のはず。
(4Φが無かったからだけど)5Φパイプで作ったので管の容量的にもOKのはず。


さて、パイプを平たく並べた方が氷が均一に当たるのに小さく無茶苦茶曲げている理由は、入れたいケースがあったためです。

これです。4,280円でした。
(というかコレがあったから作った)

ジャグなので一番下にドレンがもとから付いている。クーラーボックスと同じなので、氷の保冷機能もある。持ち手もついていて他の飲み物を冷やす入れ物にもなる。

外観がおしゃれなので(中はくしゃくしゃでも見えない)美味しそう。

円筒形で、底辺のサイズが小さいためにかなりくしゃくしゃにする必要がありました。

収めてみた感じはこう。

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いい。

あとは他の部材の準備、穴あけと配管です。


おわび

すみません。まだ残部材を買っていません。
いつもは『作ったはなし』なのですが、このはなしは現在進行形です。

このサーバは、完成させて先日の(テントが折れた)キャンプに持参する予定だったのですが部材の調達が間に合わず、秋の気温の低下とともに作成のテンションも下がり…。
(でも掲載することで自らを鼓舞?)

(ディスペンサタップ、ガス配管などを購入したら)後半に続きます。


お湯を入れて、日本酒の熱燗サーバにもなるか。




☆『冷蔵式』と『水冷式』のちがい。

『冷蔵式』はビアホールなど一日に何回もビール樽を交換するような用途。サーバーの蛇口の下に冷蔵庫がついている。
(予備の樽も冷蔵しておくことが出来ます。どんなに使ってもビール温度が常に一定)

『水冷式』は『冷蔵式』ほどの設備が導入できない店舗にあります。
冷やされた水槽の中の管をビールが通り、冷やされます。

開店したての居酒屋さんなどに行って「生ビールぬるくない?」というのは、この水槽がまだ冷えきってない状態です。
(定休日の翌日とかによく遭遇する)




ムスメに甘いものを買います!