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「届けたいコト」じゃなくて「届けるべきコト」を考える

やっとこのnoteを綴ることも習慣になって来た。
インプットしたことを自分の言葉で言語化していくことって、思考がスリムになっていく感じがしてイイね。

さて、今日のテーマはやってしまいがちなオナニービジネスについて。
はりきっていってみよう。

やってしまいがちな"価値"の押し売り

まず、あなたが何かサービスや商品を思いついた時。
そのアイディアは過去に誰かが思いついているアイディアだからほぼ無価値だと思ってもらって大丈夫なんだけど、そのアイディアがあなた本位のアイディアなのか、ユーザー本位のアイディアなのかでハッキリと価値の有る無しが分かれてくる。。。どうゆうこと?笑

自分本位「○○を売りたい!」
ユーザー本位「こうゆうニーズがあるから○○を売る。」

あなたがどんなに美味しい料理のレシピを思いついたとしたって、お腹パンパンに膨れた人しかいない土地で売ろうとしたって絶対売れないでしょ?(これについてはこちらのnoteもぜひ。)

あなたがやりたいかどうかはどうでもいい

さて、さきほどあなたのアイディアは無価値だと言ったが、そうは言っても自分は"ローンチファースト派"(まずは走らせてみる派)だし、革新は常にベンチャー(物事にフレックスに対応できる)から起きていると信じている。が、だからこそ「だろう運転」は避けるべきだ。

オナニーアイディアに価値は無いが、あなたの企業価値と消費者側の行動がマッチしたところに初めて"価値"が生まれる。

ターゲッティングは不要

重要なのはセグメントで、ターゲッティングでは無い。
よくある企画書系で「20代OLで~が趣味で、、、」みたいなああゆうヤツ。あれは全く持って無意味。(会社の企画を通す上で仕方なく作る場合とかはもちろんあるよね笑)

まずは思い込みを捨てよう。
実際にそこにニーズがあるかどうかの事実だけが重要で、ニーズがあるところにはかならず"不"がある。

不ってのは「不満」ね。
誰かが何かを解消したい事柄があるところに、ニーズも寄り添って存在している。

不を知ろう

自分のケースでもいい。まずは不を羅列してみる。
「満員電車が嫌」「お湯を沸かす時間が無駄」「マスクが暑い」
などなど、プライベートでもワークでもいいからとにかく不満を挙げてみる。

挙げた不満を周りにも聞いてみる。共感が多かったモノってそれだけ世の中に不満を抱いている人が多いコトだから、それだけでかなりデータとして利用できそうだよね。と、共感してくれた人の特徴をセグメントしてみる。

さて、そんな不満をどう解消する商品を考えられるだろうか?

ジョブ理論という考え方がある。
人は何かを欲している(達成したい)時にサービスやプロダクトを雇用する。(買う)

例えば、
「仕事ギリギリまで寝ていたい、歩いて駅までいくのも面倒。」
→大きな音の目覚まし時計と自転車を雇用する

さて、次は不を細分化していく。

満員電車が嫌な人は本当に満員電車が嫌なのか?

どう思う?禅問答みたいだけど笑。

満員電車:30分で目的地に着く
空いたバス:1時間半で目的地に着く

これだと絶対満員電車に乗ると思うんだ。
あれ?嫌なんじゃないの?

「満員電車が嫌」という不に対して「ふ~ん、満員電車が嫌なのね。じゃあ空いたバスを用意するよ」という捉え方が安直すぎて、それでは良いサービスやプロダクトは生まれない。ここで一旦、不の細分化をしてみる。

結局嫌な理由
・時間が非生産的で嫌
・乗れなかったりする
・通勤で寝れない

あれ、電車を生理的に受け付けていない人はいないね。

つまり、「満員電車が嫌」という不には
→「時間に生産性が欲しい。絶対に座りたい。寝たい。」
というニーズが存在することが分かるね。

ここまできてからやっとサービスについて戦略を立てるのがベストだと思う。ここが見えていないで思考を巡らせると、結局自分本位のオナニーアイディア、「お客様は○○だろう!」のアイディアしか生まれない。

お客様の雇いたいサービス

結局ここまで考えてみて、お客様の求めていることが
「快適さ」「生産性」この辺りだってことは分かった。じゃあ、こんなサービスはどうだろう?

バス:移動時間1時間半
月額¥3,000(ごめんここは適当笑)
・全席広々リクライニング、デスクコンセント完備。
→PC開ける。
・オプションで朝食付き
→移動中に朝食を取れる。

即加入します!って感じだよね笑。
さっきと移動時間は全く一緒なのに。

手段にお金は生まれない

要するに、お客様は手段にお金を払うんじゃなくて、価値にお金を払うんだよね。だから、手段そのもののアイディアにコストをつぎ込んでプロジェクトを走らせるよりも、まずはお客様たちに潜在的に潜伏している価値を掘り起こす作業。これが最重要事項になってくる。

いまあなたがやろうとしている事業、あなたが任されているプロジェクトはどんな不満がある、どんな価値があるサービスだろうか?


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