naka_ayako
2020年8月から俳句はじめました🌱 俳号は加那屋こあ
モノクロ写真集
読んだ本の記録です。
各地の沼・池・湖を訪ねた記録です。
最近は落語会の記録として
春の星てのひらに降る初恋は 先生はすこし猫舌シクラメン 加那屋こあ 2024.1.22
#202404自選十句 #俳句 #現代語俳句 #季語
出口みなビルにつながり百日紅 演じきる我の人生花茨 加那屋こあ 2024.4.30
快速を待つ間の冷やしたぬき蕎麦 運河また運河に注ぎ新樹光 加那屋こあ 2024.4.29
若夏の浮桟橋やよく揺れて 夏めくや運河にタイヤ浮かばせて 加那屋こあ 2024.4.28
照りかえす金糸銀糸や薪能 色悪に脛の白さや夏芝居 加那屋こあ 2024.4.27
素足まだ深さをしらずオフィーリア 初夏のシェイクスピアは新訳で 加那屋こあ 2024.4.26
文字は透明はつなつの処女句集 夏めくや風を海図に書き入れて 加那屋こあ 2024.4.25
一ミリも踏み外せずに夏の虹 子規庵に青のさざめき夏兆す 加那屋こあ 2024.4.24
初夏や母に内緒で犬を飼う 夏蝶の影濃くなりぬ銀時計 加那屋こあ 2024.4.23
鯉幟すいすい海老フライもまた 初夏や機影たちまち薄雲へ 加那屋こあ 2024.4.22
石鹸玉すばやく角を曲がりけり ふらここや双子の兄に不眠症 加那屋こあ 2024.4.21
夏めくや白い土星の柄のシャツ ゆるっと男子はつなつの山手線 加那屋こあ 2024.4.20
燃えている雲梯は夏てのひらは 燕来て空の青さの測り方 加那屋こあ 2024.4.19
夏めくやサックスの音まっすぐに 前髪に銀のピン留め夏来る 加那屋こあ 2024.4.18
手妻師の吐息より蝶生まれけり 活版に深きブラック桐の花 加那屋こあ 2024.4.17