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[AI中山]をオンライン会議に参加させた話

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自分の分身=[AI中山]を作ってZoom会議に参加させてみてどうなった?という話から「AIとの共存社会における働き方とは」という僕なりの考え方に収斂させていきます。
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【連載中】[AI太郎・中山高史のAIサバイブ論]@日経クロストレンド

 中山高史です。2023年12月12日より、日経クロストレンド にて、僕の連載がはじまります。  以下のように展開していく予定です(アップされるごとに、下記にリンクを入れていきます)。 第1回 2023.12.12公開 経営者よ、AI時代に判断を誤るな 今すぐ「概念変革」すべき理由 第2回 2023.12.13公開 役員だった僕の分身「AI太郎」を会議へ出してみた 成功と失敗の記録 第3回 2023.12.13公開 AIと人間の会話に「3秒の壁」 6代目のAI太郎が捨

[AI中山]をオンライン会議に参加させた話⑤[最終話]AIを使うか,使わないか

 オンライン会議に、自作のAI画像を参加させた「実験」から学んだことを通して「生成系AIを使ってみた」について語る話の5回目(最終話)です。 「自分の身代わりAI」が誰でも作れる時代に  前回、「AIか人間かがほとんどわからないAI」がいずれできるだろうと書きました。「AI中山4号」ではまだ無理でも、この進化のスピード感から考えるに、2年後には確実に、僕の身代わりになれる「AI中山 5号」は完成するでしょう。  そして、今の僕のように1からプログラミングしなくても、写真

[AI中山]をオンライン会議に参加させた話④失敗から学んだ,現時点での生成系AIの限界

 自作の、自分の分身AIをオンライン会議に参加させた「実験」からの学びと、今後到来するであろう「AIとの共存社会とは」に関して語る話の4回目です。 実験での「生成系AIの限界」を整理  僕が「AI中山 3号」を通して学んだ、その時点での生成系AIの限界は、前回まとめた下記の3つでした。これを、少し広げて整理してみます。 ■失敗その1: 会話のタイムラグ  チャットボットで顧客対応しているサービスが増えています。「何でも聞いて下さい」と画面下にポップアップで表示され、窓

[AI中山]をオンライン会議に参加させた話③対話型[AI中山 3号]の大失敗

 自分の分身=「AI中山」を作って会議に参加させる実験をふまえ、これからの「AIとの共存社会における働き方とは」に関して語る話の3回目です。 リリース直後のChat-GPT4を活用  「AI中山 3号」は会話をしなければなりません。ここで再び登場するのが、Chat-GPT。ちょうどChat-GPT4がリリースされ、対話してみると、3.5よりも会話能力が格段に向上しています。  これは実戦で使えるな、と思いました。Chat-GPTで会話をさせる機能を「AI中山 2号」に組

[AI中山]をオンライン会議に参加させた話②[AI中山]ついにデビュー

 自分の分身である[AI中山]を作って会議に参加させてみてどうなったか? から、これからの「AIとの共存社会における働き方とは」に関して語る話の2回目です。 [AI中山 1号]=僕ふうの見た目&声で原稿読み上げ  「AI中山」でまず実現したかったのは、僕の代わりに会議に出たり、何か話したりすることでした。  例えばオンライン会議に参加させて聞くだけ、から始まり、次に、あらかじめ用意した原稿を僕のように聞こえる声である程度の時間話す、さらには、オンライン相手と僕の代わりに

[AI中山]をオンライン会議に参加させた話①自分の分身=[AI中山]誕生

 前回までは、僕が趣味の洗車を通じてSNSで1000人の仲間と出会い、約200人のコアメンバーとともに、[理想の洗車ワックス]を製品化した話を書きました。  「買い手だけで、『共創』により、買い手が本当に欲しいモノを作ることができるか?」というのは、長らく僕のビジネス上の疑問でした。  プライベートでの洗車ワックス作りを通じて、結果的ではありますが、僕はその実証をしたのです。 今回は自分の分身AIを作った話  さて。今回は自分の分身AIを作り、さらには会議に参加させて