『メーデー!航空機事故の真実と真相』が面白いはなし
こんにちは。
中原です。
今日はFacebookに投稿した内容を、記録に残しておきたいのでそのままnoteにも書き留めておきます。
鬼木 哲郎さんに教えてもらったナショナル ジオグラフィック チャンネルの『メーデー!航空機事故の真実と真相』と言う番組が面白い。
https://natgeotv.jp/tv/lineup/prgmtop/index/prgm_cd/2713
シリーズのうちまだ2話しか見てないけど、実際の機長や乗務員、乗客が生々しく体験を語ってくれる。
事故当時の機内の混乱状況がリアルに再現されていて、少し怖さも感じるぐらい。
例えば海上に不時着する時、衝撃に備えてあらかじめ救命胴衣を膨らませたくなるけど、着水後に機内から外に出れずに溺死してしまうからダメらしい。
事故の原因究明もすごく丁寧に説明されていて、関係者のプロの仕事を垣間見ることができる。
海に沈んだ機体にしか原因究明の手がかりが無い状態でも、関係者の証言や記録、フライトシミュレーターでの再現で、ヒューマンエラーと部品の不備をかなり細部まで特定する。
海に散らばって沈んだ機体を回収することと平行して、状況証拠が揃った状態になる。
で、機体を確認して答え合わせをする。
例えば、燃料の残りを示す部品が、二つの機種で全く同じ型だった。
同じ型なのでどちらの機種にも取り付けられるけど機種を間違えると残量が誤って表示されてしまうと言う不具合があった。
燃料の残りがゼロになっても、まだ十分に余裕がある様に表示されてしまう。
事故を起こした機種にはこの部品が間違えて装着されていた。
さらに機長が、本来は燃料が十分に補給されている事を記録表で確認するところを、記録表を見つけられなかった。
燃料補給をする部署?の人に聞いたところ、紙は後で提出すると言われて、実物の確認を怠ってしまった。
規則違反だけど、機長もまさか燃料補給がされていないとは思わなかったんだろう。
トランジットで立ち寄った空港で燃料補給をするも、燃料計が示す残燃料が間違えているので少ししか補給しなかった。
その結果、空で燃料がなくなり、エンジンが止まり、海に不時着することになった。
航空機事故って一発アウトだけど、だからこそ事故から学び再発防止にかける熱意と行動がすごい。
ヒューマンエラー、仕組みのエラー、部品のエラー、全て起こり得る前提でデータを集められる様にし、後から徹底的に原因究明し、再発を防止する。
この姿勢は自分も見習うところがおおい。
当時の映像も流れて生々しいけど、すごく見入っちゃう番組でした。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?