見出し画像

キャリコン試験は、デパートの案内係をする古畑任三郎のように

先日キャリアコンサルティング技能士2級の実技試験を受けてきた。

いやぁ。難しい。今ふりかえると相談者の問題を解決しようばかりとしてしまい、十分な関係を構築することができなかった。なので、正直なところ今回の合格は厳しいと感じている。

キャリアコンサルタントはデパートの案内係

キャリアコンサルタントの試験は、コンサルティング技術よりも、カウンセリングの技能が必要。

キャリアカウンセリングにおいては、話を聴くということが大切。なによりもまず話したくなることが大事「ふんふん」「そうそう」と受け止めて「それはこういうことですか?」と整理し「じゃあ、こういうことをしてみるのはどうですか?」行き先の方角を示してあげること。

例えるなら、デパートの案内の人。デパートの入り口近くにいて、皆さん基本的に感じがよい。近づきがたい人はまずいない。困ってくるお客さんのリクエストを聞いて、適切な売り場へ案内することができる。そこから売り場に行くのも、売り場に行って購入するのもお客さんの判断になる。その行動はお客さん自身の行動となる。その行動に導くことがキャリアコンサルティングとなる。

もちろん、案内係には、お客さんのニーズを聞き出す能力と、どの売り場に何があるかという多くの知識が必要となる。

そして、古畑任三郎のように

今回の試験は反省するところばかり。話すことより聴くことの難しさ。相手の話を聞きながら、相手のペースや沈黙が怖いからついつい自分で話をしてしまう。こちらからのパターン内で処理しようとしてしまう。本当の答えは人が話す中にあるはずなのに。一番のキャリアカウンセリングは本人も気づいていない「なぜ」を発見して本人に気づかせてあげること。キャリアカウンセリングは自分の決意の自白がすべての決め手となり、決して他者から決められるものではない。そんな仕事ぶりをテレビで観たことがある。どんな相手だろうが会話のやりとりで自白に導くプロ。

古畑任三郎。

試験の帰りに食べたブラックモンブランは自己採点と同じ感触だった。

まだまだ100点は遠い。

画像1

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?