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300円雑記【水のような言葉】

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2020年1月の記事一覧

セルフツッコミは海に投げ捨てたよ【エッセイ】

セルフツッコミは海に投げ捨てたよ【エッセイ】

読者の方はお気付きかもしれないが、私はセルフツッコミを全くしない。
それはnoteでもTwitterでも私生活でも職場でもだ。
たとえその文章や発言が読者や聞き手から誤解を招きそうな流れであったとしても極力自分が吐く言葉は言い切る形をとっている。

セルフツッコミとは軽微な言葉の修正、切り返しを自身で手短に挟むことである。これはとても便利な話術の形態であり、読者や聞き手の誤解を未然に防ぐと同時に、

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読まれるエッセイは描写から始まる

読まれるエッセイは描写から始まる

一回でもいい。読まれるエッセイに到達した人間なら誰でも気付くことなんだけど、思うがままにただ文章を書いてもいわゆる人から読まれる作品にはならない。

残酷だが事実である。エッセイとは書き方の形式が自由なだけなのだ。訓練を経てない人間が好き勝手書いても決して読まれる作品になることはない。自由に書くには書くためのルールがある。これはほとんど不文律のようなものなんだけど確かにそこにある。
そんなエッセイ

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