見出し画像

備忘録#1 [Ralphie Choo/SUPERNOVA]

個人的に2023年いちばん刺さったアルバム、Ralphie ChooのSUPERNOVA。
読み方なんだ?ラルフィー・チューかな。

スペインはマドリードを拠点に活動するアーティストのデビューアルバムらしい。
このアーティスト自体全然知らなかったんだけど、Twitterかなんかで流れてきて、聴いてみたらどハマりしてしまった。

フラメンコ、レゲトン、R&B、HIP HOP、エレクトロニックなど様々なジャンルを横断するというか、混ぜ合わせるというか、切り貼りするというか…
そんな感じで心地よい奇妙さがある作品だった。

え、それ混ぜ合わせて大丈夫?と思うけど、全体的には上品な統一感がある。これってかなり高度な作業だよね。

楽曲だけじゃなく、Mura Masaとのコラボ曲「MÁQUINA CULONA」のMusic Videoとか、かなりシュールな仕上がりで作品の世界観がより一層強く感じられる。プロデュース能力の高さが窺える。


個人的には今回のアルバムの中でこの2曲がかなり気に入ってる。

①GATA
自身も所属するRUSIAIDKというアーティスト集団のメンバーであるrusowskyとの作品。
宇宙人の声みたいな印象的なイントロから、徐々にスピードアップしてレゲトンムードに。


②BESO BRUMA
フラメンコのような手拍子で終始リズムがとられていて、独特のグルーヴがある作品。
この曲もそうだけど、Ralphie Chooの作品は緩急が特徴的なんだね。


Frank OceanのBlondeに影響を受けているらしい。確かに。
Pithforkでは模倣的な感じがすると評されているけど、この志向の音楽をやるとBlondeがよぎってしまうくらいあの作品の影響力が大きすぎるんじゃないかな...と思う。

今回のアルバムじゃないけど、この曲のピアノリフ元ネタはCalvin HarrisのSlide(feat.Frank Ocean)


自分のルーツをうまく織り込みながら、オリジナリティを確立していってくれるんじゃないかなと期待できる。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?