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酒と人

「あの人酔うと別人みたいになるんだよね」
これに心当たりがある人多いんじゃないでしょうか?
凶暴になる人、暗くなる人、明るくなる人、よく泣く人、うるさくなる人、色んなタイプがいますね。
ちなみに僕は人に迷惑かけるタイプの酔い方をする人は苦手です。

酒と本能

お酒を飲むと酔います。
シラフと酔った状態だと明確な差が出ます。
その中で今回は精神的な差に注目していきます。

お酒を飲むことで人は理性のブレーキが緩んでいきます。
この理性こそが人間を人間たらしめる要素であり、大事な部分であると思っています。

理性があるから本能に抗える。
理性があるから考えられる。
理性があるから団結できる。

つまり理性が人を作り、理性が社会を作るのです。
理性が失われるとどうなるか考えてみましょう。
人は理屈なんて抜きの本能に従いそれぞれが行動することになるでしょう。
そこには社会もなければ秩序もなく、個の暴力がものを言う原始の時代そのものです。

理性とストレス

だからこそ人は理性を持って自分を律してこの社会を生きていくわけですね。
そんな社会の中で本能(感じたこと)とは違う方向に理性で抑える時、人は少なからずストレスを感じます。

そしてこのストレスの解放者こそがお酒になるわけです。薬物ダメ絶対
お酒を飲むことにより日々溜まるであろうストレスを解消させるのです。
お酒を飲み笑う。お酒を飲み怒る。お酒を飲み泣く。お酒を飲み楽しむ。
本能由来の原始的な感情を理性に邪魔されることなく発露する。
これがストレス発散なんですね。

この時に普段理性で律しているだけ酔った時のギャップが生まれます。
これが人が変わってしまう正体ですね。

理性の邪魔がないその人の根っこの部分が出てくるわけです。
僕はこの人の根っこの部分が好きです。
偽りようのないその人だけの人間性が出ているからです。

僕は基本的にキャラなんて作るな腹の底を見せろと常々思ってる性分なので、酔っ払ってる人と話すのは好きです。
何を思ってるのか、何をしたいのか、そういうことがはっきりしているためです。
逆に理性のある人は奥ゆかしくもそう言う部分を隠してしまうのでめんどくさいなぁと思ったりします。
そう言う時はもうなあなあで話すことが多いですね。

実はこんなこと言ってる僕も奥ゆかしさの塊みたいなところがありまして
(これは別に僕が言わんでもいいなぁ…)とか
(これ別に今言わなくてもいいよなぁ…)など
何かと言葉を飲み込んでしまうことがよくあります。
noteではこうして思ったことを言語化して吐き出す場なのでつらつらと書き記していますが、こんなこと実際に自分の口からは出さないと思います。
普段から思うことは色々ある僕なので、酔うと普段よりよく喋ります。
あまり喋らない人からやや喋る人くらいにパワーアップするわけです。
ベロンベロンに酔うことはあまりないのですが、この程度のパワーアップでもすごくストレス発散になります。

そう考えるとベロンベロンマックスモードまでいくとどうなってしまうのでしょうか?

僕は考えるだけでも恐ろしいです…

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