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大人になっていく私へ

大人になってしまった私は私でいられるのだろうか。もう別人かもしれない。恐怖をぬぐえない。大丈夫と言えない。何も分からない、けど、きっと、別人になった私さえ愛せよ。」


「大人」を目指して いっせーの で駆け出した2年間と3か月は、振り返ればあっと言う間だったように感じる。そんなことを言うと まるで自分が大人になってしまったかのような言い草だが、別にそうではない。とはいえ、まだ大学生でありながら、就職活動で内定をもらい、もうひと頑張りして 自分が社会人として生きていくための道を選んでいく最中であるという 今の状況を鑑みれば、まぁ「大人になりかけの私」ぐらいは言えるんじゃないかな。

1年前の自分が望んだ、「愛されながら愛していく」関係性は、新しいパートナーとの出会いと信頼、お付き合いという形で結実した。
私の大好きな、太陽みたいな人だ。

いま、私はあまりに幸せで、そこまで緻密な文章は書けない。それでいいと思っている。自分にとって、文章の重要度が下がって 対話の重要度が上がることほど幸せなことはない。

この幸せがなるべく長く続いてほしい、あわよくば生きている時間のほとんどをこれぐらい幸せに過ごせるよう努めたいと真剣に願ううえで、私は毎年この時期が幸せの頭打ちになりがちなこと、なぜなら、大学の長期休みに入って余裕ができ、寒さを抜けて気分まであたたかくなり、何より、自分の周りの関係性、あるいは自分自身の変化に、1年かけて対応し、馴染み、いわば大団円のようなフェーズを迎える季節だからだ、ということを知っている。私はこれから新学期を迎え、慣れない環境に戸惑いながら 多忙を極める中で きっとたくさんの壁にぶつかり、悩み苦しむ。4回生の来年度はまだしも、社会人になる再来年度は、必ずそうだ。

だから、またいつか遠くない未来に悩み苦しむ自分、そうやってこれからも大人になっていく私へ、あるいは、今までたくさん、本当にたくさん 悩み苦しんできた過去の自分へ、言葉を届ける。


どんな困難にぶつかっても、どんな変化を強いられたとしても、私は自らの言葉と、他者からの愛をよりどころにし、武器にしながら、必ずいつか乗り越えることができる。
私は私のまま大人になっていけるよ。もう大丈夫。


2024.3.13

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